いわゆる忍殺語の使用頻度調査(2021)
カテゴリA. 未読者にも浸透し、忍殺由来として認知され使用される
ニンジャナンデ
1日に50~200件は安定してツイートされ、ゲーム実況で忍者が出たりする場面で使われることが多い。また、テレビ番組等で唐突に忍者が出現すると爆発的に増える。
アイエエエ
1日に50~200件ほどがツイートされる。ほとんどの場合「アイエエエ!〇〇ナンデ!?」の形で使われており、驚きの表現のある種の定型、あるいは強調のように使われているようだ。
ドーモ、〇〇=サン。
1日50~100件はツイートされる、ニンジャスレイヤーの名刺代わりとも言えるフレーズ。続く「~~です」が「~~デス」になっているものも含めてヘッズでなくとも多くの人が知っていて使っているセリフである。
タツジン! / ワザマエ!
検索してみると1日50~100件程度は安定して使われている。カワイイヤッター同様にあまりニンジャと関係なく、一種の歌舞伎の大向こうのような感覚で使われているようである。もっとも、ニンジャがらみでもよく使われる。
古事記にもそう書いてある
1日50~100件程度ツイートされる。かつては民明書房が占めていた枠だが、ツイッターのような短文でもとりあえず文末に付け加えておけばいいという気軽さからよく利用される。大阪で文末に付け加えらえる「知らんけど」のネット版のような立ち位置にある。ややカテゴリBに近づいているようだ。
爆発四散 (哀れ OR しめやかに OR サヨナラ)
1日10~30件程度ツイートされる。忍殺と関係ないものが多い。「爆発四散」はニンジャスレイヤー以前と以降で使用頻度が1000倍ほど違うが、そもそもツイッター人口自体が増えているので効果を測定することは難しく、絞って「哀れ」「しめやかに」「爆発四散」「サヨナラ!」の組み合わせだけを測定した。
カテゴリB. 未読者にも浸透しているが、忍殺由来として認知されていない
こちらのカテゴリについてはこちらのnoteも参照されたい。
パワーワード
10秒に1度とかそのレベルの頻度でつぶやかれる。2017年三省堂「今年の新語」第3位(「〇〇ロス」や「草」を抑えて!)であり、今この言葉を使う人の99%以上はニンジャスレイヤーを一文字も読んだことがないと言ってよい。なお、作中では「臨兵闘者皆陣列在前」など「唱えるだけで効果のある呪文」を指してパワーワードと呼んでいるのだが、「ズガタッキェー!」「ダマラッシェー!」「エーラッシェー!(スシ回)」など、聞いただけで精神が朦朧とする魔力のかかった言葉というような使い方がされ、それがヘッズスラング経由で広まったものであろう。
シンカンセンスゴイカタイアイス
マルノウチスゴイタカイビルの変形である「シンカンセンスゴイカタイアイス」は1日100~1000件程度のツイートが見られ、もはやニンジャスレイヤーを全く知らない人も一種の固有名詞として使っている。ほかに《地名スゴイタカイビル》のように用いられることもあるが、少ない。
カワイイヤッター!
1日50~200件程度は安定してツイートされる。vtuber等3Dモデリングで特に普及したらしく、ほとんどがニンジャスレイヤーと関係なく、単に「かわいい」の強調形か、ゲームのガチャで美少女キャラを引き当てたときに使われており、忍殺由来と知らない人も多い。作中ではアンドロイドのアイドルのライブ等でコールとして使われている言葉であり、創作であるにも関わらず作中での用法と違わず現実でも使われるようになったという、ある意味すごい言葉である。
俺は詳しいんだ / 知能指数が高いからわかる
1日50~100件程度ツイートされる。「古事記にもそう書いてある」同様、大阪で文末に付け加えらえる「知らんけど」のネット版のような立ち位置にあるが、古事記やミヤモトマサシというフックがないために忍殺由来だと思われずに使われているようだ。
ヨロコンデー
1日5~10件ほどの頻度でツイートされる。元が居酒屋の接客ネタだけに特にニンジャスレイヤーを知らない人でも使っている雰囲気がある。「ザッケンナコラー!」なども同程度の頻度だが、ニンジャスレイヤーと関係なく使われている。
カテゴリC. 基本的に重度か軽度かを問わず忍殺に触れた人が使う
ゴウランガ
1日10件程度は安定してツイートされる。誉め言葉として安定の用法である。
〇〇殺すべし、慈悲は無い
1日5~10件程度ツイートされる。ほとんどの場合ニンジャスレイヤーとは関係なく、怒りの表現ないしゲームで目標達成するための勢い付けの定型句として使われている。「ハイクをよめ」も同程度の頻度で同様の使い方で使われる。
マッポー
ニンジャ実況がない日でも数件つぶやかれている。ヘッズの世相描写が多い。暗黒メガコーポもそれよりは少ないが毎日程度の頻度でつぶやかれる。
おかしいと思いませんか?あなた
ニンジャ実況がない日でも数件つぶやかれている。愛される言葉である。
ノーカラテ、ノー○○
ニンジャ実況がない日でも1日1回程度つぶやかれている。カラテがないとニンジャばかりではなく、マスター、呪術師、錬金術師、プリキュア、アイドル、プロデューサーなどが務まらないことがわかる。
入れなかったもの
「イヤーッ!」:検索してみると「嫌ーッ」の意味も相当に多い。ヘッズ内外で意味の違うセリフの一つ。
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