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kurashi

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人生100年時代と言われても、これからどんな時代になっていくのか不安。これからの時代がどういう風に変化していくのか、何をすべきなのかを紹介。
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#理学療法士

個人でメディア(SNS)を持つということ

こんにちは!私が運営しているYouTubeチャンネル「リハビリ・ラボ」ではSOUND ONLY企画をSTRATしました。 この企画ではこれまでの企画と違って、一般の方々のためにもなるような話をしていきたいと思っています。人生、政治、経済、お金、子育て、病気など様々な領域について話していきます。 #01として「個人でメディアを持つ」ということについてお話をしています。 今回の記事は下記YouTubeからも聞き流しできる内容になっています。ちょっと音声もおしゃれ?にこだわり

医療の現実と未来の医療

「もう90歳だよ、できないよ。」 私は理学療法士です。担当する患者さんから言われた一言でした。 90歳を超えて、いや100歳を超えて入院する患者さんが最近当たり前のようになってきました。 高齢化が本当に進んでいるように思います。 私は急性期病院の勤務ですので、全身状態がかなり悪い人がほとんどです。 90、100歳の人で長期間全身状態が悪い人が、いざリハビリと言ってもできないことも多くあります。 ベッドから起き上がることすら、かなりしんどいことだってあります。 そ

超有名画家ダリは何故、わざと変人になったのか?

ダリは世間の人から見れば超変人に見えたのですが、実はすごく小心者、気弱で真面目な人だったようです。 ではなぜダリはたくさんの人の前で変なことばかり、変な絵をばかり描いていたのでしょうか。 それはダリが残した言葉の中にあります。 「天才を演じきっていれば、天才になれる」 ダリは天才という自分を壊さないようにするためにわざと変なことをしたりして人を笑わせていたのです。 「人にばかにされたらどうしよう」 「全く理解が出来ない」 と言われたらショックに感じ自分を押さえ込ん

奥さんが入院すると家がぐちゃぐちゃタイプの夫問題

私は病院で理学療法士としてリハビリテーションに関わる仕事をしていますが、この「奥さんが入院すると家がぐちゃぐちゃタイプの夫問題」に良く遭遇します。 これはどういうことかと言うと、 これまで家事・育児・金銭管理を全て奥さんに任せていたタイプの男性は奥さんに入院されると右も左も分からなくなってしまって全くの使い物にならない状況になってしまうことを言っています。 患者さんを担当していると本当にこれ多いんですよね。 特に高齢夫婦に多い。この世代の男性って家のことはほとんどしな

私の子育てはまだまだ甘っちょろいもんだった

今回の記事はある本と出会い、 ①子育て感が変わったということ ②障害を持った子供を育てる家族の見方が変わったということ ③医療者としての態度が変わったということ について書いています。 今、子育てに悩み「少し、しんどいな」と感じている人、子供と接することのある医療者に読んで欲しいなと思います。 今回、読んだある本とは「私たちはふつうに老いることができない:高齢化する障害者家族」と言う本です。これは2020年5月に出版された比較的新しい本です。すごく考えさせられる、

災害医療の現場で起こる命の戦い①

はじめにある本を読んで深く災害について考えさせられることがありましたので、今回はそのことについて触れていきたいと思います。 その本とは下にも出ていますように「ナインデイズ 岩手県災害対策本部の闘い」という本です。 この本は災害対策本部で働いたある医師を主人公として、あの地震発生からの9日間、災害対策本部ではどんなことが起きていたのか、災害現場ではどんなことが起きていたのかを生半しく書いてあります。 私はこの本を子供が昼寝をしている時間で一気に読んでしまいました。災害に関