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リッシンベン調査団はゆく。

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広い広い「漢字」の世界を、じぶんなりに調査・探索してみたいの。
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2020年8月の記事一覧

いろいろな「お【皿】」のこと。

前回noteではねぇ、 上は【分】、 下は【皿】、という、 漢字の【盆】のことを書きましたが。 今は、お盆だし。。 この前者の【分】は、 前回でもすこし書いたですが、 下には【刀】の形が入っていて。 もっと詳しいことを白川静先生の 『常用字解(第二版)』で見てみれば、それは、 【八】と【刀】とを組み合わせた形。らしい。 【八】は左右にものが分かれる形であるから、 【刀】でものを二つに「分ける」ことを、 【分】という。 とのことでして。 これまで、【分】が、 【八】と【

「分ける」と「分かる」と「お【盆】」について。

せんじつのブログでは、 「雰囲気」という語句の【雰】の漢字は、 上の部分は【雨】で、 下の部分は【分】だったのかあ。 ってえなことを記しまして。 はたまた、 その【分】という字は、 白川静先生の『常用字解(第二版)』によれば、 「刀でものを二つに分けること」 とのことなのでして。よくよく見れば、 【分】の下には【刀】が入っていたわ。 と思ったですが。 こうなってくると、 「分ける」ならばまだしも、 「分かる」ということばのほうもね。 どこか【刀】的な、つまりはさ、 すこし

【雨】を【霧】に分けた【雰】囲気。

さくじつ、梅雨が明けた。 長かった梅雨のあいだには、 ぼくのブログでも ・「梅雨の雨の雰囲気。」 ・「Ameのときに折に触れながら考えること。(B)」 ・「雲の上にいる真夏の太陽。」 というタイトルのブログを書いてみたり、 ってゆうような、そんな 「雨」のことを考えたりしていたですが。 いろいろ漢字のことを調査したい 「リッシンベン調査団」のじぶんといたしましては、 なんだか、この 【雨】という字の形が気になったなあ。 【雨】って、中の4つの点々がさ、 どこか「雨」っぽ