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あれから半年

母がこの世を去って半年が過ぎた。 心に何の準備もないまま降って湧いた出来事に、亡くなってから1〜2ヶ月は混乱した感情のまま目の前の諸事をこなしていた。 ようやく少し落ち着き出したのは納骨を終えてからだろうか。数々の手続きが片付いてきて母のいない日常にも何となく新たなペースを感じられるようになった。 2月からの予定が繰延べになっていた読書会をようやく始めることができて、一週間のサイクルも出来てきた。 どうしようもない悲しみや罪悪感、あるいは寂しさで涙がとめどなく溢れるこ

    • 未明に起きた「何か」

      夜中にふと目覚めトイレに立つ。戻ってベッドで横になった途端に何かが始まった。訳もなく涙があふれる。ただただあふれる。 少しして心に浮かんだのは、「もうしんどいよ」、「死を背負って生きるのはしんどいよ」という言葉。 3年前の春、長兄が自ら死を選んだとき、私はその責めを自ら背負うと誓ったようだ。「ようだ」というのは今のいままでそれに気づいていなかったから。 兄が心のバランスを崩してから死を選ぶまでの間に、私がしたことしなかったこと、全て自分が負うべき責めだと思った。 だか

    あれから半年