「医療従事者の当たり前は一般の方の当たり前ではない」から始めたブログ
なぜ、日本の教育には健康に関しての教育がこんなにもないのだろうか。
これは私がいつも医療現場で感じることです。
糖尿病をはじめとした生活習慣病となった方、またその生活習慣病による影響から脳卒中、心疾患を発症した方、非常に多くの方々が病院に入院されてきます。
その方々のほとんどが食事や運動、生活習慣がどのような形で病気に影響するか全く知らないのです。
思い返すと学校などでは全く病気のこと、自分の健康のことなど教わったことはないし、もちろん親からもしっかりと教わったことはありません。
健康は当たり前に存在するものではないはずなのに、誰からもその大切さ、その大切なはずの健康を守る術を教えてくれませんでした。そんな方々が日本中にいて、そしてどんどん病院に入院されてきます。
入院されてきた人たちが口々にするのは「まさか自分が」。
私たち医療従事者からすれば「そんな生活をしていれば、そりゃそうですよね」と言いたくなるような生活習慣の方ばかりです。
なんてヘルスリテラシーの低い国なんだ・・・。患者さんを責めるわけではありませんし、日本の教育体制を責める訳でもありません。
ただ、この現状を何とか変えたい。
病院にいるだけではダメだ。そんな思いでまずは健康情報を配信するブログを始めました。
一般の方向けと医療専門家向けの2つのカテゴリーに分けて、ヘルスケアビジネス関連から疾患のこと、その予防・治療方法、不妊治療、子育て、人生100年時代の生き方などジャンルは特定せず、体と心の健康のための情報配信をしていこうと決めました。
まだ記事は100にも満たない程度ですが、少しずつ誰かの元に情報が届けられるように頑張りたいと思います。
医療者にとって当たり前の情報がみんなにとって当たり前の情報であるべき。情報は平等です。特に健康に関しては。
【ブログ】