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創業背景や今に至るまでと、これからの「HEALTHREE」について ーー 共同創業者 対談インタビュー

2024年2月に累計2.1億円の資金調達を完了し、4月には海外暗号資産取引所MEXCへの上場が決定した「HEALTHREE」。

今回はそんな株式会社HEALTHREEの共同創業者であるCEO 山本真也とCTO 田中厳貴に、対談形式のインタビューを実施しました。

ぜひ二人の関係性や創業背景、今に至るまでやHEALTHREEのこれからについて知っていただければと思います!

ーー二人の出会いは?

CEO 山本:前職のサイバーエージェントで僕が2018年にビジネス職として、厳貴さん(※CTO 田中のこと)が2017年にエンジニアとして新卒で入社したんですよね。そのつながりで、共通の先輩を交えて飲むのを年一ぐらいでやってて、そこが最初だったかなと。
厳貴さんは僕のことどう思ってましたか?

CTO 田中:特にめちゃくちゃ何かを思ってたってことはなかったけど、話してて、アツいやつなんだなーって印象はあったかな。

CEO 山本:僕は、良い意味で全然エンジニアっぽくないなと思ってました。技術的なスキルはわからないけどサイバーでも活躍してるからそこはすごいんだろうなと、一方でコミュニケーション力は営業級だなって。(笑)
自分がエンジニアなどクリエイターとのコミュニケーションが得意じゃないので、そこも含めてすごいなと思ってたし今でも助けてもらってます。

左:CEO 山本、右:CTO 田中

ーー創業の背景は?

CTO 田中:当時30歳になったタイミングで、そろそろ新しいことをやろうかなとぼんやりと考えていて。たまたまやましん(※CEO山本のニックネーム)がインスタのストーリーズにDMくれたことがきっかけで久々にご飯に行ったんですよね。

CEO 山本:そうですね。僕はもともと「世の中の新しい常識を作りたい」という想いがあって、サイバーを辞めてから一度マーケティングの会社で起業していて。でも世の中の新しい常識を作るためにはサイズ感が全然足りなくて、やり方を根本的に変える必要があると感じていたんですよね。
一気に世の中に何かを広めるにはサービスやプロダクトの力が不可欠だと思い至って色々考えていたのですが、自分はプロダクトを開発するスキルがないから、やれる人と作りたいなと思っていたところで、厳貴さんが言ったように久々に会うことになったという背景でした。

CTO 田中:その場で「一緒にわくわくする新しいことをやろう!」となり、「まずは最初の目標として時価総額で100億円の会社を作ろう」と目線をすり合わせました。あと新宿のめちゃくちゃ安いお寿司屋さんで会ったんだけど、お寿司が美味しかったのは覚えてます。(笑)
その直後からいろんな業界の調査をはじめて、その中のひとつであったWeb3の業界に目が止まりました。その頃はSTEPNも流行っていて、Web3とヘルスケアの相性が良さそうとなって、一回作ってみようという流れになってすぐに作り始めました。

CEO 山本:そこから2022年6月にHEALTHREEを設立しました。当時は日本の仮想通貨関連の税務周りの法整備が整ってなかったので、最初はシンガポール法人として設立したんですよね。
(※その後2023年に日本法人を設立しました)

ーー創業当初はどんな感じだった?

CTO 田中:サービスリリースが2022年8月末だったんだけど、開発期間は3ヶ月半ぐらいで。(笑)
そのとき僕はサイバーを辞めてなかったから、業務時間以外の全部を使って開発してたかなー。あとは、いざ一度リリースしてからはユーザーさんの声もどんどん上がってくるようになったので、精神的にも大変でした、、

CEO 山本:僕はSNSやDiscordの運営を始めたあたりが大変でしたね。ユーザーコミュニティを作るのがとにかく重要だと考えていたので、かなり時間を使って色々と頑張っていました。

CTO 田中:逆に嬉しかったのは、大変だったことの裏返しで、やっぱりユーザーさんの声かな。SNSでの反響で「他のサービスと比べても完成度が高い」という声が多く、エンジニアとしてめっちゃ嬉しかった

当時のスクリーンショットは今でも保存しているとのこと

CEO 山本:ほんとにそうですねー。

ーー資金調達については?

CEO 山本:初回の資金調達は2023年の1月でした。当時はFTXの破綻という大きな出来事があり、3回ぐらいはマジでやばいタイミングがありました。(笑)
そんなときにW Fundさんにリードとして投資してもらえることになったのは本当にありがたかったですね。
その後無事2023年4月に「HEALTHREE」のオープンβ版がリリースされて、そこでサービスとして大きく跳ねました。ブロックチェーンゲームは初期にプレイし始めた方が得をしやすいゲームモデルでもあるので、やはり最初のタイミングで一気に来ましたね。

CTO 田中:オープンβでトラクションが出たことで夏頃から2回目の資金調達に向けて動き出したのですが、ただただ開発リソースが足りなくてきつかったですね。(笑)
やりたいこと、やらなきゃいけないことがとにかく多かったですね。
その2回目の資金調達が2024年1月に完了してからは、会社としてのその後の拡大も見据えて組織を作ることに重点を置くようになりました

ーーHEALTHREEをやっていて面白いと思うのはどういうとき?

