【デート本】【おまけ】ビジネスにおける重要度×優先度の考え方について(通称:クオリティ戦術)

デート本本編のTipsを執筆する上で、あまりにも脱線し、筆者が泣く泣く本編からカットした文章を公開する。

本文は以下Tipsを元としている。

毎日残業しないと仕事が終わらないキミ達に教えてあげよう。
キミ達の仕事が終わらないのは、優先度と重要度に基づいた順序だったタスク処理ができていないからである。

以下に図解しよう。

残業ゼロの思考法

見ての通りである。
問題はC、
すなわち、
優先度=高 かつ 重要度=低
のタスクだ。
ほとんどのビジネスマンは、BとCの考え方が根本的に間違っている。

AとCばかり片っ端から着手し、一向にBが進まないのだ。
Bのクオリティを下げるくらいなら、Cは無視して謝罪した方がよいのだ。

納期だけを守る人間は、信用されるが都合よく使われる。
そして一度でも納期を守れなくなったら捨てられ、チャンスはニ度とこない。

納期を守らないが質を守る人間は、キミしかいない、と信頼される。
たまに質が落ちたとしても、今回は忙しかったんだろう、と同情してもらえるから、三回連続で裏切らない限り、チャンスは永遠にもらえる。
※納期も質も守る人間が一番なのは言うまでもない。優先順位の話だ。

覚えてほしい。
信用と信頼、重要なのは断然に信頼だ。

株式会社における多くの決裁者、そしてくだらないビジネス本の著者は、決まって真逆のことを言う。
納期を守る人間は都合が良いからだ。
そして、あまりにもクオリティが高い人間は、無能なお偉いさんに取って危険な存在だ。

もし本書を読んでいるキミ達が、「上から気に入られる」の一点突破で出世をしたいのであれば忘れてもらって構わないが、クオリティの高い仕事をできる人間は、組織で間違いなく重宝される。
そして直属の上長ライン以外、すなわち同僚・後輩・関連部署の決裁者など、270°近い方面から支持者が現れる。

そうこうして過ごしていると、納期を守らないキミを詰め、軽んじる直属の評価者は左遷されることになる。

もしキミが気に食わない上司を飛ばしたいと思っているなら、まずはキミ自身が重要度の高い仕事に全力を費やすクオリティ戦術を取り、広く支持者(≒協力者)を集めるところから始めよう。

ちなみに、組織で衆目を集めて気に食わない存在を飛ばすことは、想像の100倍近く疲れることだから覚悟して欲しい。私も何度もやったことがある。
Zガンダムにおける主人公=カミーユの精神崩壊というあまりにも有名なエンディングは、非常に示唆に富んだものだ。
※少々意味合いがズレるが、初代の半沢直樹もそれに近い。

ここからいなくなれ!

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