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リッシンベン調査団はゆく。

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広い広い「漢字」の世界を、じぶんなりに調査・探索してみたいの。
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2020年1月の記事一覧

「稼ぎたい」という漢字のこと。

前回noteでは、 「お金」についてのことを書きまして。 そういうような「お金」のことで考えれば、 ぼくは、やっぱり、じぶんが 「稼げるようになりたい」と思っている。 ぼくは、大学卒後に就職した会社、および、 その後入学しました専門学校卒業後で就職した会社をね、 一年待たずで辞めていて。それからの約9年間、 実家で、静養と申しあげますか、思索と申しあげますか、 というような時間を過ごしていて。現在では、 縁あって、パート契約で勤めることとなった 学習塾講師のおしごとは、あ

城中に人がいる。

前回noteでは、ほぼ日で2017年7月に連載されておりました 石川九楊さん×糸井重里さんの対談を、 あらためて読み返してみながら、この対談にて、 石川九楊さんのおっしゃっていた 「こざと偏というのは、地上と天とを結ぶハシゴだよ。」 ということばが気になり、 「こざと偏」の漢字についてブログ書きまして。 こうなってくるとね、「こざと偏」の 「阝」の形が「つくり」の方についている 「おおざと」のことが気になってくるわ。 ってゆうわけでぇ、 そんな「おおざと」の漢字もね、 「

地上と天とを結ぶハシゴ。

昨年10月、名古屋市池下にある「古川美術館」にて、 石川九楊さんの展覧会を訪れてから、あらためて、 以前ほぼ日で連載されておりました 石川九楊さん×糸井重里さんの対談を読み返そう。って、 思いながらも、なかなか読めなくって。 ずっとSafariのリーディングリストに入れていたのですが、 このたび、年末年始のお休みのときにようやく読めまして。 あらためて、対談、おもしろかったなあ。 なかでもね、やはり、 「漢字」のことを調べてみたい リッシンベン調査団のじぶんといたしまして

「元【旦】」のごあいさつ。

「元旦」ということばは、 「元日」の朝、のことらしいですが。 ともすれば、さしずめ、 「元旦」の【旦】という漢字はさ、 地平線から上がってくる「太陽」のように見えるなあ。 ってゆうふうに思ったものですから、 漢字についてのことならば、毎度のことながら、 白川静先生の『常用字解(第二版)』では、 どう書かれてあるだろう? と引いてみれば、、、 【旦】 タン・ダン/よあけ・あさ 雲の上に日がさし昇る形。「よあけ、あさ、あした」の意味に用いる。古代中国では、王室の重要な儀礼は