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シーティング 第1回《代表的な不良姿勢》

図2

シーティングとは、『ある目的の達成に近づけるために、最適な座位姿勢を支援をすること』です。

ある目的とは、

人によっては、仙骨部の褥瘡予防であったり、食事での誤嚥予防、拘縮予防など、個々人によって目的は異なるでしょう。

しかし、最適な座位姿勢を保つという手段は一緒です。


快適な座位姿勢が保てれば、たいていの問題は解決するはずなのです。


シーティングが上手くいくだけで、

①不穏・問題行動が減る

②全身の可動域が増える・筋緊張が緩む

③食事摂取量が増える

など、様々なメリットがあります。


1日20分の拘縮予防の可動域訓練と、1日6時間の座位姿勢、

どっちの方が可動域を維持するのに重要でしょうか?

シーティングの効果をご存じの方は、答えずもがな、わかっておられると思います。


個々人で座位の不良姿勢は異なりますが、シーティング編では代表的な不良姿勢3つを上げ、それぞれの解決方法を述べていきます。

また余裕があれば、応用編としての事例紹介などもおこなっていきたいと思います。


図1

よくみられる代表的な不良姿勢は

①滑りず座り(仙骨座り)

②斜め座り

③おじぎ座り

の3つです。

もちろん、これらが組み合わされた不良姿勢も多いです。


次回は、さっそく滑り座り(仙骨座り)から述べたいと思います。

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