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いい音で投稿しよう!自宅録音のクオリティを上げるコツ-録音環境編-

ひあひあ〜!
「声で”好き”を発信したい人」のための音声投稿サイト、HEAR(ヒアー)公式です。

音質、気になってませんか?

HEAR公式noteではこれまで、HEARはじめてガイドネタ探しのコツBGMの探し方などなど、初心者さん向けのお役立ち記事を書いてきました。

ですが、コンテンツ制作や投稿にある程度慣れてくると、
今度は録音した声の音質が気になる……なんてことはありませんか?

今回はそんな人に向けて、今までよりもちょっぴり踏み込んだ、
より実践的な録音のワザをご紹介します!


☆この記事はPCで録音編集したい人に向けた実践編です。
スマホからの投稿は、ぜひ【iPhone編】もしくは【Android編】も参考にしてみてくださいね。


☆PC用録音ソフトの使い方や音声編集について詳しく知りたいなら、【録音ソフト編】と【音声編集編】もおすすめです。


良い音とは

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録音するにあたり、どこを理想として目指していけばいいのでしょうか。

キーワードは【デッド】と【ドライ】、そして【ノイズ】です!


①デッドな音

【デッド】は文字通り読めば「死」ですが、
音に関しては「反響音や残響を含まない」という意味。
音が死んでいるように感じられることからこう呼ばれるんだとか。

「死んだ音」という言葉にマイナスなイメージを持つ人も多いかもしれません。
でもこれ、とっても大切な要素なんです!
反響音や残響が含まれない音というのは、つまり物質から発生したままの本来の音ということ。余計なものを含まないまっさらな音です。

響きを含んだ録り音は、聞き取りづらかったり、編集時に加えるBGMやSEなどと馴染まなかったり、はたまた他の人のトークから浮いてしまったり……。

そういった事態を避けるためには、録音の段階ではデッドな音を録っておき、後から編集を加えるのが吉。もし響きがほしければ後から付け足せます。
とにかくまっさらな音を確保するということを意識してみてください!

お料理でも、タレに漬け込んである生肉や生魚より、なんの味付けもされていない素材の方がそこからいろいろなものに化けられますよね。
それは音声編集においても同じなんです。


②ドライな環境

突然ですが、手のひらサイズのもちもちしたボールをイメージしてみてください。
フローリングやコンクリートに投げれば勢いよく跳ね返り、ふかふかの布などに投げれば勢いが吸収されて止まりますよね。

これは音も同じこと。かたいところに当たれば反響し、やわらかいところに当たれば吸収されます。跳ね返らず吸収されると反響が減り、デッドな音になります。
この、反響が少なく響きにくい環境のことを【ドライ】といいます。

編集に適したデッドな音を自宅で録るためには、
室内での反響音「部屋鳴り」を無駄に発生させない、ドライな環境を整えることが不可欠なんです!

ドライの反対はもちろんウェット。お風呂場はウェットな環境の代表例です。
お風呂で歌うとよく響いてうまく聞こえるなんて言いますが、生配信でもない限りはあまり実践しない方が良いとHEARさんは思います。


③ノイズのない音

そしてもうひとつ、録音する際に意識しなければならないこと。
それは余計なノイズを極力減らすこと!

もちろん音声編集時にノイズを除去することはできます。
が、それにも限度はありますし、何より手間と時間がかかってしまうんです……。

録音時に極力ノイズを乗せないようにすることは、声で発信したいあなたが少しでも早く投稿へ辿りつくための近道。
デッドでノイズの少ない音を録っておけば、その後の編集は随分とラクになってきます。
ノイズ対策にかける労力と時間は決して無駄にはなりません。急がば回れ、です!


