見出し画像

アイドル文化のドア! - #1 作詞家"秋元康"と「独り言」

※このブログは5分で読めます。

こんにちは。一推し!代表、一橋大学商学部の YOZONA です。

今週から、アイドル文化の面白さを伝えるテーマでブログを更新していきます。アイドル文化に興味を持ってもらえる「ドア」のようなコンテンツにしていきたいなと思うので、オタクなテーマだけどサラッと読めるものにしていくつもりです。

本題に入ります

第1回目のテーマは、アイドルソングの"作詞"にします。より多くの人に聞いてもらうという視点で考えると、アイドルソングの作詞は結構自由度が高い気がします。アイドルソングの歌詞って読んでみると本当に面白いです。

その中でも今回は、秋元康氏の作詞を「独り言」でたどっていきましょう。

秋元康氏のアイドルソングには「僕」目線のものや「〇〇というのは△△だ」系の歌詞が多いのですが、おそらく彼にとって「独り言」という言葉もまた重要なワードです。彼の作詞には「独り言」という言葉がたびたび用いられてきました。

「独り言」という言葉に注目したい理由

私が「独り言」という言葉に注目したいのは、それが主観的にも客観的にも鮮明にイメージされ得る体験であって、作詞との相性が非常に良いワードだと思っているからです。「独り言」という言葉は、歌詞上で「独り言」を呟くキャラクター(主人公って呼びましょう)に、感情移入するきっかけにも、他人として興味を持つきっかけにもなるから良い言葉だなと感じます。

また、「独り言」は"弱さの自覚"と表裏一体な言動だと思っているので、楽曲を聴いて自分中心の世界に入り込んでしまえば、「独り言」を呟く主人公は自分の理解者になり得て、居心地の良さを感じさせるわけです。そう思える人にとっては、「独り言」という言葉は楽曲を好きになっていく理由にもなりやすいのかなと思います。

ちなみに秋元康氏が「独り言」という言葉を用いているのは作詞だけではありません。2005年に出版された自身のエッセイ集には「独り言ばかりが多くなり… (角川文庫)」というタイトルがつけられています。「独り言」という言葉選びに奥深い意味が込められているんだろうなと、何となくですが、考えてしまいます。

「独り言」が登場する秋元康氏のアイドルソング

さて、今回は「独り言」が歌詞に出てくる秋元康氏作詞のアイドルソングをザックリ8曲紹介していきます。ぜひ気になったものを観てください!他の作品はブログの最後に並べておきます。

1.控えめ I love you ! (2014) / HKT48

2.キュン (2019) / 日向坂46

3.ソーユートコあるよね?(2020) / SKE48

4.3−2 (2020) / HKT48

5.独り言の存在証明(2021) / ラストアイドル

6.独り言で語るくらいなら(2021) / STU48

7.私が一番言いたかったこと(2021) / NGT48

8.元カレです(2022) / AKB48

締めに入ります

今回は"作詞"がテーマでしたが、アイドル文化はエンタメクリエイターのアベンジャーズと呼んでも過言ではありません(と思っています)。関わっている人たちの数が想像以上に多く、ひとり一人が強力です。だからこそアイドル文化には様々な楽しみ方がありますし、奥深さがあります。

それでは以上、「アイドル文化のドア! - #1 作詞家"秋元康"と「独り言」」でした!

cf. 「独り言」が歌詞に含まれるその他作品
(参考:Uta-Net)

炭酸の泡ほど僕は泣いた / ラストアイドル2期生
好きです / 青春高校3年C組
お姉さんの独り言 / AKB48 TeamK
ヒグラシノコイ /AKB48
ハートが風邪をひいた夜 / AKB48
記憶のジレンマ / AKB48 
Bye Bye Bye / ノースリーブス   
川は流れる / 日向坂46
優しさが邪魔をする / 日向坂46
ぼっち党 / 乃木坂46
トキトキメキメキ / 乃木坂46
泣いたって良いじゃないか? / 乃木坂46     など

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?