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goseikon30's


ある朝。
「この番号は、まだ〇〇のですか?天皇陛下御成婚30周年のニュースを見て、昔一緒に見たことを思い出して懐かしくなりメッセージ送りました。〇〇」というショートメールが届いた。
すぐに返事をすると、LINEのアカウントが送られてきて、登録をしたら今度はLINEのほうに、「ちょうどこの間〇〇さんからメッセージが届いて、LINE交換したんだよ。〇〇さんのLINEも教えるね」と、もう一人の友人のLINEアカウントが送られてきた。そちらにもメッセージを送るとすぐに〇〇さんからもLINEがきた。夫や子どもたちの送り出しをしている間にあっという間に3人のグループラインがつくられ、名前をどうしよう?なんて話題になっている。
やりとりするうちにそれぞれの近況も垣間見られる。私以外の2人は月の半分はパートで宝くじ売り場の店員、公共施設の事務をしていること。
私は、中学生になる息子2人。仕事は、一人で建築業の会社をやっている。
ふと、こんな感覚に襲われた。私が、彼女だったら。宝くじ売り場で働いていた。私が、彼女だったら。保健所の事務のパートをして、旦那さんの転勤とともに全国を回って暮らしていた。
そんな風に考えたら、私は限りなく自由だと思った。
どこに暮らしていても、だれといても不思議ではない。いろんな偶然のめぐりあわせで、私はいまここでこの暮らしをしている。そんな風に思った。
楽しいことばっかりやろう。
今までそれは、義務を果たしてから。やるべきことをやってから。それからのお楽しみなんだと思っていた。

これからは、楽しいことばっかりをやろう。命の尽きる限り。

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