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日本列島クジの旅〜鳥取県編〜


行ってきました鳥取!
今回は根本凪様に引いていただきました!
ありがとうございます!!!
名古屋出張を終えて、そのまま鳥取へ向かいました!

飛行機は便がなかったので姫路まで新幹線で向かい、そこから高速バスで2時間ほど。

ホテルに荷物を預け、とてつもなくお腹が空いたので『砂丘屋』さんという居酒屋に入りました。
店主の方が厳選したお酒を出してくれるお店とのこと。
おすすめいただき、和歌山県の日本酒ベースのじゃばらのリキュールをソーダ割でいただきました…美味しかった…
これは私のミスですが、本来はお酒メインのお店だったらしく、おつまみを出していただけたので私のお腹が救われるという!(おいしい!)
音楽がお好きな店主らしく、たくさんのあらゆるジャンルのレコードやCDを出してくれて熱く語ってくださいました。
特に面白かったのは琵琶と平家物語にハマって探し回ったレコードで、壇ノ浦も見に行ったそうです。熱いぜ…!

ホテルに帰り、仮眠のち準備をして砂丘へ。
タクシーの走っていない真っ暗な朝3時すぎ。
てくてくと砂丘まで1時間半。

当たり前ですが誰もおりません。
お客様から「日の出か日の入りが海外の海岸みたいでとても美しいですよ」と教えていただいてこれは行くしかない!!と日の出に向けての出発でございました。



はい、日の出どこですかーーーーー?(あたり一面の曇り空)



いやはやわかっていましたとも。
なんなら少しだけではありますが雨が降っております。
さらにとんでもない強風です。
体幹がなければ吹っ飛ばされておりました。
砂の崖を転がり落ちそうです。
容赦なく飛び交う砂がバシバシ当たってきます。
地味に痛いです。
目はほぼ開けられませんし、口の中に砂が侵入します。


こんなに過酷なのか砂丘…!(恐らくそうではない)


しかしながら皆様に教えていただいた砂丘からの海への眺めは最高で、朝5時なので誰もおらず、ぼんやりと時間を過ごすことができまして大変有意義でございました!
動物の足跡(あとで調べるとキツネらしい)もあり、緑地化が進んでいるという状態も見れました。
緑地化、良いことだと思っておりましたが外来種の植物らしく草抜き運動をされているのだとか。
なるほど…。

その後、リフトに乗ったり、すなば珈琲に行ったりして満喫いたしました!
らくだは強風のためお休みだったのでまたリベンジします!

砂の美術館なるものがあり、わくわくしながら向かうと、とんでもない規模の砂でできた彫刻の展示がございました。
今回のテーマはフランスということで、フランスにまつわる作品の展示でしたが、砂と水しか使われていないのに崩れておらず、重力に逆らっており、終始「これはどうなってるの…?!」という気持ちです。
鳥取砂丘の砂は水分が含まれている時は削りやすく、水分が抜けると固くなるので彫刻家の方にとってとても扱いやすい砂なんだとか。
人物の表情や、布の質感まで砂で再現されており、圧巻でございました!



倉吉に移動し、『白壁土蔵郡』へ。
江戸期や明治期に建てられた、石橋や赤瓦に白い漆喰壁が見られる風情のある町並みが大変素敵でございます〜〜〜!

弓道体験が出来る場所を見つけて体験もいたしました!
なんと倉吉の学校で弓道で全国大会優勝をしたのが理由で体験できるところを作ろう!となったのだとか。
優勝をしてもらえたからこそ初心者な私も体験できるありがたさ…

そして淀屋を徒歩圏内に見つけ、立ち寄ることに!
「天下の台所 大阪」の土台を築いた淀屋は、江戸幕府によって全財産を没収されますが、鳥取県倉吉市にひっそりと暖簾分けをした「倉吉淀屋」があり、稲扱千刃や倉吉絣を販売し、莫大な富を築いた家が「倉吉淀屋」なのだそうです。
建物は1760年創建で、倉吉最古の町屋だとか!

淀屋初代 淀屋常安が、1614-1615年の大坂の陣において、土木技術を活かして本陣をつくったり、戦場の後処理などを引き受け、その報奨として、大坂の陣で勝利した徳川家康から「米穀の相場を立てる権利」などを得たのだそうです。
それから常安は米市場を開いたり、中之島の開拓やインフラ整備を進めて、大坂を「天下の台所」と言わしめる土台を作り上げたとのこと!

ご褒美で得た【米の相場を決める権利】を「闕所(けっしょ)処分」という、全財産を没収される刑罰を受けるという。なんと…
刑罰の理由は、名目上「淀屋の暮らしぶりがあまりにも豪勢で、町人に不適当だから」が表向きの理由で、実際は諸大名への貸し付けが多すぎたことが原因だったとか。
いまの価値で100兆円にも上る貸し付けを大名達へ行っていたとも言われており、江戸幕府は淀屋がこれ以上権力を握らぬようにつぶそうとしたのが裏の理由ですって!
力を持ち過ぎると出る杭が打たれますね…



本日のお宿は教えていただいた三朝温泉へ!
お世話になったのは清流荘という温泉旅館でございます!
旅館の方が本当に丁寧で、次の日の予定を伝えるとバス停の位置や時間まで調べてくださり、夕食付きにするのを忘れた私に近隣のご飯屋さん一覧まで教えてくださいました。
そして温泉が本当に最高でして、ラジウム温泉の湯質で肌馴染みがよく、内風呂に大きな岩がドーーーンと鎮座しているのも、露天風呂のロケーションも最高で、絶対にまた来たい場所ができましたね…

