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初めての三度目と感謝の『THE FIRST SLAM DUNK』。

先日は映画館にて、ぼくとしては三度目の
『THE FIRST SLAM DUNK』を観にゆきました。

SNSでは『THE FIRST SLAM DUNK』を観るため
何十回及び百回以上映画館を訪れている方々もおられる、
というのをぞんじているので、「三度目」というのは
別に多くもないとも思うけれど、でも、ぼく自身では
同じ映画を映画館で二度観る、というのは
これまでもたびたびあったのですが、
三度というのは今回が初めてでした。

ぼくは昨年十二月の公開日に観て、
その次は今年二月に二度目を観てから、
冬が終わり春が終わり、なおかつ
夏も終わりに近づく今月末で公開終了とのことで。
こんなにもロングラン公開だったからこそ、
もう一度、どうしてもスクリーンで観たい!
という想いで映画館を訪れました。

三度目の『THE FIRST SLAM DUNK』は、
やっぱり、すばらしかったな。

このたびの三度目の鑑賞でも
いろいろ感じ入ることはあったのですが、
たとえば、ひとつ、確実に言えることは
『THE FIRST SLAM DUNK』のあらゆるシーン、
つまり、一秒一秒における
どの絵、及び、どの動きにおいても、すべてが
貴重で重要でものすごいものだなあ。って、
いや、それはどの映画でもそうだとも思うのですが、
『THE FIRST SLAM DUNK』は、
とくにそのように感じられる。
だからこそ、何度でも観ても
よい! すごい! すばらしい!
って思うことができる、とも言えるのかなあ。

このごろのぼくのブログでは、ぼくが
10代を過ごした90年代のことを記していたので、
今回、『THE FIRST SLAM DUNK』を観ながら
やはり90年代のことを考えていた。

漫画『SLAM DUNK』の週刊少年ジャンプの連載は、
Wikipediaによれば、1990年に始まり
1996年に終了している。
ぼくは連載開始からは読んでいなくって、
物語の途中から、具体的に申せば
「陵南対海南大附属」のときからジャンプで読み始めて、
このときぼくは中学一年生ぐらいかと思うけれども、
それから、最終回のときまで
駆け抜けるかのごとく連載を読んでいた。

先日のブログの中では、当時の
音楽についてのことも書いたとも思うけど、
漫画についても、当時は
「ジャンプ黄金期」と言われるともぞんじますが、
中学生だったぼくは、毎週、たのしみだった。

とは言えども、そんな音楽や漫画や
テレビもそうだったけれども、
たのしみが多かったとも思える当時、
1982年3月生まれのぼくが
小・中・高までを過ごした90年代とは、
たのしいことばっかりでもなかった、とも思う。
あんまり、ここでも言い難い
(書き難い)ことだってもあったと思うし、
ぼく自身がひどいことをしてしまったこともあるのだし、
それらを、今、肯定的に言えることはできない。
でも、そんな日々でも、友人たちと過ごしたり、
音楽や漫画やテレビなどなどを鑑賞したりしながら、
なんとか過ごしていた。

ってゆうような、思い出話しが
長くなってしまっているのですが、
その日々の中には、井上雄彦さんの漫画
『SLAM DUNK』も大きく占めている。

なんだかうまく言えないんですが、
その日々、つまり、
90年代とは何だったのか? とか、もしくは
そのころ過ごした日々の気持ちを、
今、取り戻しながらあらためて考えてみる、
みたいなことも、映画『THE FIRST SLAM DUNK』から
考えられるやもしらない。

何度観てもすばらしくって、なおかつ
いろいろなことを考えることのできる
この映画は大傑作だと思うし、また、
そんな映画に感謝だなあ、と感じながら、
じぶんにとっては初めての
三度目の『THE FIRST SLAM DUNK』を観ておりました。

令和5年8月29日

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