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食物アレルギーの人が知っておきたい医薬品の情報。あなたが飲んではいけない薬の種類と成分とは?

みなさんが普段使用している薬にはさまざまなてんかぶつが含まれています。それらは安全性が保障されておりほとんどの方には悪影響は及ぼしません。
しかし中には食物アレルギーの原因物質が含まれていることもあり、特定の方が摂取することにより、アナフィラキシーなどの重篤な副反応が出る可能性もあります。

今回は医薬品の中で食物アレルギーを持つ方と相性が悪いものを紹介していきます。

前提として医師、薬剤師には食物アレルギーのことを伝えるようにしておいてください。



禁忌に該当する医薬品

聞きなれない言葉かもしれませんが、絶対にしてはいけないこととして医療業界では「禁忌」というワードが用いられます。
そんな禁忌に該当する医薬品を見ていきましょう。

牛乳アレルギーを持っている方

・タンニン酸アルブミン(整腸剤•止瀉薬):お腹の調子を整えたり下痢の症状を抑える薬です。 腸の激しい動きを抑えることで下痢を止めてくれます。この薬の中にカゼインという牛乳由来のタンパク質が含まれているためアレルギー反応を引き起こしてしまいます。

・ミルマグ錠®(水酸化マグネシウム)(緩下剤):便秘時に使用される薬で、腸に水分を引っ張ってきて便を柔らかくしてくれます。
この薬の添加物にもカゼインが含まれているためアレルギー反応が起こる可能性があります。


そのほかに注射剤などが挙げれますが、マイナーですし触れる機会も少ないと思うので省いてしまいますw

念の為注意しておいてほしい医薬品

禁忌ほど重要度は高く無いですが、リスクはあり念の為注意しておいてほしいものを挙げましょう。

乳製品にアレルギーを持っている方

・リレンザ®、イナビル®:インフルエンザの治療の薬で用いられるものですね。どちらも吸入するものでこの時期にお世話になった方もいるかもしれません。これらの薬にも乳タンパクを含む乳糖が含まれているため場合によってはアレルギー症状が出てしまうかもしれないのです。

使用を避けるかは医師の判断になってしまいますが、アレルギーのことを薬剤師にも念の為伝えてください。

まとめ

今回は食物アレルギーと医薬品について解説していきました。今回挙げたアレルギーを持つ方は注意していただきたいです。

加えて医薬品そのものにアレルギーを持っている方もいます。
どちらの場合も皮膚の痒み、蕁麻疹、まぶたの腫れなどの症状が出る可能性があり重篤な場合は呼吸器に影響が出てしまいます。

知識として知っておいていただけると幸いです。

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