『ヘルスケア&ウェルネスNFT研究会』のご案内
1. 設立の趣旨
現代社会では、ヘルスケアとウェルネスが個人と社会の持続可能な発展に不可欠な要素として重要視されています。デジタル技術の急速な進展により、ヘルスケアおよびウェルネス分野においても革新的なソリューションが求められています。その中でも、NFT(非代替性トークン)技術は、デジタル資産の唯一性と透明性を保証する手段として注目されており、新たな事業モデルの創出に大きな可能性を秘めています。
本研究会は、NFT技術を活用してヘルスケアおよびウェルネス分野における新たな事業モデルを創出し、予防医療・医療、介護予防・介護、看護、健康経営、ウェルビーイングなどを主なテーマとして取り組むことを目的としています。
また、企業の新規事業開発を支援し、NFTの利活用を中心に据えながら、PHR(Personal Health Record)や都市OSの活用を重視し、“まちづくり”にも役立つソリューションを提供することを目指します。
2. 研究会座長
山田 憲嗣(Yamada Kenji)
大阪大学大学院情報科学研究科 情報ネットワーク学専攻 特任教授
【共同研究講座】スマートコントラクト活用共同研究講座
3. 研究会の目的
(1)NFT事業モデルの創出
ヘルスケア&ウェルネス分野でのNFTの可能性を探り、新たなビジネスチャンスを模索します。健康・医療データのトークン化や個人の健康履歴(PHR)の管理におけるNFT技術の応用展開について研究し、具体的なビジネスモデルとして具現化します。
(2)ヘルスケア全般のテーマの追求
予防医療・医療、介護予防・介護、看護、健康経営、ウェルビーイングなど、幅広いヘルスケアテーマについて深く探求し、最新の知見と技術を取り入れた研究を行います。これにより、社会全体の健康福祉レベルの向上と持続可能な医療・介護システムの構築を目指します。
(3)企業の新規事業開発支援
企業が、NFTを活用した新たなビジネスモデルを開発するための支援を行い、具体的なプロジェクトの立ち上げや実践的なビジネスプランの策定をサポートします。企業が抱える課題に対する解決策を提供し、産業全体のイノベーションを促進します。
(4)PHR活用と都市OSの重視
個人情報を安全に管理し、医療機関や介護施設とのデータ連携を円滑に進めるための仕組みを研究します。また、PHRや都市OSの活用により、スマートシティにおけるヘルスケアサービスの効率化と最適化を目指します。データの相互運用性やプライバシー保護に関する課題にも対処します。
(5)まちづくりへの貢献
ヘルスケアおよびウェルネスの視点から、地域社会の持続可能なまちづくりに貢献するための具体的な施策を検討します。都市OSと連携し、地域の健康・医療・介護データ等を活用することで、住民の健康増進や介護福祉の向上を目指します。
4. 研究会の活動内容
◇定期研究会の開催 (研究会員のみ)
NFT技術とその社会実装をベースに、各テーマに関する最新情報の共有、専門家による講演、ディスカッション等を行います。
◇ワークショップおよびセミナー (オープン)
NFT技術の基本から応用まで、実践的な知識とスキルを習得するためのワークショップやセミナーを開催します。
◇共同研究プロジェクトの推進 (研究会員のみ)
個別テーマごとに、参加企業と連携し、実際のビジネスシーンにおけるNFT活用事例の創出と検証を行います。
◇データ連携の実証実験 (研究会員のみ)
情報銀行、PHRの活用やデータ連携、都市OSを活用した実証実験を通じてノウハウ等を蓄積するとともに、具体的な課題解決策を模索します。
◇まちづくりプロジェクトの実施 (オープン)
ヘルスケア&ウェルネスをテーマにしたまちづくりプロジェクトを立ち上げ、地域社会の持続可能な発展に貢献します。
5. 参加対象
*ヘルスケア&ウェルネス分野での新規事業開発を目指す企業
*NFT技術の応用に関心のある技術者および研究者
*医療機関、介護施設等のヘルスケアサービスプロバイダー
*ヘルスケアデータ管理に関心のあるIT企業およびデータサイエンティスト
*地域社会のまちづくりに携わるNPO等の団体など
6. お問い合わせ
【連絡先】
ヘルスケア&ウェルネスNFT研究会
事務局:ヘルスケア社会実装デザイン事務所:卯津羅(うづら)宛
メール:nft.health@gmail.com
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