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ファスティングとコルチゾールとの関係

今日は満月ですね。

新月は新しいことをスタートするというのに適し、満月はこれまで起きたことに感謝して手放すというタイミングです。

そして手放すということで「ファスティング」=腸内の大掃除 です。

最近は、月の周期に合わせて断食することが流行ってきているようですが、私も月2回できない時は、満月の時にファスティングを行うようにしています。

ところで私自身も五十代半ばにほぼ突入しているわけですが、特にアラフィフ世代にはファスティングをオススメします。その理由としては、ちょうど更年期障害などが起きる年齢であり、ホルモンバランスが今までと変わりやすい時期だからです。

 一般的に、ファスティングの目的は、「健康増進」と「健康になった結果=痩せる」という部分にフォーカスしがちですが、他にもたくさんの効果があります。

ファスティングは副腎皮質ホルモンである「コルチゾール」=「ストレスホルモン」の軽減効果がある!

特に50代の女性は、家事や子育て、仕事などの他に親の介護などにも関わる年代でストレス過多の状態になりがちです。そのストレス解消に甘い物や、忙しくて時間がないからパンで済ませる、友達とのランチでパスタを食べる、等の食生活を続けていると、コルチゾールが余計にアップしてしまいます。

また、甘いお菓子はもちろんのこと、おせんべいやラーメン、パンなども血糖値を急激に上げるため、インスリンが出ることにより血糖値が急激に下がります。

そして、血糖値が下がったところで、また甘いものがほしくなりますので、血糖値が乱高下を繰り返し、中毒になってしまうケースが多いのです。パンやパスタなどが止められない人は乱高下が原因であったりします。しかも、その低血糖を上げるために実はコルチゾールの分泌が多くなるんです。

さらに、パンやパスタなどのグルテンを慢性的に摂取していると、リーキーガット症候群に陥りやすく、悪玉菌の炎症を抑えるために、抗炎症作用のあるコルチゾールが分泌されます。そのほか、異物が入ってきた場合も、その炎症を抑えるためにコルチゾールが分泌されるそうですので、外食が多くて食品添加物の多い食事をしていると、やはりコルチゾールが増加していくというわけです。

コルチゾールは、さまざまな影響を及ぼします。

○肌荒れ:カサつき、ベタつき、テカリ、毛穴の開き、吹き出物
 コルチゾールはお肌に大切なコラーゲンの生成を妨げ、肌の不調を招きます

○筋力低下(筋肉の合成抑制、分解亢進)コルチゾールの分泌により影響

○骨粗鬆症(長年コルチゾールが分泌されていると、なる可能性が高い)
 ・骨形成を行う細胞(骨芽細胞)の機能を低下
 ・消化管におけるカルシウムの吸収を阻害
 ・骨形成に関与するエストロゲンなどの働きを阻害

○更年期障害
 ・エストロゲンなどの働きを阻害
 ・ストレスで症状悪化=コルチゾール(ストレスを感じるとコルチゾールが発生する)

○認知症
 コルチゾールレベルの分泌過多が長期に続くと
 ・海馬の萎縮
 ・脳細胞の減少
 ・ニューロンの生成阻害
 ・脳の早期老化
 ・アルツハイマー症の増加
 ・無気力、無関心

などなど。コルチゾール、侮れないですね!

「うつ状態」の時もコルチゾールを疑ってみた方がいい

なぜなら、うつ病だと勘違いされてしまうことが多い「副腎疲労」は副腎に疲労が蓄積してしまう症状で、日々様々なストレスを受けることによって、ストレスホルモンであるコルチゾールの分泌が続き、副腎に慢性的な疲労を与えるからです。

通常、コルチゾールは1日を通して均一に分泌されるのではなく、コルチゾールは朝8時に最も多く分泌され、夕方以降に減少し、真夜中から朝方にかけて最も少なくなります。朝目覚めるのはコルチゾールの濃度が上昇するからです。そして、副腎疲労の方は、このサイクルが不規則。そのため、時間によってコルチゾールの分泌量が急激に上がったり、下がったり、正常値より全体的に少なくなる人もいます。
副腎が疲労していると、コルチゾールの分泌が不規則なため、特に夕方以降に分泌量が増えて元気になる傾向にあります。

これに対し、うつ病では一日を通して元気がない状態が続くというのが特徴です。なので、1日中元気がないわけではなく、夕方以降に元気になる傾向がある人は、副腎が疲労しているのではないか?とチェックしてみてください。


さて、今回はコルチゾールに関することを中心にお伝えしてきましたが、

「ファスティング」で体をリセットするメリットは、

○腸内をお休みさせて、腸壁を修復、丈夫にしてくれる

○「善玉菌」が増えることで、腸内環境を良くしてくれる

○腸の炎症がおさまると、コルチゾールが出なくて済むようになる

○血糖値を一定にして安定化させると、コルチゾールが出なくて済む

つまり、腸内環境を整え、血糖値の乱高下を止めて安定化させることで、中毒状態を抜け出せ、コルチゾールが過多の状態を抜け出すことが出来る、というわけですね。

ぜひ実践してみてください!

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