【デート本】【テクニック】ゆっくりと、はっきりと、落ち着いた声で語りかけよう。(5/◯◯)

世の中には、3タイプの人間が存在する。
・緊張すると言葉が出なくなる人
・緊張すると早口になる人
・緊張すると喋りの質が上がる人

1つ目ならそれほど気にする必要はない。デートにおける沈黙とは、実はそれほど恐れるべきものではないからだ。
安心してくれ、私は知っている。キミ達は会話が途切れることを過剰に恐れる人種であることを。だからこそ、腹落ちできるまでとことん付き合ってあげるからね♡

問題なのは、2つ目に当てはまる人間だ。そう、今回はとりわけ「緊張すると早口になる人」にとって有益なTipsとなる。

前回のTipsにおいて、話題とは時間稼ぎのためにあるものではない、と書いた。
話題とは沈黙を埋めるためのものではない、と言い換えてもよい。

つまらない会話は、時間の無駄だ。
話がつまらなくて長い人は、何も喋らない人の100倍嫌われる。黙っていた方が想像力がはたらく。
なんなら、口数が少ない人はイベントに誘われがちだ。
なぜなら、喋らなくて当たり前の人は相手を不安にさせないからだ。

もし本書を読んでいるキミが、友人と3時間サシ飲みをする自信がないのであれば、デートの冒頭は無理に喋らない方がいいだろう。
もし本書を読んでいるキミが、友人と何時間でも喋っていられるタイプなのであれば、デートにおいては会話のテンポを意識的に下げた方がいい。
トルクの大きな、力強い会話を心がけてほしい。

考えてみてほしい。以下2パターンのデートがあった場合、次の約束を取り付けやすいのはどちらだろうか?
・最初は盛り上がっていたが、途中から沈黙して気まずくなったデート
・最初は気まずかったが、最後に盛り上がったデート
 ※最後まで盛り上がらないデートは問題外だ。

答えは言うまでもないだろう。後者である。
ついさっきまで饒舌だった人が急に喋らなくなると、人は不安を抱く。そして居心地が悪くなる。

デートにおいて、前半の居心地の悪さは問題にはならない。
むしろ、前半の居心地が悪い方が、後半のカタルシスを呼び込みやすいだろう。

本題に入ろう。
キミがどんなタイプの人間であれ、デートにおいては、なるべくゆっくりとはっきりと話すことを心がけた方がいい。
相手の女性が早口で頭の回転の速い女性であれば別だが、その場合は意識せずとも合わせにいくであろうし、そもそも早口の女性は多くない。
多くの女性は、非モテで妄想ばかりしているキミ達よりも、頭の回転が数段階遅い。

さて、今回のポイントは、
①ゆっくりと
②はっきりと
③落ち着いた声で
④語りかける     である。

4つも同時に意識できないキミ達の為に優先順位をつけよう。
優先度を順位付けすると「④→③→②→①」になる。
重要度で順位付けすると「③→②→④→①」になる。

ん?優先度と重要度の違いがわからないって???
もぉなにそれ調子いいなぁ〜今回だけだよ?

重要度×優先度とは、タスク処理における鉄則である。
重要度が高いものは、「絶対にやらなくてはいけないもの」である。
優先度の高いものとは、「今すぐやらなくてはいけないもの」である。

ところで、恋愛とは不測の事態が起きる確率が非常に高いゲームである。
高度なアドリブ性が求められるからだ。

「デートの必勝エリア、王道パターンを作ろう」という言葉がある。あながち間違ってはいない。
しかしその意味をキミ達の多くは誤解しているだろう。
必勝パターンを作るのは、不測の事態が起きる可能性、すなわち変数を限りなく減らし、安定したメンタルで立ち回り続けられる可能性をあげるためだ。
必勝パターンが成功するのは、デートプランが秀逸だからではない。
キミ達自身の立ち回りが洗練されるからだ。シームレス!

話が脱線した。
毎日残業しないと仕事が終わらないキミ達に教えてあげよう。
キミ達の仕事が終わらないのは、優先度と重要度に基づいた順序だったタスク処理ができていないからである。
以下に図解する。

残業ゼロの思考法

見ての通りである。
問題はC、
すなわち、
優先度=高 かつ 重要度=低
のタスクだ。
ほとんどのビジネスマンは、BとCの考え方が根本的に間違っている。

AとCばかり片っ端から着手し、一向にBが進まないのだ。
Bのクオリティを下げるくらいなら、Cは無視して謝罪した方がよいのだ。

納期だけを守る人間は、信用されるが都合よく使われる。
そして一度でも納期を守れなくなったら捨てられ、チャンスはニ度とこない。

納期を守らないが質を守る人間は、キミしかいない、と信頼される。
たまに質が落ちたとしても、今回は忙しかったんだろう、と同情してもらえるから、三回連続で裏切らない限り、チャンスは永遠にもらえる。
※納期も質も守る人間が一番なのは言うまでもない。優先順位の話だ。

覚えてほしい。
信用と信頼、重要なのは断然に信頼だ。
これは恋愛でも同じだ。

・寂しくなった時に呼んだら絶対に来てくれる無難な男
・滅多に会えないけど、会ったら絶対に楽しい男
モテるのは決まって後者の男である。

本題に戻ろう。
改めて、重要度が高い順は「③→②→④→①」である。
すなわち、「落ち着いた声で、はっきりと語りかけよう。ゆっくりとな。」である。
これは当たり前で、女性視点でのデートにおいて何より重要なのは、目の前の男性が落ち着いていることだからである。
そして次に重要なのは、はっきりと話すことだ。
明瞭でない喋り方は、聞く側にとって苦痛だ。
④と①はどちらでも良いが、最悪早口でも、テンポや空気感が良ければ問題ない。

しかしこれを実践しようとなると、少し順番が変わる。
優先度では「④→③→②→①」だと言った。
すなわち「語りかけよう。落ち着いた声で、はっきりと、ゆっくりと。」だ。
これには理由がある。
「語りかける」という意識さえ持っていれば、「ゆっくり」「はっきり」「落ち着いて」の三項目をクリアしている可能性が極めて高いのだ。

幼児に「語りかける」時のことを思い出してみてほしい。
その時キミ達は常に、ゆっくり、はっきり、落ち着いて話しているはずだ。

つまり、デートに誘われてノコノコとやってくる目の前の女性は、実は幼児だったということだ。

今回のテクニックは、実用性の高さはもちろん、実践も簡単だ。
一番重要度が高いTipsではないが、優先度はもしかしたら一番高いかもしれない。


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