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Azure Fundamentals AZ-900 を取得してみた


1. 前書き

(引用:Guide to the Microsoft Azure Certification Roadmap

AWS を使う機会は多かったのですが、仕事で Azure が必要そうだったので、Azure が提供している最も基礎的な資格を受けてみました。

先日、無事に合格できたので、その過程と感じたことをここに残しておきます。

2. Azure Fundamentals AZ-900とは?

この認定資格の受験者は、クラウドの概念全般、特に Microsoft Azure に関する基本的な知識の実証を望むテクノロジの専門家です。 この認定資格は、Azure のキャリアに向けた一般的な出発点です。

Microsoft Certified: Azure Fundamentals

良く言われるのは AWS Cloud Practitioner に似ていると言うものです。体系的に学ぶという点においてはそうだと思います。ただ、試験は AZ-900 の方が難しかった気がします。(個人的な体感ですが…)

ただ、クラウド関連の知識としては AWS の CLF, SAA, SAO を取得しているので、新しく概念を学び直すことがなかったのは大きかったです。

3. 勉強の教材

CLF の時を思い出すと、かなり Azure の機能や特徴を幅広く網羅して、単語を覚える必要がありました。

以前は最初から問題集を中心に行った結果、点数がギリギリだったので、今回はマイクロソフトが提供するラーニングという学習ページを使って、まずは基礎を固めました。

- コース: Microsoft Azure の基礎

基本的には読み物なので少し退屈ですが、最後までやり切るとざっくりと用語の理解をすることができます。また、一部は実際に Shell を叩いて動かすハンズオンになっています。

ただ、試験を合格して思ったのは、結果論としてこれだけでは不十分だと思うので、必ず問題集はやった方が良いです。

- Microsoft Azure Fundamentals 勉強アプリ

無料の問題集です。アプリ上で追加で勉強が可能です。(有料)

問題数が少ないですが、ちょこっとやるには程よいです。
自分は全ての問題を、2,3週やりました。

- 練習問題 Azure Fundamentals AZ-900

無料の問題集です。会員登録するとお気に入り機能を使えるようですが、特に登録しなくても問題を解くことができます。

こちらも2,3 週やりました。

- 最短で合格!Azure Fundamentals AZ-900 試験対策問題集

上の全てをやっても場数が少ないと感じたため、多くの人がやっている Udemy の問題集を解きました。有料なのでセールを狙って買いましょう。

演習テスト5つ(300問)を2,3周して、正答率95%にしてから試験に臨みました。

総括

他に個人的に勉強していることがあるため、3週間ほどかけてゆっくり勉強しました。トータルでは20時間ほどだったと思います。

AWS CLF の時と同じくマイ単語帳的なものを作って、ひたすらメモしていきました。また、AWS と概念は同じなのに、単語が違うということがあったので「AWS ならあれかな?」みたいなことを考えながら覚えていきました。

問題集は、機能名が変わってしまったものがあるので注意しましょう。

 Azure Active Directory -> Microsoft Entra ID

になりましたが、問題集は古いものが多く、テストでは新しくなっていました。

4. 結果

今回はテストセンターを初めて使ってみました。コロナ禍は家で受けるのが当たり前だったので、少しだけ新鮮でした。

試験が終わるとすぐに結果が出て、その後に印刷されて渡されます。数日後にアカウントに反映されるとのことでした。

スコアは思ったほど高くなかったです😭

Udemy や他の問題集で解いたような問題から体感として3-4割は出題されるという感じなので、やっておいて損はないです。

ただ、例えば3問で1セットみたいな問題もあり、1つでも間違えると正解できないのか?加点式なのか?落としやすい仕組みになっています。

引用:https://www.actual4test.com/exam/PL-900J-questions

また、ネットワークの基礎知識の問題も出ました。例としては以下です。

XXX の接続は OSI モデルのどの層で動作していますか?
[ ] 3層
[ ] 2層
[ ] 5層
[ ] 7層

上手い具合に、満点は取れないような作りになっていると感じました。

5. 終わりに

重複しますが問題集は必須だと思います。また、クラウドの前提知識が乏しい人は、マイクロソフトのラーニングをやることをオススメします。

その他

本ベースで勉強したい場合は、以下のようにいくつか出版されているので、解説を読みながら問題を解くと良いでしょう。


貯金します!