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東洋医学の基礎

基本の基

表から見たらこうだけど、裏から見たらこうで、朝だったら、夜だったら、怒ってたら、悲しんでたら、元気な時は、疲れてる時は

そんな様々な状態を総合的に考えて、一番余裕のある安定した状態を目指しましょうねというのが東洋医学の考え方

メッチャ難しい言葉で陰陽五行論と呼んでます。

これが原因だから、ここを治せば大丈夫みたいな、分かりやすい答えではないのが西洋医学との違い

筋肉だけ見ても、柔らかくしたいなら

冷えてるより温かい方がいいし

関節から緩ませた方がいいし

表面から順番に深層にマッサージしたほうがいいし

交感神経が高い時より副交感神経が優位の時の方がいいし

仕事後より寝起きの方が副交感神経は優位だし

大きい筋肉から緩ませた方が範囲は広いし

内臓の状態や、睡眠の質が悪かったら、柔らかくならないし

怒ってる時より笑ってる時の方が柔らかくなる

緊張するより安心できる空間の方がいいし

そんな様々な要素を総合的に考えて、柔らかくする順番や優先順位を考えるのが東洋医学ということです。

その手段の一つとして鍼とお灸とマッサージがあるだけです。

この考え方って結構経営や、人間関係の構築にも役立つので、陰陽五行論を学ぶのは良いと思います。

なので、いつも同じルーティンで同じ内容の治療にはなりにくいはずです。

○○流と、自分のやり方を広めている人も多いですが、上の東洋医学としての基礎がない状態での○○流の普及というのは、市場の混乱をきたすだけで、代替療法がいつまで経っても地位が上がらない要因です。

情報化社会で、凄いテクニックや、有名な先生が上位に上がり、「東洋医学とは」の基礎的な考え方をWikipedia以上に、深堀りする情報はほぼ検索できない状態です。

たまに治療の見学に来られる方の殆どが、ビックリするくらいシンプルで安心した、と言われます。

難しいテクニックや、力技も様々学んできましたが、自然とそういうスキルも付いてくるもので、誠実にどうすれば相手の為になるかだけを目指せば大丈夫と思います。

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