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きっかけに過ぎない。

昨日のブログでは、ぼくが10代のころ、
つまり、1990年代の音楽のことについて
ぼくなりに考えていたことを少し書いてみたのですが。
それは、たとえば、
毎週のように名曲の新曲がリリースされていて、
日々楽しかったこと、そしてまた
毎週『HEY!HEY!HEY!』や『うたばん』等といった
テレビの音楽バラエティー番組を観て楽しかったり、
毎週オリコンやテレビ番組のCDランキングを眺めながら
一喜一憂していたりしていた。

昨日も記しましたがぼくの感覚で言えば、当時、
テレビの音楽バラエティー番組、及び、
オリコンランキング至上主義のような風潮があった、
というのを思っていて。でも、そういうような
音楽番組での「トーク」や、
ランキングでの「売り上げ」というのは、
音楽を知るひとつのきっかけにはなるとは思えども、
それは決して音楽の本質ではない。

今月放送されました『まつもtoなかい』では、
つんく♂さんと新旧モー娘。メンバーがゲストで登場しまして、
とくに、松ちゃんと中居さんとつんく♂さんのお話は、
おもしろくって、なおかつ、感慨も深かったのですが。
そのお話の中でも言われていたとぞんじますが、
かつて、『HEY!HEY!HEY!』でつんく♂さんの在籍する
「シャ乱Q」が初登場されたときには、
浜ちゃんからツッコミで叩かれたつんく♂さんは、
大喜びをした、という場面のこと、
ぼくも当時リアルタイムで観ていたと思うですが、
「シャ乱Q」のこと全く知らなかった中学生のぼくは、
おもしろい! と思い、
シャ乱Qのことを好きになり音楽も聴くようになった。
(このときの「喜ぶ」のことをFUJIWARAのお二人に相談していた、
というのは、知らなかったなあ。)

でも、それはさ、単にトークが
「おもしろい」から聴くようになったわけではなく、
やっぱり、シャ乱Qの音楽が
「すばらしい」から聴いていたのだと思うの。
つまり、おもしろいことは
その音楽を知るひとつのきっかけに過ぎない。
そして、シャ乱Qはそのきっかけを最大限に活かして
大成功をおさめられた。はたまた、
ぼくには詳しいことを語れないけれども、
つんく♂さんがプロデュースなされました
「モーニング娘。」も、おそらく
シャ乱Qをお手本とするかのようにして、つまりは
つんく♂さんの成功のメソッドによって大ブレイクされた、
とも言えるのやもしらない。

でもね、この90年代の当時、音楽番組に出演して
「おもしろい」と思われないと売れない、
という風潮もあったようにも感じられて。
そこに乗れなければ売れない、という雰囲気は
今思えば、よくも、わるくも、だったのかもしれないな。

このような風潮をこわすきっかけとなったのが、
もしかすると、昨日のブログの中でもしるしました
1998年ごろからで。つまり、
音楽バラエティー番組には出演されない
ミュージシャンさんやバンドも多く登場するようになった、
ということもあるやもともぞんじますが、
このことについてぼくは詳しく評論はできないっす。

音楽にしろ、なんにしろ、
それを知る「きっかけ」って、
大事だなあ、と思うよ。
たかが、きっかけ、かつ、
されど、きっかけ、と申しますか。

今の若い人たちは、
どんなきっかけによって、
音楽やいろいろな物事を知るのでしょう。。。

先日の『まつもtoなかい』の中でね、
松ちゃんもおっしゃていたですが、
シャ乱Qの『空を見なよ』ぼくも大好きだなあ〜。

答えはいつか出るから 逃げることはしない♪

令和5年8月27日

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