次の日は投入堂へ登山をする予定でしたが、降り続く雨により入山が出来なかったので、投入堂を望遠鏡で見れる箇所があるのでそちらへ。
本堂まで入れるとのことで、階段をのぼり境内の中に向かいました。
雨の音と美しい緑と、よくあるお寺や神社で流れている音楽に、厳かで心休まる空間をただぼんやりと堪能いたしました。
来てよかった…
しかしながら投入堂は絶対に登ってみたいのでリベンジします。

私「明日投入堂に登る予定で」
地元の人「あんなところ行くんか!?年間何人か死んどるぞ!」
という会話を前日にしており、よくよく調べてみると、本当にロッククライミングのような場所があったので滑落して死ぬんだなと思いました。
怖いところです。
気をつけていきますね…

登山が無しになり、時間が出来たので青山剛昌先生のふるさと館に寄ることに!
毎年映画を欠かさず公開されているのは物凄いことだなと感じながらポスターを見ていると、2002年までは毎年コナンの映画を観ていたことに気付きました。
あの頃、学校の前で知らないおじさんが映画の割引券を配っておりませんでしたか…?
私の気のせいですか…?

ふるさと館から駅までは名探偵コナンの作品で世界観ができており、地域の活性化への貢献度がかなり高かいのだろうと思いました。
こちらは子供から40代くらいまでの方が多くいらっしゃる体感でございました!

米子のホテルに移り、荷物を預けたら教えていただいたお寿司の「弁慶」へ!
「北海道」というお寿司屋さんも美味しいよ!と教えていただいたので鳥取リベンジの際は今度はそちらにいきます!!
弁慶、美味しかったですね…
特に白身が…
ネタがぶりんぶりんで新鮮さがうかがえました…
モサエビはないかな…?と期待しましたがなかったので明日に賭けます。
絶対にモサエビを食べるんだ…
たとえ甲殻類アレルギーであっても………(良い子はマネしないでください)



次の日は身軽に動きたかったのでまず空港に荷物を預け、美保関へ!!
本当は美保館に泊まってみたくて検索をいたしましたが2人以上でないと泊まれないとのことでリベンジした時に誰かを道連れにしようと思います。
泊まれなくとも美保関には行ってみたかったので境港からバスで移動した際、運転手の方と同乗されていた紳士がとても親切にしてくださいました。

バスの運転手さん「お嬢さん、もしよかったらあの赤いウキのところを見てて。運が良ければイルカが見れるから!」
同乗した紳士「日によっちゃあ群れでいるからねぇ」
私「いたーー!!!!」
運転手さん「孫連れてきた時は大ジャンプしてたよ。孫の運がついていたからだと思うけどね!」

なんと!イルカ!イルカが見れました!すごい!2頭いましたよ!
運転手さん、紳士の方、本当にありがとうございます…
お孫さんの話をされる時の柔らかいお顔が印象的でした…

運転手さん「しょうゆのアイスクリームに興味はある?」
私「あります!!!」
運転手さん「じゃあ終点まで乗ってね。太鼓屋っていう醤油屋さんがあるからそこ行ってみな」
私「ありがとうございます!!」

行った先で本当に美味しいしょうゆアイスクリームがいただけて有難いかぎりでございました…
しょうゆアイスクリーム、みたらし団子みたいな味でとても美味しかったです!!
教えていただかなかったら絶対に知らなかったので…

美保神社も回れて、海岸のウニを眺め、青石畳を歩いて満喫いたしました。
美保関、来てよかった…

帰りにスマートフォンでカメラを起動させ、運良く撮れたら…と思ったら、イルカの動画が撮れました!
運転手さんありがとうございます〜〜〜!


別の運転手さん「今の時期だとマグロも美味しいよ!カニは食べた?」
とおすすめいただいたのでマグロもカニもモサエビも食べてやるぞ!と検索したら良い感じのところが!

これが!!!!教えていただいた!!!モサエビ!!!!!!!!!
甘エビより甘く、口の中に入れた瞬間に「うっま……」と思わず声がでました。

とんでもないどんぶりだ………
こんなの食べてしまったらまた舌が肥えてしまう…………

甲殻類アレルギーはお休みしました。私がお休みって言ったらお休みなんです。ちょっと喉が痒くなって舌が腫れただけです。全然問題ないです。大変美味しかったです。痒くてもまた絶対に食べたい…(良い子はマネしないでください)


海のくらしの史料館にも寄れて、いろんな魚も見ることができ、市場にも寄れて魚が見れたので大満足です!

帰りは水木しげる記念館妖怪神社水木しげるロードを通って帰りました!
こちらは20代〜70代までの方々がいらっしゃって、とくに50〜70代の方が多いようです!
幅広い方々に愛されている鳥取県すごい…!

鳥取の方々、本当に誰しもが親切で、丁寧に対応してくださったり、「鳥取を楽しんでください」とお声がけくださって、好きな県が増えたな…と思いました。
ピュアにすごく親切なんです、本当に。
心がずっと穏やかでゆっくりできました。
本当にありがとうございました。

次は初心者講習を受けてレンタカーを借りてから来るぞ…(野望)
因幡の白兎も行くんだ…
大山にも、まきばみるくの里も行きたい…
牛骨ラーメンを食べそこねた…
まだ行ってないおすすめいただいた場所がたくさんある…
行きたい………

鳥取、ありがとうございました!!



【今回お世話になったところ】
・砂丘屋
・砂丘
・砂の美術館
・三朝温泉 清流荘
・投入堂、本堂
・青山剛昌ふるさと館
・回転寿司 弁慶
・美保神社
・太鼓屋
・魚倉
・水木しげる記念館
・水木しげるロード
・各地の運転手さん達

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