言葉の力

最愛の祖母が亡くなった時、目の前が真っ暗になって
毎晩ひとりになると泣いていた

心にぽっかり穴が開いて 何をする気にもなれなかった時
こんな言葉に出逢った

人の死は姿の別れで 心の別れではない
亡くなった人が生前に望んだように自分が生きていく事
それがその人の慰めになる

それから図書館に通い始めた

名言集を貪るように読み漁って
その時 心に刺さった言葉をノートに書き留めた

ノートがいっぱいになって １ページ目にこう書いた

私へ
恐怖、孤独、悲しみを感じるたびに、このノートを開いて読んで
言葉があなたが抱えている痛みや問題から抜け出すのを助けてくれる
それから自分自身を信じて、ノートの言葉を頼りにして
きっと、幸せな気持ちになれる　ポジティブになって！ 元気だして！


泣きたくなるほど寂しくなった時
やる気が出ない時

いつもこのノートを開いた

祖母が言っていたように
良い言葉は薬になった

私の心に栄養を与えてくれた
私を癒してくれた

前を向くことができた
少しずつ元気になっていった

言葉に救われなっかたら
泣き続けていただろうか？
引きこもっていただろうか？
笑顔を忘れてしまっただろうか？

今日もまた 薬になる言葉と出逢えるように
言葉で人を傷つけないように 生きる

”言葉は凶器にも薬にもなる 
 だから口から出す前に一度よく考えなさい”という
祖母の言葉とともに