CTO 田中:健康に寄与できることですね。
社会的に必要なことに対して自分たちでサービスを作ることで価値を出すことができて、それを楽しんで使ってくれる人がいる。かつ国内ではあんまり無い領域で、言ってしまえば「ブルーオーシャンよりも前」の段階で、そもそも正解がない。そういった全てが面白いです。
あとは実は元々ゲームが好きだったのですが、サイバーエージェントではメディアサービスを作っていたので、ずっと好きだったゲームを作れているのは嬉しいですね。

CEO 山本:ずっと成し遂げたいと思っていた「世の中の新しい常識を作る」チャンスがあること、これに尽きます!
STEPNは僕もハマってたのですが、それまで何かのサービスにハマるみたいなことは自分はあまりなかったので、実体験ベースで語れているというのもあります。
今の世の中にヘルスケアサービスはたくさんあるのですが、それらのサービスにおいてとにかく1番の課題は継続率だと思っていて。
「HEALTHREE」はそこにアプローチしていて、「我慢しながら」ではなく「楽しみながら」皆がヘルスケアに向き合えるんですよね。これがマスに広がればめちゃくちゃハッピーだよね、ということですごくワクワクします。これまでなかった切り口でサービスを提供することで、世の中に対して大きなインパクトを与えるモメンタムを作っていけると考えています。

ーー逆に、しんどいと思うのはどういうとき?

CTO 田中:さっきも話したように、ユーザーさんの反応はやっぱり気にしてます。サービス作りの根底としてユーザー目線を大切にしており、自分がその目線を持とうとしているからこそ気持ちがとてもわかる意見もあるんですよね。前職にいたときからユーザー目線は大事にしていたのですが、当時よりも自分ごと化できていると感じています。
逆にポジティブな反応をもらえるとめちゃくちゃ元気が出ます。もはや開発速度に影響出るぐらい元気が出ますね、、これは冗談ですが。(笑)

CEO 山本:僕はシンプルにサービスがなかなか伸びないときですね。だから面白いというのはもちろんあるのですが、僕らが挑んでいるX to earnというジャンルにおいてはとにかくこれまで成功事例がないし、成功の定義も曖昧で参考にすべきところもない。
だからこそインプットをしまくって、やれることをやってチャレンジするのは面白いです。暗中模索ですが、小さなもの含め成功は積み重ねられており、やればできるんだなという感覚はあります。

CTO 田中:結局、身も蓋もないですが、サービスが伸びているときはユーザーさんの反応もやっぱり良くなるんですよね。好循環を目指していきたいです。

ーー今後のHEALTHREEは何が面白い?

CEO 山本:これから目に見えて社会実装が広がっていくという点かなと。ユーザー数も増えていくでしょうし、マーケティングもちゃんとやっていきたいです。自分たちのサービスのユーザー数が加速度的に増えていく体験ができるのはシンプルに面白いと思います。
一方で人が全然足りてないです。(笑) 特に責任者レイヤーが足りていなくて、どんどん権限を移譲していきたいので意思決定の機会が多いという面白さもあると思ってます

CTO 田中:FungibleToken(仮想通貨)の発行をしている会社で働ける機会は相当レアだと思います。
想像してみてほしいのですが、自分たちが言わば日銀で、自分たちで通貨を発行できる経験ができるんですよお金そのものの価値自体を作っていくのは超面白いですし、それがあることでサービスを作る観点が変わってくるのでめちゃくちゃ頭使って考えないといけないんですよね。

ーー最後に、お互いのことをどう思っているか教えてください。

CTO 田中:最初の資金調達のときW Fundさんにも同じこと聞かれたねこれ。(笑)

CEO 山本:たしかに(笑)

CTO 田中:改めて言うと、めちゃくちゃ優秀ですね。僕が苦手なところをしっかりできる。連続起業家ということもありちゃんと経営者という感じでお金周りに強いのですが、これはスタートアップとしてはすごく重要な要素と思っています
あとは、粛々とやらなければいけないことをちゃんとやれる。セルフコントロール、自戒ができる人。
共同創業者はめちゃくちゃ衝突すると言われますが、僕たちはあまりしないんですよね。それはシンプルに得意な領域がぶつからずに役割分担がうまくできているからだと思っています。かつ前提として人柄的に信頼があるから任せられる。補完できる関係、凹凸みたいなものかなと

CEO 山本:概ねその通りですねー。思ったより本当に真逆です。(笑) そのおかげで背中を預けられています。
個人ではなく法人としての機能という観点だと、会社に代表が2人いるのは超強いと思うんですよね。1人だったら難しいけど、2人なら百戦錬磨の企業にも勝てる。共同創業者っていいなといつも感じてます
でも2人で一緒にやってるからこそ、お互いコミュニケーションはストレートに取るようにしていて、少しでも気になることがあったらすぐ言うようにしてます。

CTO 田中:コミュニケーションについては最初に話し合いました。元々はサイバーの先輩後輩、だけどあくまで目的は会社を大きくすることで、そこに遠慮は必要はない。いちいち変に相手の機嫌を伺う必要はないよね、と。

CEO 山本:お互い信頼してるからこそですね。でも人間なので傷つくこともありますし、そうなったら「今のは傷つきました」って言うようにしてます。(笑)

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