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給食「全員無償化」広がる 子育て世帯支援で自治体導入

今回も日経新聞の記事から書きます。

要約すると…
・学校給食は原則「調理費=自治体負担 食材費=保護者負担」となっている
・昨今の食品値上げにより保護者の負担が増えていることから、給食無償化に踏み切る自治体が増えている
・給食費徴収の事務がなくなることから、教員の負担軽減にもつながる

記事によると東京都で初めて小中学校の給食費完全無償化に踏み切るのは葛飾区だそうです。
月額3,900~5,280円を徴収していたとのことから、結構負担が大きいんだなと思いました。
月20日登校するとして1食195円~264円と割安だとは思いますが、一年間に換算するとばかにならないな、と感じました。

給食費は保護者が負担していることを知らない人も多く、「義務教育なんだから学校が払え」と出費をしぶる保護者はたびたび話題に上がっていました。
そういった話の分からない保護者の相手をしなくていいという心理的負担の軽減もこの政策にはあると思うので、私は賛成です
私自身は結婚していませんし子供もいないのですが、こういった形で税金が使われるのはいいことだと思います(むしろこども食堂に寄付しようと思っていたくらいなので)。

教師の負担、で思い出したので今回はもう一つ記事をピックアップします。

国連が日本の障がい児分離教育に対して中止を要請してきたというニュースです。
ヤフコメは概ね反対、反対よりの意見が多いようですが、私も慎重な対応を求める考えです。
現在でも日本の普通教室にいる10%(20%だったかしら?)が、本来は特別教室に行くべき知能と言われています。

でもそれは負担が重すぎるということで、現在の境界ができているわけです。
今振り返ると「そう言われてみればあの子は勉強が出来ないというよりは知能が発達していなかったのかな」という同級生が何人か見受けられます。
その一方で親の意向で普通教室に通っている障害児もいます。

私の同級生でも高校にはいかず中学校卒業後、障がい者支援施設に就職した人がいます。
さてそんな同級生と勉強・学校行事をともにして思うことは、「いいことも悪いことも両方あった」ということです。
よかったことはやはり「そういう人もいる」ということを自然と受け入れられたことだと思います。

これは小学校から有名私立学校に行っている人にはなかなか経験できないことだと思うので、公立学校のいい面だと思います。
悪かったこととしては本人の自尊心です。
幸いいじめなどはなかったのですが、「頑張ってるけどどうにもならない自分」に苛立っている姿は何度も見ました。

もし国連の言う通り分離教育をやめるのであれば、教室にもう一人先生をおいてきめ細かいケアができるようにするべきです。
先程の給食費負担の件もそうですが、先生の負担をどこを減らしてどこにかけるのか、総合的に判断するべきだと思います。


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