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【日々所感】未来につなぐお金と生きるのお話

※Top画像はこちらの画像をお借りしました。

2021年5月21日今日の朝は、7:30から#朝渋のオンライン朝活コミュニティ主催の朝活イベントに、レオスキャピタルワークスの藤野英人さんが登壇なさるとのことで、視聴しました。
300人以上の参加で、チャットもにぎわいましたww

藤野英人氏のプレゼンテーション⇒質疑応答⇒ラップアップ⇒朝渋アフタートーク、という流れでした。

#レオスキャピタルワークス株式会社

#朝渋


藤野さんのお話は、いつも、とてもわかりやすいと思います。大学でも授業をなさっているので、具体的な事例から本質をお伝えになり、聴いた人がさまざまに考えるヒントを多くいただくと感じています。

昨年から、私は”サスティナブル””SDGs”に関する活動をしている方々に触れることがぐっと増えました。

私が長くテーマにしている「包括的性の健康学習支援」は、SDGsの各課題に関わることでもあります。そして、国際保健・国際協力にも少しだけですが関わっていたので、MDGs:ミレニアム開発目標の内容と深く関わりますので、長く考えてきた課題でもあります。

そこで、この記事では、まず、今朝の藤野さんのお話から、私のメモ程度ではありますが、お話をご紹介させていただきます。
そして、次世代や未来との関わり、MDGsからSDGsへの流れといま、を記載しようと思います。
長文になってしまうかもしれません。覚え書きも兼ねてますので、MDGs⇒SDGsに興味のない方は前半だけでもどうぞ^^

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【藤野英人さん:14歳の自分に伝えたい「お金の話」】

※お話を聞きながらのメモですので、実際にお話になった「言葉」と少し違う点があるかもしれません。私が理解し、メモした内容とお受けとめください。

★日本のお金の状況をデータや数字で紹介
⇒日本のお金の使い方の特徴は、寄付がきらい、教育にお金をかけない、お金を社会に使うことが好きでない。
⇒貯金が好き。地方では、ほんとにいわゆるタンス貯金が多い。

何のためにお金を稼ぐのか、を考えないと、日本の資産は増えていかない。

★データ提示→「自分が働いている会社への信頼」
  26か国中、毎年、日本と韓国が最低を争っている。
⇒もしかしたら、これが少子高齢化の原因の一つかとも思える。

★「損・得」が「好き・嫌い」より優先する社会ともいえる。
 エピソード:子どもが「会社を辞める」というと、親が「損じゃないか」と言って引き留める。

★そして、働くのが楽しくないのは、ブラック消費者のせいもあるのでは?
 エピソード:教えている大学生が(藤野さんは大学でご講義もなさっている)、”バイトしていると、なんで、あんなにひどいお客がいるのか?”と言う。
⇒労働嫌い、投資嫌い、社会嫌い、があるのでは?

では、どうすればいいのか?
それは「ありがとう」を言う社会
「ありがとう」は投資である。

★アベノミクス前に、株価が上昇した会社はどのくらいだと思うか?(4択クイズ)
⇒約70%:この大方は中小企業
 (各種データ提示)実は大企業は株価を下げていた=足を引っ張っていた
 アベノミクス後も同じ

「稼ぎ続ける力」が大切
⇒「好き・嫌い」の感情を大切にする
⇒これからは、”人に喜んでもらえる”が生きる原動力になる

★「ありがとう」を今までの10倍言えたら、人生が変わる
「ありがとう」はノーリスク
人を喜ばせた総量が人生の価値、ではないか。

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(余談:朝渋と関係ないですが)
随分前のことですが、中村薫さんが主宰する「マネーの会」の伊豆合宿に参加したことがあります。その時の学習会の講師が、この藤野さんでした。
その時の藤野さんは、レオスキャピタルワークスの社長を退いていた時期でした。(その後、同じ会社で乞われて社長に再任されての現在)

この時はお金のお話はほとんどなく、幼少期からのこと、受験期の東大受験の想定外のできごとによる不合格(模試はトップクラスだった)、趣味や日本の歴史のお話で、まったく時間が足りなかったのを覚えています。

マネーの会でも登壇なさり、その際にお聞きした中で印象的だったのは次のこと。
★年間3分の2くらいを地方の企業の社長さんの話を聴く。つまり中小企業や零細企業の話。
例えば、富山に印刷会社がある。ここは、医薬品の印刷国内シェアトップ。(確か、この時のお話では8割以上のシェア)
なぜかというと、医薬品の印刷は法令順守が鉄則、医療事故にもつながりかねないので、印刷は重大。ミスできない。だからノウハウが必要で、新規参入がなかなか難しい。


