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「立ち向かう」とは何か?(「闘う」も「逃げる」も)

昨日のブログでは、「こわさ」に直面したときには
どうすればよいのか? みたいなことを考えて記しながら、
そのブログのタイトルとしては、
【「こわさ」に立ち向かうために必要なもの。】
としていたのだけれども、この言い方だと
すこし語弊があるやもしらない、とも思ったんだった。
つまりはさ、「こわさ」に
「立ち向かう」と言ってしまうと、
どんな敵とも闘いながら、かつ、倒してゆく、のような
マッチョの感じになってしまうとも思うけれども、
そんなときの方策とはそれだけに限らない。

昨日はね、この例としてぼくが現在
熱心にプレイしているゲームソフト
『風来のシレン6』のことより申したので、
そこからさらに申しあげますと、『シレン』でも
敵(モンスター)を倒すことは重要であり、はたまた、
主人公・シレンが冒険をするダンジョンの中には
ボスを倒さないとクリアにならない場合もあるけれども、
基本的には、プレイの場面場面において
「敵を倒す」ことが目的ではない。
ゲームの目的としては、
ここまで到達すればダンジョンクリアとなる
「フロア(階数)」まで行くこと。

だからこそ、敵が
たくさん居るかのようなピンチの状況では、
その敵を倒すよりも、敵たちよりいかに逃げて
次のフロアへと行くための「階段」に向かう、
という判断を考える場合もある。
もちろん、敵を倒して進めてゆければ
「経験値」及びこれからの冒険で役立つ
「アイテム」もゲットできるやもしれん。
それは、いわゆる
「リスクとリターン」の話しなのだとも存じますが、
でもそこで、もしもシレンが
倒れてしまったら元も子もないんだから。

とは言ってみても、
「逃げる」にしても、
むつかしい場面だってありうる。

昨日のぼくのブログの中では、
「こわさ」に立ち向かうために必要なのは、
「知識」なのだと思っている、
と申しあげましたが、この
「立ち向かう」ということばには、
「闘う」及び「逃げる」の意味があるとして、この
「逃げる」にも「知識」が大切になってくる。
つまり、『シレン』のゲームにおいては、
敵がどういう行動を取ってくるのか? とか、
逃げるための有用なアイテムは何か? とか、
じぶんがどう動けば逃げられるのか? とか、
そういうようなことを知ったうえで、
逃げればよいと思うけれども、
ただただ、闇雲に逃げるだけならば
それはそれで、さらにもっと
ピンチに陥ることもありうる。
だからこそ、
「闘う」ときには「闘う」ための知識、及び
「逃げる」ときには「逃げる」ための知識が、
それぞれ大切になってくると考えられると思うのよね。

「逃げる」のことで申しますと、
たとえば、学校等で行われる「避難訓練」も
そのひとつなのだと思うし、また、ぼくは
東日本大震災のときにニュースを見て存じました
「津波てんでんこ」の言い伝えも、
そのうちのひとつなのだと存じます。

ぼくはさ、どちらかと言うと
かなり臆病なほうで、だからこそ
「闘う」のはむつかしいと思ってしまうし、
でもそれでいてかたや、逆に
「逃げる」こともできがたいような性質なんだけれども。
そんなぼくに対して、『風来のシレン』というゲームは
「闘う」か「逃げる」かの判断を行うこと、そして、
困難な難問に対して「立ち向かう」とは何か?!
ということを教えてくれているような気がするのよね。

そうとは言えども、この現実において
「闘う」も、「逃げる」も、
つまり、困難に「立ち向かう」ことは
むつかしいと思える。
そんなぼくに何ができると言えるの?

令和6年3月9日

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