手話
1度は見た事があると思う手話は実際に目にしてみるとだいぶ違った印象を受ける。
私が現在取っているクラスには手話を必要とする子がいる。毎回授業には先生の言葉を翻訳する2人の手話者がいて、一定時間で交代して彼女を助けている。
手話は今までNHKなどのテレビ番組で見たことがある程度でそこまで注意深く見たことはなかったがそれらを実際に見ると様々な印象を受けた。
手話者によって雰囲気が違うのだ
私は全員で4人の手話者を見たがそれぞれが癖を持っている
例えば、表情をコロコロ変えながら手話をする人。 "I think"という時、人差し指を眉間に当てながら下唇を噛み、片目をつぶる。いかにも考えてますよと言った表情をする。かと思えば、全然表情を変えない人もいる。手の振りが大きかったり、小さかったり、勢いあまって手話と同時に声が出る人もいる
皆、習得していくうちにそれぞれのスタイルが開発されるのかもしれないと考えると興味深かった
1番すごいと思ったのはアルファベット。
単語に該当する手話がある場合はいいが、造語や本のタイトルなどの場合、片手で巧みにアルファベットを示して説明する。あれはすごい、一切の迷い無くヒョヒョイとやってのけるのだ。
アルファベットはこんな感じ。映像で見た方がわかりやすいかもしれないので良ければ見てみて。
私が見たのは左の女性がやっているASLというもの
私だったら絶対無理だ。途中で頭がこんがらがって手を絡ませてしまう。こういった技能を当たり前のようにこなし、手話をする姿は輝いて見える
手話をする人はどんな思いから勉強をするのだろう。身内に聴覚に問題がある人がいて自然と覚えたという人もいるかもしれないが、中にはただ純粋に「誰かを助けたい」という気持ちで勉強をしている人もいる
手話は単語や手の形の暗記に限らず話を聞いて同時に翻訳するなどの同時処理能力が必要で、軽い気持ちで習得できるものでは無いと思う。そんな高いハードルを前に、善意で行動する人を私は本当に尊敬する
恐らく次の授業にも手話の方々はいるんだろう。
彼らを見る度にいい仕事だなあと思う。まさにプロフェッショナルだ
耳の聞こえない彼女と手話者の2人で静かに話してるのを見たことがある。先生の話そっちのけで手を動かし、笑いあってる姿は大人の暗号遊びのようでちょっぴりかっこよかった
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