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秋です。コオロギを飼ってみませんか?

こんにちは。

朝夕が涼しくなってコオロギの鳴き声が
街中でも聞かれるようになりました。

我が家ではコオロギを飼っていますが
リラックスする鳴き声で、在宅勤務などで
家にいるときにはちょっとした癒しになります。

我が家の場合はニホントカゲのエサ用ですが。

今回は秋にできるコオロギ採取と飼いかたをご紹介します。
今年はコロナの影響でなかなか家族で出かけにくいので
たまにはお子さんと虫取りなども如何でしょうか。


1.コオロギの探し方

冒頭にも書きましたがコオロギはこの時期になると
積極的に鳴くようになります。
コオロギ自体は初夏に差し掛かるころに孵化して
少しずつ成長して、夏が終わるころに最後の脱皮をして
立派な翅になります。
その翅をこすり合わせることで鳴いています。

よく知られている話ですが、コオロギでも
鳴くのはオスだけなんです。

コオロギを捕まえにいってもメスばっかりを
捕まえてしまうと、残念ながら鳴かないので
注意が必要です。

オスとメスの見分け方は一番シンプルなのが
しっぽの先端にある突起の長さです。
メスはこの突起を土に突っ込んで卵を土の中に
産み落とすため、真ん中の1本が太く長くなっています。

オスはメスに比べると細く短いのが特徴です。

コオロギは草むらなどに結構普通に生息しており
夕方ごろに鳴き声が聞こえるようであれば
そこにいるはずなので、日中に探してみましょう。
探すポイントとしては草むらに落ちているブロックや
大きめの石の影などです。

天敵に襲われにくいようにコオロギは隙間に
隠れていることが多く、このような場所を探せば
出会える確立がグッっと上がります。
コオロギの口はそれほど鋭くはないのですが
稀にかまれることもあるので、捕まえる際には
手袋をつけておくほうがベターです。

少し話が逸れてしまいますが、昆虫採取をする際には
基本的に手袋を着用するほうが望ましいです。

なぜなら、昆虫採取では稀に毒がある虫や
噛む虫と遭遇することがあるためで、
通気性の高い軍手では小さな虫が侵入することもあるので
ウレタンのついた目の細かい手袋を
オススメします。

2.コオロギの飼いかた

捕獲したコオロギはジャンプして逃げるのを防ぐため
必ずフタのある容器で飼育します。
ケースの中には可能であれば砂などを敷いて、
その上に隠れ家となる石などを置きます。

基本的にエサはキュウリやナスなどの野菜を主に入れてやり
時々動物性の煮干しなどを入れます。
煮干しは乾いたままだと食べにくいので
水でふやかしてから入れるとよく食べてくれます。

基本的にエサに水分が含まれるため、飲み水を入れる必要は
ありませんが、2日に1回ぐらい水槽の乾燥を防ぐため
霧吹きなどで水をかけてやります。

1ケースに2~3匹程度ならそれほど気にならないのですが
コオロギはかなりたくさんのエサを食べてたくさん糞をするので
ケースは1週間に一回ぐらいの頻度では掃除してやる必要があります。

コオロギを飼うときはMサイズの飼育ケースに4匹ぐらいまでに
してください。
それ以上の数を1つのケースで飼育すると
共食いすることもあるので注意が必要です。

何匹か飼育しているとメスは少しずつおなかが大きくなり
産卵の準備をし始めます。
同じケースで何匹かオスとメスを飼育していると
ほぼ間違いなく交尾をしているので、メスは逃がしてやりましょう。

飼育しているコオロギを土に産卵させて翌年も楽しむことは
十分に可能ですが、飼育ケースを定期的に保湿してやる必要があることから
来年も自然界に子孫が出てきてくれるように放してやることをオススメします。

オスはかなり長い間鳴いて音で楽しませてくれますし
交尾して自分の子孫も残しているので、最後まで飼ってやりましょう。


いかがでしたでしょうか

身近に採取できる昆虫であるコオロギは比較的簡単に
家で飼うことができます。
昆虫が苦手な方には少しハードルが高いかもしれませんが
この機会に子供さんと昆虫を観察してみるのも
新たな発見があるので楽しいです。

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