部屋の環境を整えよう

では、ノイズの少ないデッドな音を録るために、
どのように録音環境をつくっていったら良いでしょうか。

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①部屋を選ぶ

前述したとおり、録音の際にはドライな環境を選ぶことが重要です。
音は空間が広ければ広いほど反響し、部屋鳴りを生みます。そのためなるべくコンパクトなお部屋を選ぶのがおすすめ!
フローリングの洋室よりは和室の方が良いですし、布張りソファやカーペット、カーテンなどのやわらかい素材が多いお部屋も適しています。

道路に面したお部屋はできるだけ避けましょう。
車の音って、実は耳で聴こえる以上に録り音に乗ってきてしまうんです……。
しかも走行音のような低音はノイズ除去しづらく、編集でも除ききれないことが多々あります。交通量の多い道路沿いにお住まいの方は注意してみてください。


②ひとりになる

録音するお部屋には、できれば自分ひとりだけの方が望ましいです。

とはいえご家族やルームメイトとお住まいの人も多いですよね。
そんな人も、もしひとりになれるお部屋があれば、ぜひそこを選んでみてください。もしくは同居人の外出中を狙うなんてのも!

同じ室内とはいえ距離があるから大丈夫、と思うかもしれませんが、マイクはけっこう遠くの音まで拾ってしまいます。衣擦れや足音、物を置く音などなど。
明確になんの音かまでは感知できなくても、トークの背後がなんとなくざわざわするような気がする……といったような事態にもなってしまいがち。
マイクの前で落ちついておしゃべりするためにも、自分のほかには誰もいない空間を確保してみましょう。


③家電に注意

エアコンや扇風機はできるだけ切ってください。
家電の音は低音から高音までをまんべんなく含んでいるため、これもノイズ除去の処理がしづらいんです。

スマホの通知もオフに!
前述の車の音と同じく、スマホのバイブ音も低い周波数を多めに含んでいます。
せっかくいい調子だったのに通知ひとつで撮り直し、みたいなことになったら悲しいですよね……。忘れずオフっておきましょう。

そして意外と盲点なのが換気扇。
ひとりになれる場所だからと、録音場所にトイレなどを選ぶのはあまりおすすめできません。ゴーッという音が始終入ってきてしまいます。

防げるものは防いで、ノイズのないきれいな音を目指しましょう!


録音機材について

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録音環境に次いで、適した録音機材の有無も音質を大きく左右します。

それぞれの具体的な使い方に関してはご自身で調べていただきたいのですが、
こちらではHEARさんおすすめの、比較的安価でコスパの良い製品も併せてご紹介していきますね!
※リンクから購入してもHEARさんの利益にはなりません


①マイクロフォン

マイクには大きく分けて2種類あります。
ダイナミックマイクは衝撃や湿気に強く、ライブステージでもよく使われるもの。
コンデンサーマイクは繊細ですが感度が高く、小さな音もきれいに拾ってくれます。

自宅録音でラジオのようなトークを録るだけならばどちらでも使いやすいですが、
囁くような小さな声、ボイスドラマ作品用の音源、シチュエーションボイスや歌唱の録音などにはコンデンサーマイクの方が向いています。
ご自身の用途に合わせて適した方を選んでくださいね!

またマイクがどの方向からの音を拾うかを示す「指向性」というものがあります。
自宅で自分ひとりの声を録音するならば、余計な音を拾いにくい「単一指向性」または「カーディオイド」と表記のある製品を選ぶのがおすすめです。


②オーディオインターフェイス

マイクをPCに接続する際、基本的にオーディオインターフェイスという機材が必要になってきます。
マイクから入力したアナログ音声信号をデジタル信号に変換し、ノイズを防いで高音質でPCへと出力してくれる接続機器です。

この機能はもちろんPCにも組み込まれているのですが、そもそもPC本体の音まわりには必要最低限の機能しか搭載されておらず、録音や音声編集をおこなうにあたってはスペック不足。
マイクとPCを直接つないでの録音は、実はそれだけでノイズの原因になってしまいがちなんです……。

そしてそれは音の再生時にも言えること。
PCに直接ヘッドフォンやイヤホンを挿して聴くよりも、間にオーディオインターフェイスを噛ませて聴く音の方が何倍もクリアなんです!
より精密に音声編集をおこなうことができますし、音楽観賞のクオリティまでぐんと上がります。今まで聞こえていなかった音が聞こえてくるなんて体験も。

オーディオインターフェイスを使って、「録る」と「聴く」両方の質をいっぺんに向上させちゃいましょう!


