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ベビーシッターからの働き方相談(離乳食)

こんにちは。
NPO法人日本ホームチャイルドケア協会です。
私たちはベビーシッターのインフラ化を目指して活動しています。

インフラ化するためには、
・子どもたち、保護者はもちろん、働く保育者、みんなが幸せでいること
・保育の質を上げること
などが大切だと思っています。

これらを実現するために、ベビーシッターとして働く方たちの「相談」をお受けしています。

今まで、相談にのるメンバーが1人だったのですが、7月から4名になりモニター相談を受付したところ「離乳食」についてお申込みがありました。


離乳食相談とは


ベビーシッターで各家庭にお伺いしていると、食事のサポートをすることも多くあります。「食べなくて困っている」「これしか食べない」などお子さんの年齢問わず、保護者の方からお聞きするのは日常的。離乳食となるとお母さまも初めてのこともあり、プロとして頼んでいるシッターに質問されますが、シッターはどう答えてよいのか…

そんなシッターさん向けに離乳食相談をお受けしています。

相談者のなつみさんと私(木田)

相談してくださった方

横浜でシッターをしていらっしゃる20代のなつみさん。保育所勤務4年、ベビーシッター2年の経験があります。現在は妊娠中につき休業されていますが、休業されていても学ぶ姿勢のある素晴らしいシッターさんです。保育だけでなく動画編集の才能もお持ちなのです!
なつみさんのインスタグラムはこちら
https://www.instagram.com/natsumi_sitter/

相談理由

「保育者として専門的な視点で観察し、困っている保護者に適切な声かけができるように」

という理由でお申込みくださいました。
学生時代、授業で離乳食のことを勉強したけれど、栄養学の授業のほんの一部。保育園勤務では、栄養士がいたので保護者からの質問は栄養士が担当していました。シッター先で離乳食について質問された時、どのように答えたらよいのかわからない。また、ご本人はもうすぐ出産を控えた妊婦さんでもあります。これから始まる離乳食についても知りたいそうです。

何年前のものですか?


離乳食に関する情報は、厚生労働省から(授乳、離乳の支援ガイド)が発行され、最新版は2019年版になります。(https://www.mhlw.go.jp/content/11908000/000496257.pdf
学生時代の教科書で書かれている離乳食のことは、ここがベースになっていることがほとんどです。教科書だけでなく「はじめての離乳食」などとタイトルがあるような本も同様です。今、目にしているものは何年度版のものでしょうか。

まずは、相談者の情報を確認しました。

これは、相談者がどの情報を持っているのかを知ることで、こちらもそれに沿ってお話できます。これは、シッター先でも同じですよね。保護者に確認することで、相手の知っていること・知らないことを踏まえて話す方がスムーズです。

とはいえ、「授乳、離乳の支援ガイドご存知ですか?」とかたい言葉ではお話もしにくくなると思うので「この表を見たことがありますか?」
「離乳食の本をお持ちですか?」「ネットではどんなサイトを見ていますか?」など色々な質問の仕方がありますね。

離乳食の考え方


日本では「授乳、離乳の支援ガイド」をベースに離乳食が考えられています。では他の考え方はどうでしょうか。

今、出版されている本を数冊紹介しつつ、ほかの離乳食方法についてもお話ししました。

赤ちゃん主導の離乳もその1つ

自分に知識のない質問をされることもあるかもしれません。知らない時は正直に「教えてください」「勉強してきます」とお伝えすることも大切ですが、知識として知っておくと話の幅が広がり、本当のお困りごとを知るきっかけにもなります。

どこを見てアドバイスする?


ここが1番難しいところです。
同じ月齢でもお子さんの成長はそれぞれですし、食に対する考えも、環境もご家庭によって様々です。「授乳、離乳の支援ガイド」(P34)では、離乳初期(生後5~6ヶ月)中期(生後7~8ヶ月)後期(生後9~11ヶ月)完了期(12~18ヶ月)と月齢や食材の軟らかさやグラムも書かれています。月齢はクリアできてるけど、食べるグラムはまだそんなに、、全部を目安にするの??と悩むことも。。。そんな時は

やはり、お子さんを見て!

お子さんの成長ポイントや、お口の動かし方、それらのどこを見たら良いのか、調理法での目安をできるだけ分かりやすくお伝えさせていただきました。

離乳の進め方の目安(厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド」P34より)

離乳食の便利グッズ


なつみさんは、これからはじめての離乳食が控えているとのこと。楽しみですね!そこで、離乳食で必要なものや便利グッズを紹介させていただきました。

私自身が使ったもの、シッター先の保護者の方々から聞いた使い心地や流行など、私なりの個人的な感覚があるとお断りしつつ、離乳食作りで必要最低限なものを、また離乳食作りが終わった後も使用できるのかなども踏まえてお話ししました。

実はコレ、私が離乳食作りが終わったあと活躍しなくなったグッズがあり「先に知っていたら、買わなかったかも」と私自身が思ったから。いわば親心のような気持ちからです(笑)

便利グッズは道具だけではありません。どのご家庭も健やかに育ってほしいという願いがあり、お子さんには「安心の食材を」と考えるご家庭がほとんどです。

そんな時、利用しやすい安心で便利な食材もご紹介させていただきました。

パルシステムのyumyum裏ごしシリーズ

アンケートより


事前にご質問をいただいていたので、お伝えしたいことがたくさん!情報量多く、随分早口になってしまったと反省していたので、アンケートを読むまでドキドキ、、、気になるアンケートには

事前に送って質問を元に私の知りたいことを丁寧に教えていただきました。
シッターとしての目線も、これから子育てをする目線でもお話ししてくださったので生きた知識を得ることができてよかったです。
現場ですぐに生かせるようなお話でした。
ありがとうございます。


早口には触れてなくてホッとしました。でも、私自身の反省点として次に生かしていきたいです。

シッター先での離乳食についてのご相談がありましたら、どうぞお申込みくださいね。

プロフィール


保護者さまとの面談中(お子さんあきれてる?)

名前:木田真美(キダマミ)
資格:保育士・調理師
保育園で調理師として給食や離乳食を作り10年、給食作りと同時にお子さんの食べる姿を200人以上みてきました。保護者には、そのお子さんの成長に合わせた離乳食についてアドバイスしています。

働き方相談キャンペーン中!

2024年7月~9月末までの3カ月間はキャンペーン期間で相談料が50%OFFです!今回、ご紹介した内容は離乳食相談ですが、相談者は4人。それぞれの専門分野がありますので、今あるお悩みについて より詳しい相談にのることができます。HPをご覧くださいね。


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