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鼻呼吸のススメ!常に鼻で呼吸し口で呼吸をしない事

もうそろそろスギ花粉の飛散も終わりに近づいていますが、まだ寝ている間に鼻が詰まって苦しくて目を覚まします。

点鼻薬で鼻詰まりを解消してまた眠りについても、目が覚めると唇は渇き、喉はカラカラで眠った気がしない毎日です。

寝ている間に鼻が詰まって口呼吸をしている状態では、熟睡できずに疲労も取れませんね。

鼻呼吸をしないといけない理由!
そもそも、哺乳類で口呼吸ができるのは、一歳以上の人類だけのようです。
人類以外の哺乳類は口で呼吸できないそうです。

空気中に漂うホコリや細菌などから人体を守る防衛機能は、鼻にある加温・加湿、細菌や有毒物質などに対する防御だけ。

口には防衛機能はありませんから、空気を取り込むための気道として使ってはいけないということ。

鼻の奥にある鼻粘膜には細かい繊毛がびっしり生えていて、そこから粘液を分泌して外から入ってくる異物を排除しています。

繊毛の上にある粘液は、線毛の動きによって1分間に約1cmのスピードで前から後ろへと動いていて、1日に分泌される粘液の量は約1ℓにもなるそうです。

空気中の小さなごみ、ほこり、細菌などの微生物は粘液に付着し、線毛の運動によって鼻腔の奥へ運ばれ、喉から痰になって出されたり、食道を通って胃に入ります。

また、鼻の中の空気は鼻粘膜の表面の粘液で湿気が加えられて、粘膜へ流れてくる血液によって温められます。

適度に温められ、湿りけをもったきれいな空気が、のどを通って肺に送られるしくみになっています。

口呼吸で深刻な疾患となる場合も!
現代社会では、自動車の排気ガスや粉塵などによって空気は汚染され、有害化学物質が口や呼吸器からどんどん体内に入って、身体は知らず知らずのうちにむしばんでいます。

排気ガスやホコリ、チリなどが直接肺に吸い込まれると、風邪や肺炎、健康状態によっては深刻な疾患となるケースもあるかもしれません。

口は呼吸器ではなくて、本来食べ物の通り道です。

口呼吸していると様々な症状

・運動能力や学力の低下
・肌荒れやくすみ、吹き出物
・慢性の風邪の症状
・いびき、歯ぎしり
・無呼吸症候群

このように、口呼吸は災いのもとです。

口で呼吸をしていたり、無意識にポカーンと口をいつも開けている人は、意識して口は閉じ、鼻呼吸をするようにしましょう。

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