見出し画像

メートルジャンパーへの軌跡 #2

 僕の中学生の頃の謳い文句は「鳥のように自由に飛びたい」だった気がします。今でもあまり変わらないですね。
#多分宇宙に行けると思ってた  


 さて、今日はバレーボールの空中姿勢について思うことを書きたいと思います。

 最初に質問です。ヘッダーの空中姿勢は右と左でどちらが綺麗ですか?

 僕は左側だと思います。

 左手が真っすぐ伸びていて、身体もいい感じに反っていて、膝が綺麗に折りたたまれている。ここら辺が美しく見えるポイントかなと思います。「膝が曲がっている」ってかなり重要ですよね、、。

 でも、これらは右の写真でも言えなくはないと思います。
 違いは
  ・膝の曲がり具合
  ・骨盤の位置
 といったところでしょうか。

 僕の記憶が確かだと、左の写真はボール無しで綺麗な空中姿勢を撮りたいからそれに合わせて飛んだ写真だったはずです。現実ではこの姿勢では打てないです。


 では、ここら辺からもう少し深堀りしていこうかと思います。
 空中にいる時間は数秒なので空中姿勢は跳ぶ前からある程度決まってしまうと思います。

 例えば、トスが早かったり、短かったり、長かったり、助走が足りなかったりするとボールに合わせて飛ばないといけないので綺麗な空中姿勢を保つこと難しい。また、トスに関して言えば毎回同じような良質なトスを上げれる人はごくわずかしかいないので、綺麗な空中姿勢で毎回打つのは非常に難しいことだということは言うまでもないと思います。

 実際、空中姿勢が綺麗な時と空中姿勢が汚い時では汚い時の方が良く決まります。なぜなら、空中姿勢が綺麗な時は平衡トスではなくオープンのトスであることが多くブロックにしっかり付かれている状況が多いからです。また、ブロックを見ようとすると空中姿勢が崩れてしまうということも理由かもしれません。

空中姿勢のコツ

 とはいえ、空中姿勢を綺麗にしたいのは事実なので僕が考えるコツを何個か上げたいと思います。
 1.左手はしっかり挙げる
 2.思ったよりボールの落下地点の手前から飛びつくように飛ぶ
 3.空中では胸を張る
 4.右の肘は出来る限り引く
 5.膝を曲げようとしない(腹をブロックに見せつけるイメージで飛ぶと自然と曲がる)
こんな感じです。

 たぶん、これらの情報はありふれていると思うのでググると出てくるものばかりだと思います。でも、記事によって伝わり方とか理解のしやすさが違うと思うので僕の記事で少しでも刺さる人がいることを願って説明します。
#ほぼ自己満 #自分で見返す用

 1.左手をしっかり挙げる
 これは言わずもがなかもしれませんが、バックスイングで両腕を後ろに下げた後、右手はしっかり挙げるけど左手が遊ぶ人はかなりいます。綺麗な空中姿勢に関して言えばそれはよくないです。バックスイングは自分の横に大きな半円を描くように腕を後ろから前にすると綺麗に見えるかと思います。そして、肘を上に高く持ち上げるイメージでついでに手を伸ばすようにしたら左手は挙がると思います。

 2.思ったよりボールの落下地点の手前から飛びつくように飛ぶ
 これは一番難しいです。空間把握能力に長けていて、トスに信頼がないと大変かと思います。最初はジャンプサーブの練習の時に意識するのがいいかもしれません。簡単に言えばボールに飛びつけということです。でも、指導されるときは前跳びは怪我の危険があるからダメとされています。確かに危ないです。でも、トスがネットに近すぎなければ若干は前に飛ぶべきだと思います。前に飛ばなければ反る姿勢というのは出来ないからです。なので、床を蹴ってボールに飛びつくように上に跳ぶのが綺麗な空中姿勢には大事だと思います。
#かなり支離滅裂

 3.空中では胸を張る
 胸を張るだと実践的ではないので、言葉を変えると空中でフライングすればいいんです。もっとわからないかもしれないですが、フライングは胸から着地します。あの時胸を床に押し出さなければ胸から着くことはできません。また、フライングは床が怖いかもしれませんが空中は怖くありません。フライングの練習を空中でしてみてはどうでしょうか。でも、大きな違いがあります。あごは引いてください。絶対に。打てなくなるので。

 4.右の肘は出来る限り引く
 空中姿勢を綺麗にしたければ左手から右肘までを一直線にする必要があります。なぜならその方が見栄えがいいから。なので、右ひじは引いた方がよさそうです。これに関して言えば助言がありません。バックスイングをした後に肘を頭の横に持ってくると良いかと思います。

 5.膝を曲げようとしない(腹をブロックに見せつけるイメージで飛ぶと自然と曲がる)
 正直、これが書きたくてコツをいっぱい出しているまであります。一番大事です。空中姿勢が綺麗な人は胸が反っていて、お腹も反っていて、骨盤も前に出ているという基本全て反っているわけです。でも、これが難しい。
 なので参考までに、僕は指導者に背筋を使えばできると言われたのですが、まったく意味が分からなかったです。なので、言い換えると背筋を空中で寄せろということなんだと思います。めっちゃ難しいです。
 もうちょっと補足すると、立っている状態でお尻に力を入れてみてください。お尻を寄せる感じで。そのまま力を入れ続けているといつの間にか骨盤が反るようにならないですか。これなんです。お尻を寄せるのを空中で行うと反れます。お尻を寄せたらその上、またその上といろんなところを寄せれるようになると空中でもできるようになると思います。体で遊んでみて下さい。

まとめ

 綺麗な空中姿勢は「反る。反る。反る。あごは引く」

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?