かづき。

朝6時ラーメンを啜る20代の女。

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セーラー服を卒業出来ない私。

『セーラー服とは、卒業するものだ。』 アニメを見たことがある人なら、分かるだろうこのセリフ。そう、キルラキル最終回で鮮血が流子に言ったセリフだ。私は、涙なしには見れなかったシーンだ。その後に流れる1クールのEDが堪らなく良いのだが…今回私が話したい事はキルラキルの事ではない。 私の話だ。セーラー服を卒業出来ない私の話。 本題に入る前に、少し私の昔話を聞いて欲しい。小学生の頃、マセガキだった私は、5つ年の離れたはとこが読んでいた月刊誌の少女漫画に酷く憧れた。積み重ねられた

    • 微炭酸を残して生きてゆく【小説】

      「若者って何歳までだと思う?」 そう唐突に投げかけられた言葉に僕は、頭に思い浮かんだ数字を告げた。 「25歳かな?」 「ふーん。」 彼女は、溶けかけのアイスを口に含みながらテキトーな返事を返した。学校の近くにできた新しいコンビニで買った物だ。 テスト1日目のお昼過ぎ、彼女は自転車を引きながら耳を劈くような蝉の声と彼女のアイスを食べる咀嚼音をBGMに僕と歩いていた。そのBGMには合わないようなゆっくりとした速度で。 そして、また質問を投げかけてくるのだ。 「ねえ、

    セーラー服を卒業出来ない私。