③マイクスタンド・アーム

マイクを手持ちせず固定させるために、卓上スタンドやブームアームを使います。
高さを調節できるものがおすすめです。


④ポップガード

トークが楽しくて笑った時、つい熱が入って大きな声が出た時など、息のボフッとした音が入ってしまったことはありませんか?
ポップガードはパ行など破裂音の息の吹き、いわゆるポップノイズやリップノイズを大幅に軽減してくれるお助けアイテム。おまけに呼気に含まれる湿気や唾からマイクを守る役目も果たしてくれる優れものです。


⑤リフレクションフィルター・吸音材

リフクレションフィルターは、コンデンサーマイクのまわりをぐるっと囲むことで余分な反響(リフレクション)を防ぐもの。音をよりデッドにしてくれます!
こちらは比較的重さがあるため、不安定なブームアームには不向き。直立型の卓上スタンドに取り付けるのがいいかもしれません。


投資して可能な限りこだわり抜きたい!という人には吸音パネルもおすすめ。
壁に貼りつけるふかふかなスポンジのようなものですが、ある程度の枚数を揃え、並べて敷き詰めることが必要になってきます。
貼りたい面積が広ければ広いほどお値段も張ってくるのがネック。

吸音材の代わりに床にカーペットや布を敷いたり、布団や毛布を敷き詰めたり、壁から吊るしたり。ぜひ、まずは布物で調整することから始めてみてください。


マイクをうまく使おう

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良いマイクを手に入れたら、次はその良さを存分に生かしてあげましょう。
ちょっとしたことで音質が変わるので、ぜひ試してもらえればと思います!


①マイクの高さ

背筋をぴんと伸ばしてまっすぐ前を向き、マイクの先端が自分の口の正面にくるようマイクスタンドやアームを調節します。
姿勢を整え、背をかがめなくていいようにするだけでも、びっくりするほどくもり感が軽減しクリアな声になりますよ!


②口との距離

マイクと自分の口との距離は15cmほどが適切です。
ポップガードからの距離ではなく、マイクからの距離を15cmにします。ポップガードはマイクと口のちょうど真ん中あたりにしてくださいね。

あまりマイクとの距離が近すぎると「近接効果」という現象が起き、息や低音が入りすぎることでボフボフとこもった音になってしまうんです……。
逆に遠すぎるとボリュームが小さくなり臨場感のない声に。

15cmはだいたい親指と人差し指をめいっぱいに伸ばした長さ、もしくは握りこぶし2つ分と覚えましょう!
まずは15cmを目安に録ってみて、そこからご自身の声量や声質に応じて前後に動き、いろいろ試して調整を繰り返してみてください。


まとめ

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自宅録音のクオリティを上げるコツ、今回は「録音環境編」でした。

デッドな音を撮るために、お部屋を可能な限りドライな環境に整えること。
ノイズを防ぐこと。
適した機材を選び、正しく使うこと。
すぐれたソフトによって様々な音声編集ができる時代ですが、
その前段階、録音の時点で対処できるポイントは多々あるんです!

初めは少し手間と時間を必要とするかもしれませんが、一度ベストな環境を構築してしまえば、お引越しまではずっとそのまま録音をし続けていくことができます。
もちろんお部屋の環境や声質は人それぞれです。ぜひ耳を使っていろいろ試して楽しみながら、あなただけの宅録環境を構築してみてくださいね。


音声作品は、耳からの情報のみだからこそ、その中でできうる限りを尽くして伝えることにおもしろさがあるとHEARさんはずっとずっと思っています。
録音ソフト編音声編集編と合わせて、いい音での投稿を楽しんでいってもらえたらなによりうれしいです。

あなたのHEARライフがさらに充実したものになりますように!



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