医療業界の者として、特に病院では「毒薬」「麻薬」等々の表記が細かくあるので、とても納得したのを覚えています。

★こういうことも含めて、現場を知ることが大切だし、どんな人が経営しているのか、その理念は、ということが非常に大切、というお話だったように覚えています。(ちがってたらごめんなさい^^;;)

このほかにも、多くの地方企業の事例をお話くださったようにも覚えています。現場を見る・知るを大事になさっていることが印象的でした。
これは、当たり前のことですが、現場の表だけでなく裏側も知ろうとする人は、意外と少ないように感じます。「そもそも・・・」はよくよく聞かないと、わからないものです。自戒を込めて。

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今朝のお話は、固いデータがありながらも、説教臭くは無く、朗らかに、笑いも交えての時間でした。

後半は、
*藤野さんのモーニングルーティーン
*お金=過去と未来の缶詰め
*ホワイト企業は自然と増える
*時間への投資
*仕事は好き嫌いで選んで良い
*14歳の10年後の世界
といったパネルに添ってのお話と質疑応答でした。
藤野さんが再婚なさって、心がけたこともご紹介があり、パートナシップの基本をおっしゃっていたのも印象に残りました^^

今朝の朝渋の藤野さんのお話メモは以上です。
#朝渋 、のことも知ることができて、佳き朝時間でした💛

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ここから先は、このお話とSDGsが関係すると思った理由からの、やや専門的なSDGsの現状の情報元紹介です。

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冒頭に記述しましたように、私は保健医療の世界に長く、公衆衛生分野、特に感染症に関わってきました。HIV感染症や結核をテーマにしていましたので、開発途上国の研修に参加したり、HIV感染症や結核の対策についての現地調査で海外に行ったりと、国際保健にも関わったりしました。

この関係で、MDGsについても末席で関わり、大学生に国際保健・国際協力の基礎を授業してもいました。

現在、非常に注目されているSDGsは、2015年9月の国連サミットで加盟国の全会一致で採択された「持続可能な開発のための2030アジェンダ」に記載された,2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標です。SDGs:Sustainable Development Goals

MDGsからSDGsへの流れ
2001年国連ミレニアム開発目標(MDGs)
 ⇒達成期限の2015年
  ⇒ポスト2015年開発アジェンダ(課題)
   ⇒持続可能な開発のための2030アジェンダ
    :SDGs:Sustainable Development Goals


MDGsを含みつつ、先進国と途上国の区別なく、全世界で目指すこととして、SDGsがあります。
内容を見ていただくと、未来へ、次世代へ、残すことができるものには問題・課題が山積で、それは一か国ががんばっても到底解決できないものです。この点でも、ボーダーレス、グロ-バル社会なわけです。

今朝のお話は、お金のお話から生き方に繋がりました。
世界の問題も、ベースにお金があります。
ざっくりな言い方ですが、世界の国々で産出された資源の9割を使うのは、1割にあたる、いわゆる先進国です。これが「南北問題」で、やや割合が変わったとはいえ、現在まで続いていることであり、多くの紛争の背景でもありましょう。

「ありがとう」という社会投資。
これは、世界の南北問題にもつながることのように感じました。訪問したニカラグアやパラグアイ、タイのスラムや山岳民族、パキスタンで学校に行けない子どもたち・・・を思い出しました。

そして、長らく関わる性の分野。
DVや性被害など、性に絡む問題の根底には、必ず人間関係の問題があります。これにも「ありがとう」という心のありようは関連すると思えます。

SDGsの評価年2030年に、自分が生きているのかは、誰にも分らないことですが、未来に何を残せるのか、
すでに世界にかなりの遅れをとっている日本ではありますが、微力ながら私たちにできることもあると思います。

何をするのか、はひとりひとりにかかっていますし、仲間とやっていく、という時代でもあると思います。

・・・という事々を考えた今朝でした。
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以下は、基本理解に通じる資料としてのご紹介です。
いっときのポーズだけに終わらせない活動には、基礎理解が必須と考えるタイプです^^;;
記録として、記しておきます。


★2015年までのミレニアム開発目標:MDGsの内容はこちらです。

★現在、WHO世界保健機関が関わるSDGsの目標はこちらです

★MDGsとは:

★MDGsとSDGsの相違点や、SDGsの捉え方はこちらが詳しいと思います。

SDGsグローバル指標↓


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