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おっさんのひとり言 グルメドラマの楽しみ方

 私はグルメドラマが好きだ。松重豊さん主演の『孤独のグルメ』シリーズや武田梨奈さん主演の『ワカコ酒』シリーズ、現在放送中の眞島秀和さん主演の『居酒屋新幹線』を良く見ている。

 昔なら見る事の出来なかった地方限定のドラマや深夜帯のドラマもリアルタイムではないがTverで無料でしかも好きな時間に見れるようになったのがうれしい。

 予算の関係でほとんどのドラマが、深夜帯の30分の尺で主演が新人の俳優さんか実力派の脇役の俳優さんが多い。

 聞いたところによると松重さんはドラマが勧める料理とロケで使われるお店が勧める料理をすべて食べるらしい。還暦を過ぎてあの量はきついと思うがさすがの役者魂である。

グルメドラマの良いところは基本的に高級店ではなく、『居酒屋新幹線』は主に駅の土産物売り場、『孤独のグルメ』『ワカコ酒』はほとんどが庶民で行ける店のロケでで親近感がわくのがよいと思う。

 でもよくよく考えてみると、ドラマの一番の主役は『料理とお酒』
主演の俳優さんも実力派の脇役の方が出ているので、自分も光りながらそれ以上に料理やお酒を光らせる演技をしている。肩ひじ張らずに見ることができるところが良い。

 私はたいがい見るのはリアルタイムでなくTverを使ってみているので、自分の好きなに焼酎やビール片手に柿ピーをつまみながら見ている。特別凝ったおつまみを食べなくてもドラマに出てくる料理を肴に呑んでいる。

 昨晩に一昨日の深夜に放送された『居酒屋新幹線』を見ながら麦焼酎の炭酸割を呑んだ。

 今回のドラマの設定は、新潟の長岡市から東京に帰る乗車時間1時間半の新幹線の中での話。

 お酒は長岡のクラフトビール(300ml)と吟醸極上吉乃川(300ml)
肴はビーフジャーキー・鮭の焼漬け・のっぺ・菊と蕪の酢漬け・赤飯
当たり前のことだが長岡の特産品・おみやげ物ばかりだ。

 呑んべぇの私からしたら酒が少なすぎる。出来たら日本酒がもう1本欲しいところだ。
 反対に肴が多すぎる。私ならビーフジャーキーだけで充分だ。おなかがすいているなら買ってもあと赤飯ぐらいだろう。

 他にも突っ込みたくなるところがある。数年前からエコを考えてmy箸を持ち歩く人は多い。my箸とランチョンマットまでは許せる。居酒屋気分を出す為だろう、猪口とビールグラスと小皿に小鉢を持ち歩いている。仕事の出張にそんなん持ち歩けへんやろうと突っ込みながら私は焼酎の入ったグラスに口をつける。

 『孤独のグルメ』を見ながら勝手に料金計算をして「昼めしにになんぼ使うんや」と突っ込み『ワカコ酒』ではお酒1杯と食べ物1品で帰るんかいと突っ込みながら酒を呑む。

 お店を紹介されてもほとんどが関東の店などで行くことはできない。ドラマを見るとしかし訪問した気にはなれる。

これがおっさんのグルメドラマの楽しみ方だ。




 
 


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