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リズム感を真似ぶ。(turn_mix)

ぼくは音楽を聴くのがすきなのだけれども、でも、
いろいろな音楽に詳しかったり、
音楽の専門知識を持っていたり、
演奏や歌の技術に優れていたり、
というのはまったくない。
それでも、ぼくは、ぼくなりに
音楽を聴きたいし、音楽を聴くのが
すきだと申せたい!

そんなような、とくに
知識や技術の無いぼくとしては、音楽鑑賞とは
たのしいから聴くだけでなくて、
たとえば、音楽的素養を学びたいために
音楽を聴く、という動機もあるような気もしている。
音楽的素養を学ぶとは、音楽の
知識及び技術を知ると言うよりかは、その音楽を聴いて
リズム感を養う、と申しますか。
つまり、「学ぶ」とは
「真似ぶ」とも言われるけれど、
音楽を聴くことによって、その
音楽のリズムを真似するようにして、
じぶん自身のリズム感を養ってゆく。

昨日のブログではね、先日、サカナクションのライブ
『SAKANAQUARIUM 2024 “turn”』へと
まいりましたことを申しあげましたが。
音楽を自宅や車で聴くのも、
すばらしいことなんだけれども、やっぱり
ライブで音楽を聴くのは最高だったなあ〜。
とも思いつつ、そして、サカナクションの音楽の魅力って
たくさんたくさんあるとも存じますが、
そのなかでもね、ぼくとしては
「リズム」だと思っているの。

楽しい曲、激しい曲、盛り上がる曲だけでなくて、
あわい曲、しっとりとした曲、やさしい曲、及び
暗い海の底のような曲、などなどでも
聴いていると身体が動いてくると申しますか、つまり、
その曲のリズムを感じているんだと思う。
それらの音楽をライブで聴いていると、
目の前に、いや、距離的には遠かったとしても
演奏をされているメンバーさんたちがステージにおられて、
その演奏を聴くお客さんたち、つまり
たくさんのオーディエンスの方々が、
それぞれの各自で、もしくは、みんなで合わせながら
ライブの演奏に呼応するように、揺れたり、踊ったり、
歌ったりしながら音楽を体験している。
この呼応感が、いわゆる
「真似ぶ」であり、つまり
「リズム感を学ぶ」というふうに感じられる。

コンサートを観たあとって、
なんだか、じぶん自身でも
音楽をできそうな気がしてきて、それは勘違いだとしても
いつもよりもうまく歌えそうだったり、
ギターもちょっとうまく弾けそう、的な
そんなふうに感じられたりもするんだけれども。
ぼくとしてはそれはつまり、その場で
「リズム感」を真似んでいるんだと思える。

さらに申しますと、このたびの
サカナクションのライブツアーでは、これまで
ボーカルの山口一郎さんが病気で休まれていて、
そこからの完全復活として、及び
以前、一郎さんがおっしゃっていたのは、
これまでのじぶんには戻れない、だからこそ
新しくなるための決意のごとく、ツアータイトルで
「turn」と名づけられたとのように存じておりますが。
そのライブの音楽からは、そのような
「turn」のリズムを感じられていて、そして
ぼくもまた、ぼくなりに、素敵な
「turn」をできるように、って、いわば
サカナクションの音楽にあやかれたい、と思うの。

「turn」のリズムに揺られながら、
この日々を、踊りたい、
かつ、歌いたい!!!!!

令和6年6月17日


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