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印象的な旅の思い出。

ぼくは、旅には、あんまり行かない。

最近では、コロナ下だったから、
という理由ではなくって、コロナ下以前でも
数年間は行ってなかったと思う。
なので、旅がすき、とは言えないし、
今でも、そんなには、
旅へ行きたい! という気持ちも無いかな。
やっぱり、旅は、大変だし、
ちょっとめんどくさい、
と思ってしまうふしもある。
かと言って、旅が、
きらい、というわけでもないかなあ。

これまでの旅行で印象ぶかいのはね、
大学生のころ、ひとり、夏休み、
青春18切符で大分へ訪れたときかなあ。
大分出身の大学の友人が帰省中で、
その友人に会いに行こう! と考えついた。
青春18切符なので、JRの鈍行の電車に乗るですが、
無計画だとさすがに無理そうなので、
時刻表の冊子を購入して、
どういう路線で行くかを下調べしてから、
当日、電車に乗った。
帰省中だった愛知県豊橋市の豊橋駅より、
朝、5時ぐらい発の電車へ乗り、
一日中、ひたすら、電車を乗り継ぎながら、
目的地の大分の駅へ着いたのは、
夜の9時半ぐらいだったかなあ。

電車乗りながらけっこう緊張していたことはね、
事前の下調べの結果、ずっと、鈍行の電車だと
その日で到着できないということがわかり、
ひと区間だけ、たしか、
姫路のあたりだったと思うけれども、
新幹線に乗る、というのは心配だったけど、
なんとか乗り換えもできて、到着できた。

山口のあたりでは、電車内で寝てしまい、
ふと起きたら終点の駅だということに気がついて、
即、立ち上がり、ホームで待っている
次の電車に乗ったのが、
あせった、という記憶もあるなあ。

そして無事、友人にも会えて、友人に
大分の温泉へと連れてもらったりしながら、
大分を出発し、こんどはね、ついでに
地元の友人が住む島根県の松江にも行こう、
と予定していたので、さらに、青春18切符で
電車に乗り、松江へと。無事到着できて、
友人のアパートで泊めてもらい、
その後、友人とふたりで豊橋まで帰ろうと、
松江より、次は深夜バスで大阪へと向かう。

翌朝、大阪の駅に着いたとき、
駅の電光掲示板のニュースを見ると、
そのとき、ニューヨークで起きた
「911」の報道がされていて、それで
事件のことを知ったことを憶えている。

今は、もう、体力的にも、
あんな旅行はできない。

でも、なんだか、
あのときのことを思いながら、
また、旅へ行きたいとも思ったりもする。

たとえば、
下調べをしながら、
その下調べどおりで
うまくできることもあれば、
ちょっと困ってしまったり、
けっこう焦ってしまったり、
どうしたらよいのかをその場で
あたまフル回転で考えたり、
ってゆうことだっても、
旅にはつきもので、
そういうことのほうが、逆に、
思い出として残ったりもするのさ。

そんな旅へと、
ぼくは、いつ行くんだろう?

その旅で、
ぼくは、どこへ行くんだろう?

そのときの、
ぼくが旅に出る理由とは、
いったい、なんだろう?

ぼくは、今、
このじぶんの部屋から、
遠くまで旅する人たちに、
あふれる幸せを、祈りたいぜ。

令和5年5月31日


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