【デート本】【テクニック】直接的に相手を褒めざるを得ない空気になったら負け。褒める時は、幼稚園児相手のように褒めて、意地らしくさせる。(17/〇〇)

キミ達がリア充男子とそれなりに仲良くなり、
恋愛市場においてオラが春を謳歌している彼らにアドバイスを求めると、3分の2くらいの確率ではこのように言われるだろう。

まずは複数人で遊びに行ってそこから仲良くなったら??みんなでBBQでもして、そこから映画にでも誘うのがいいよ!
あ、デートにめっちゃいいお店教えようか?

リア充の無責任なアドバイス

真っ当なアドバイスであると同時に、
これは非モテであるキミ達には無益なアドバイスだと言える。

非モテが好きなのは清楚系ビッチだ。清楚系ビッチとは、要するに見た目がマイルドなギャルだ。
ギャルを複数人で遊びに連れ出そうにも、場を盛り上げられるリア充男子を巻き込まないと相手にされない。
しかしキミ達にそんな求心力はない。

持てる力を振り絞ってBBQに漕ぎ着けたとて、
結局清楚系ビッチはリア充と遊び、非モテの君たちのことなんて見てやしない。

男女複数人でのイベントをきっかけに彼女を作れるのは、もともとモテる男だけなのだ。残酷な話だ。

それはまるで、「起業家支援事業」を銘打ちながら、黒字化していたり、資金調達を受けていたりするベンチャーばかりを支援対象にする自治体施策みたいなもんだ。

そして億が一にも、狙った清楚系ビッチとのデートに漕ぎ着けたとて、キミ達が映画デートから2回目に繋げるのは到底難しい。
※以前のTipsで、初回の映画デートはおすすめしない、と触れた。


ここからCG(チョット逆)なことを言おう。

善意をもって他人に正しく手を差し伸べられる組織や人は、たしかに少ない。
結局のところ、人は自分と違う人の境遇をリアルに想像できるほど賢明でもない。それは事実だ。

しかしながらキミ達はプライドが高い。
プライドが高く、他人のアドバイスを軽視しすぎている。

プライドが低ければ、土台非モテになんかなってない。
一見謙虚に見えても、嫌われないために謙虚に見えるよう振舞っているだけだ。

そこで、勇気を振り絞ってリア充男子に泣きついても、返ってくるのは、前述のような実現不可能なアドバイスであることが多い。
3分の2くらいは無益だ。

しかし残りの3分の1はどうだろう。
図らずもそれなりに有益なアドバイスが返ってくるかもしれない。

それこそこんな感じである。

お前、本当は面白いやつなんだから、もっと自信持てよ。
女に日和るなよ。

リア充からの有益なアドバイス

「本当は面白いやつなんだから、もっと自信を持てよ」は無視していい。
リア充のいつもの無責任な放言だ。

しかしそれを持って無益と断じるのはナンセンスだ。たとえ意図が違っても、名言は独り歩きするものだろう?

着目してほしいのは、「女に日和るなよ」の部分だ。

実際のところ、キミ達には輝いて見える清楚ビチ子ちゃんも、実はただ可愛いだけの、依存症が強い普通の女「児」だったりするものなのだ。


さて、本書で取り上げるTipsも、今回で17個目となった。
違う切り口でまとめたTipsであっても、突き詰めると同じことを言っている、とは以前書いた。
詰まるところ、これまでのTipsの半分近くは、突き詰めてしまうと「日和るな」と言っている。全部同じなのだ。

具体的には以下Tips群が該当する。
まだ読めていなかったとしても、本Tipsの末尾にリンクを貼るから、後で読んでもらって構わない。

Tips2:謙遜することは立派だが、自虐は自分の安売りだ。第三者を褒めよう。
Tips3:自分をどう見てもらうか、ではなく、相手を愉しませてあげることを最優先に考えよう。
Tips6:目と目があったら、向こうが目を逸らすか笑うまでにっこりと見つめよう。こちらからは逸らさない。
Tips7:手を引くように、とにかく先に、先に行動しよう。そうしたら精神的に優位に立てる。たとえ相手が恋愛対象ではなくても。
Tips12:相手が遅刻してきた時は、満面の笑みで明るく「遅い!」と怒ろう
Tips13:笑顔を出すのは会話の2割。ただし笑う時は必ず満面の笑みで、はつらつと。安売りしない。
Tips16:疲れた相手は甘やかすな。楽しく夢中にさせて、もっと疲れさせてやろう。それが一番の気分転換になる。

『デートの前に必ず、落ち着いて読む本』より

さて、本題に入ろう。

魅力に感じない女性をエスコートすることはとてつもなく重要だが、魅力に感じる女性相手に日和らないことも、それなりに重要だ。
※この表現に違和感を覚えたのなら、しっかりと咀嚼してほしい。きっと良い気づきになる。

今回もまた、マインドの話となる。
改めて、Tipsは以下の通りだ。

直接的に相手を褒めざるを得ない空気になったら負け。褒める時は、幼稚園児相手のように褒めて、意地らしくさせる。

今回のTips

ポイントを押さえて咀嚼していこう。
「直接的に」「褒めざるを得ない」「意地らしくさせる」あたりであろうか。


◉まずは「直接的に」である。
本来の対義語は「間接的に」であるが、ここでは「直接的に(≒ダイレクトに)」といったニュアンスで読み替えてほしい。
※今回は、私がTipsとして書いた運用していた文章をそのまま利用する。

