自分を本当に信じるということ

自分が間違ってるだろうか?
そうやって自分を責める癖がついている方がいます。

私達カウンセラーも、クライアントさんへの質問は正しかったかとか、会話中にも今の発言は必要だったか?など日々、内省しながら会話をしています。

でも自分の信じた道や正しいと思ったことは
他人にどう評価されようと自分が一番信じてあげてほしいのです。

そこで他人と比べたり、自分も相手も責める必要はありません。自分の中の評価が大切なんです。

そのために普段から自分の意志決定を意識して
生活してくださいとお伝えしています。

自分のセクシャリティーや生き方、
大切にしたいことも自分のために信じてあげてください。

でも、
自分を信じようとするあまり、他人の意見を拒否したり
違う意見を批判と受け止めたりする場合があります。

特に日本は
教育の中にディベートのような
違う意見を話し合ったり、他者の思考を
想像することが基本枠の中に組み込まれていません。

正しい答え(一つの答え)を見つける
ことで点数化されることが多いです。

そのため、習慣として
正しいか間違ってるか、が
判断基準の中心にある場合が多いです。

そうなると正しい以外の答えは
間違ってるになる訳です。

その感覚で大人になると、
自分の考えを信じた時に他者の意見を
排除する方向へ向かう場合があります。


オーディション番組なんかで
審査員のアドバイスに「わたしはこのつもりでやった。
批判はいらない」となる場面がまさにそうです。

日常の中でも
「私」が強く相手の意見を受け入れられず
最終的に人が離れていく人が沢山います。

本当に自分を信じてる人は
誰の意見にも揺らがされない自分の信念があります。

その根っこが動かない自信としてあるから
葉っぱは少し減らした方がいいとか、もっと
強い緑にしたほうがいいと言われても
納得すればすんなり受け入れられるし、
不必要と思った意見は「そう思う人もいるんだな」
くらいの情報収集で終われます。

つまり人の意見を受け入れられなくなっている人は
むしろ自信がないから反発してしまうのです。

でもそれは自分の身を守るために
脳が行う自衛作用です。
そのこと自体をせめるより、
「あー自分はこの件に関して自信がない状態なんだな」と
受け入れ考え直すことで新たな自信がうまれます。

何に自信がないか気がついた時が
自信が生まれるときです。

自信のない自分を守る虚栄を捨てた時こそ
他者に優しくされる人間になり
本当の自信を手に出来ると思います。

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