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ストレスと免疫力の関係とは?

ストレスとは?
ストレスとはカナダの生理学者ハンス・セリエ博士によって称され、精神緊張、心労、苦痛、寒冷、感染などごく普通にみられる刺激(ストレッサー)に対する身体の非特異的な反応です。

現代人の私たち誰もが日常生活の中で、様々なストレスを受けています。

セリエ博士曰く「ストレスは人生のスパイスである」


適量なスパイスは料理を美味しくするのと同じように、適度なストレスなら良い効果もあると思いますが、大量に長びくストレスは様々な面で悪影響を及ぼすことは事実です。

今現在、切実な問題として、ストレスは新型コロナウイルスやインフルエンザなどの感染症に対する免疫力にも影響を及ぼします。

免疫力とは?
免疫力とは体内に侵入した細菌やウイルス、腫瘍などを排除するシステムで、担っているのは免疫細胞である白血球です。

白血球は主にリンパ球、顆粒球、マクロファージの三種の免疫細胞が存在していて、リンパ球は免疫担当細胞であるナチュラルキラー細胞も含みます。

この免疫システムも自律神経支配を受けています。
ご参照:免疫学の権威(故)安保徹先生の白血球の自律神経支配の法則

活発な状態では交感神経が優位になり顆粒球の比率が上昇、穏やかな状態では副交感神経が優位となりリンパ球の比率が上昇します。

ストレスが大きくなれば自律神経のバランスが崩れ、交感神経が優位になり、自律神経失調症や心身症、神経症といった心理的・身体的症状が現れるようになります。

持続的な強いストレスを受けると、脳からストレスに反応してステロイドホルモンや神経伝達物質が分泌され、白血球中のリンパ球や細胞の働きを低下させてしまいます。

免疫力を上げるためにはどうしたらよいでしょうか。

バランスの良い食事、充分な睡眠、軽い運動などが良いとされています。
体温が高い状態で免疫細胞は活発に働いてくれますので、お風呂では湯船にしっかり浸かって身体の芯まで温まることが大切ですね。

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昔は母親によく「お腹を冷やすと風邪ひくよ!」と言われたものです。
お腹(腸)には免疫細胞の7割がいて、お腹が冷えると免疫細胞の働きが低下し風邪をひいちゃうんですよね。

また「笑顔をこころがける事」も免疫力アップにつながります。
笑うと免疫細胞であるナチュラルキラー細胞が活躍してくれるそうです。

作り笑いでも免疫力が上がることが報告されていますので、悲しい時、困った時、辛いときでも笑顔を作ってみるのも良いかもしれません。

世界中がコロナ禍で大変な状況ですけど、毎日の生活を笑顔で乗り切っていきたいもですね。

⇒ヘルスコンシャスライフとは、健康に気を使った『意識的な生活』を送ることです。

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