女性との会話では、ダイレクトに相手を褒めるのは悪手だ。
・服が似合ってるね
・髪型可愛いね
・優しいね
・センスいいね   …etc

こういった褒め言葉は、基本的にはやめた方がいい。ほとんどの女性は言われなくても分かっているし、言われ慣れている。
(超絶イケメンなら話は別だが)彼氏候補に躍り出るだけのスペシャル感が全くない。

推奨するわけではないが、
もし服装や髪型について褒めるのであれば、せめて、一捻りを入れよう。

「最近通ってる美容室の美容師さんが辞めちゃって、良い人いないかな〜って思ってるんだけど、A子ちゃんってどこで髪切ってるの?」
→A子「表参道かな!」
→「表参道のどこらへん?」
→A子「〇〇の横の△△っていうお店」
→「あ、そこ知ってる!東京スカイツリーの所だよね?」※まずはふざける。
→A子「全然違う!スカイツリーは押上だよ!笑」
→「あ、間違えた、、、表参道は六本木ヒルズとかあるところか!」※2回ボケる。
→A子「全然違う!バカにしてるでしょ?笑」
→「いやいや全然!表参道って一度も行ったことないから(※あからさまな嘘がいい)土地勘なくてね〜。」
→A子「嘘ばっかり!」
→「ま、マジレスすると、僕が女の子だったらそんな髪型にしたいな〜と思ってね。あ、ところで表参道ってよく行くの?
→A子「月に1回くらいかな」
→「ご存知、僕は一生に0回で、いつか行ってみたいと思うんだけど、今度表参道の歩き方教えてよ!」※ここではすぐにOKもらえなくてもよい。

バンビーノ

こんな感じだ。
とにかく、ふざけている一幕でさりげなく褒め言葉を差し込んで、間髪入れずに話題を転換するのがいい。褒めたまま、会話のボールを相手に持たせるのは最悪だ。


◉次に「褒めざるを得ない」「意地らしくさせる」について。
会話をしていると、褒めざるを得ない空気になることが多々ある。
それなりに会話の空気感ができてきた時限定だが、「こんなことしてる私偉くない?」みたいに直接的にアピールをしてくることがある。
頻繁に起きることではないが、例えばこんな感じだ。

「そういえば今日って何時に起きた?」
→A子「7時くらい」
→「えっっっっっ?休日なのに7時に起きたの????」
   ※こういう時はオーバーリアクションを取る。褒めない。
→A「昨日は仕事がめっちゃ忙しくて夜も遅かったんだけど、いつも7時に起きてるから、リズムを崩したくなくてね」
→「マジで?休日なのに平日と同じ時間に起きてんの?」
→A子「エライくない???笑」
→「ま、僕なんかは夢の中では、毎朝4時に起きて、朝イチでランニングした後で冷たいシャワー浴びてるから、朝7時なんて夜みたいなもんかな。本2冊くらい読んでコーヒー飲んで、ようやく朝7時って感じかな。だから朝7時は全然エラくないよ。」
A子「なにそれ!起きてないじゃん笑 私の方が100倍エラいし。」
→「わかった。毎朝7時に起きて、規則正しい生活を送って、めっちゃエラいね♡」
→A子「バカにしないでよ笑」
→「朝マック食べれる時間に起きてるのが素晴らしくエラいね」
→A子「朝マック食べたことない。」
→「マジで?めっちゃ美味しいよ。じゃあ朝7時に起きて、朝は何食べてるの?」
→A子「〜〜〜〜」、、、

バンビーノ

上記のようなリズミカルな会話ができれば、次のデートにつながる可能性は高くなる。
上級者であれば、「え、じゃあこのまま朝まで飲み続けて、朝マックで〆ようよ」みたいな冗談を言えるだろうが、非モテのキミ達は無理だろう。

ポイントとして押さえておきたいことが2つある。
1つ目は、「エラくない?」と言われるまでこの手は使わないことだ。
そうでないと、ただの嫌なやつになる。
2つ目は、狙ってこの流れを作ろうとしないこと。
何気ない会話の中で、思わず褒めたくなるような情報が出てきた時に、ダイレクトに褒めるのは癪だから、「仕方なく」この流れに持っていき、ちょっと「意地らしくさせて」終わるのがいい。


朝起きた時間を聞いても、大抵の場合は反応に困る返答が返ってくる。
それこそ「10時」とかだ。
そんな時には、「僕も10時!同じだね!」とか返すのではなく、
「じゃあ昨晩は何時に寝たの?」(→恐らく「25時」とか普通の回答)
→「仕事は何時くらいまでしてたの?(※)」(→「20時くらい」)
→「いつも20時くらいまで仕事してるの?」(→「これでも昨日は早かった」)
→「え、いつもは何時くらい?」
みたいにちょっとずつ関連する質問をずらしていって、何か相手が喋りたそうなサインが見受けられたら深掘りしていくようにしよう。
※ちなみに上級者であれば、(※)のところでは「じゃあ今日は何時に寝る予定なの?」みたいに聞いてみるのもいい。


長くなったが、今回のTipsは以上だ。
以下、関連するTipsを列挙するから、読み返してみてほしい。

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