見出し画像

「分ける」と「分かる」と「お【盆】」について。

せんじつのブログでは、
「雰囲気」という語句の【雰】の漢字は、
上の部分は【雨】で、
下の部分は【分】だったのかあ。
ってえなことを記しまして。

はたまた、
その【分】という字は、
白川静先生の『常用字解(第二版)』によれば、
「刀でものを二つに分けること」
とのことなのでして。よくよく見れば、
【分】の下には【刀】が入っていたわ。
と思ったですが。

こうなってくると、
「分ける」ならばまだしも、
「分かる」ということばのほうもね。
どこか【刀】的な、つまりはさ、
すこし、血なまぐさい、的な要素も、
あるのかなあ?

このあたりはよくわからないので、
もうちょっとじぶんで考えてみたい〜。

それからそれから、えーと、
きょうよりお盆なのですが。

「お盆」ということばをよくよく見てみると、
【盆】の漢字にもね、
【分】が入っていることに気がついたー!

「皿」の上に、【分】がのっている。

どうしてぇー?????

と、そう疑問に感じてしまったら、もう、
白川静先生の『常用字解』を、
引くっきゃあない。。。

【盆】 ボン/はち・ほとぎ
音符は分(ふん)。[説文]五上に「盎(はち)あり」とあり、盎(おう/はち)は腹が大きくて口の狭い鉢、盆は底が狭くて口の広い「はち」をいう。列国期(春秋(しゅんじゅう)・戦国時代。紀元前八世紀〜前三世紀)に盆という青銅器があり、鑑(水盤)に似た形で、水器である。いま食器を載せる平らな盆の意味に用いる。わが国では、死者の冥福(めいふく)を祈って陰暦七月中旬に行われる仏教行事である盂蘭盆(うらぼん)を略して、盆・御盆(おぼん)という。

腹が大きくて口の狭い「盎」と、
底が狭くて口の広い「盆」。
っていう、ふたつの「はち」のこと。

「盆」という青銅器の水器が、
春秋・戦国時代にあった。

現在では、
食器を載せる平らな「盆」の意味に用いる。

‥‥のことは、掲載されているのですが。
どうして、「皿」の上に
【分】がのっているかは書かれていなかった。

そしてまた、
「お盆」とは、仏教行事である
「盂蘭盆(うらぼん)」ということばが略された。
ってゆうのは、
ぼくは、知りませんでした。

「盂蘭盆」という語句は、
たぶん、おそらく宗教的な雰囲気の、
なんだか不思議な字面だなあ。
と感じられる。

でもでも「お盆」の時期ってば、
やっぱり、夏から秋への、
季節の分かれ目でもありそうだから。
「お【盆】」で、季節が【分かれる】。
みたいな、ぼくとしては、
そういう感じも思えるかもなあと想いました。

お盆、ゆっくり過ごしたい。。。

令和2年8月13日


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?