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これでもエナジードリンクを飲みますか

今から50年ほど前にタレントの大村崑さんや元読売ジャイアンツの選手である王貞治さんが大塚製薬のオロナミンCのコマーシャルをやっていました。オロナミンCと生玉子やウィスキーと割った飲み方を案内していました。最後にはこの商品の売りである「保健用飲料」を言って健康に良いというイメージを作っていました。しかし内容成分を調べてみると、健康効果が全く認められず景品表示法という法律に引っ掛かり「保健用飲料」の
表示は消え、今では「清涼飲料水」と表示に変わりました。

この例は敢えて言うと騙しですが、今でもイメージ戦略で「清涼飲料水」と表示はされていますが、知らない方が聞くと健康的な飲み物と勘違いしてしまうのが「エナジードリンク」です。

エナジードリンクは、若い方を中心にここ数年はやっているドリンクですが、多くの健康被害を訴えているのも実情です。

エナジードリンクの功罪を記事にしますので、表題の通り「これでもエナジードリンクを飲みますか」を考えてみて下さい。

メーカーや商品によって若干内容成分は変わりますが、おおむね下記のようになります。

糖分+カフェイン+アミノ酸+ビタミンB群+特殊成分

【メリット】
カフェインの効果

中枢神経を刺激させ脳を覚醒して眠気冷まし
疲労回復
減量・代謝の改善
肝臓の保護
糖尿病のリスクの低減

アミノ酸(主にBCAA)の効果
筋肉の材料になる
筋肉の分解を防ぐ
筋肉疲労の軽減
持久力向上
疲労回復
体脂肪の軽減
安眠効果
免疫力向上
BCAAと言えば筋トレをしている若い人が多く取っているイメージですが、たんぱく質に比べ分子の大きさが小さいから吸収がしやすい為、今では高齢者のリハビリ用の食事に使われています。

ビタミンB群の効果
疲労回復(B1)
ダイエット効果・健康的な髪や肌を保つ(B2)
成長促進(B6)
睡眠のリズムを整える(B12)
皮膚や粘膜の健康維持(ナイアシン)
脂質・糖質・たんぱく質の代謝促進(パントテン酸)
貧血防止(葉酸)
*以上の中から1~3種類入っています。

【デメリット】
コーヒーはカップ一杯で60mlのカフェインが入ってきます。エナジードリンクは、商品によりますが,缶1本あたり35~150mlもカフェインが入ってきます。複数の本数を飲んだり、コーヒーと併用すると過剰摂取となり健康被害を起こします。

カフェインの過剰摂取の症状
不眠・めまい・心拍数の増加・興奮・不安・震え
下痢・吐き気・嘔吐
高血圧のリスク
胃痛・貧血
骨粗しょう症の誘因
*2011年から2016年の5年間で101人の方がカフェインの過剰摂取で救急搬送されそのうち3名の死亡が確認がされています。


商品によって異なりますが、糖分の過剰摂取があります。例えばモンスターエンジンでは1缶当たりに角砂糖7個分入っています。1缶でも糖分の過剰摂取ですが複数本飲用すると膵臓・肝臓に負担がかかります。
更に商品によってはダイエット甘味料(人工甘味料)が使用されているものもあります。人工甘味料はそれ自体カロリーがない為、太ることはありませんが、人工甘味料は口が甘いものを欲しがるようになり、余計なものを摂って太ることがある事と砂糖よりも肝臓に負担がかかることがあります。

化学合成のアミノ酸・ビタミンB群
アミノ酸・ビタミンB群が天然素材品でないため言わば、化学調味料を振りかけてあるのと一緒で肝臓・腎臓に負担かかることです。

【まとめ】
エナジードリンクは食品です。少量取って身体に負担がかかり異変があることなどはありません。
又反対に有効成分は入っていますが、効果が上がるほど有効成分の量が入っているわけでもありません。
怖いのが過剰摂取と飲み合わせです。
1日に1本までとし、あまりコーラなどの清涼飲料水やコーヒー・紅茶などと一緒に飲まないことです。

節度ある飲み方をいたしましょう

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#健康   #エナジードリンク   #過剰摂取
#アミノ酸 #カフェイン








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