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看護師の医療行為拡大

今日も日経新聞の記事からご紹介したいと思います。

要約すると…
・規制改革推進会議がナース・プラクテイス制度の日本版を日本医師会に提起する
・同制度は高いスキルを身につけた看護師が一定の範囲内で医療行為をする制度
・訪問介護で高齢者宅を訪れた際に体調の異変を感じた場合、医師に連絡せずに看護師が処置できる可能性がある

さて、ナース・プラクティスとは何かというと、3面に詳細が載っていました。

要約すると…
・アメリカ、カナダなどでは公的資格制度がすでにある
・これらの国の制度のもとでは「採血やエックス線撮影などの指示」「薬剤の処方」も看護師が行える
・日本看護協会はナース・プラクティショナー制度の導入を求めているが、日本医師会が慎重な立場を過去示していた。

はい!あるある~。
新制度を導入しようとすると慎重になる日本あるある~。
今回ナース・プラクティス制度を日本医師会に提起する規制改革推進会議ですが、この前は薬剤師の働き方改革のときにも提案していましたね。

このナース・プラクティス制度について実際の現場の医師や看護師がどう思っているのかを知りたかったのですが、そういったネットの書き込みは見当たらなかったので、まだまだ日の目を見ていない議論なのかもしれませんね。
個人的にはありかなーと思っています。
私が健康な30代だからかもしれませんが、病院に行くときって「原因不明の体調不良」<<<「原因分かっているから病院の薬が欲しい」ときなんです。

だからお医者さんにわざわざ見てもらわなくてもいいかなーという機会は結構あります。
最近の薬剤師さんはお薬手渡すときに細かく症状とか聞いてくるし、もし間違った処方箋を渡されても、ギリギリで止めてくれそうな風潮も感じます。
医師の働きすぎ・過重労働というのは前から言われ続けていることだし、医師の犠牲の上に高品質な医療が保たれているのであれば、その体制は改めなければならないと思います。

そうしないと、優秀な人が医師になってくれなくなってしまう!
医療現場というのは訴訟リスクが高いと思うので、慎重になる立場もわかりますが、「マンパワーでどうにかする」という昭和っぽい日本の制度から脱却する時期だと思います。
看護師さんへの負担が増える制度だとは思うので、後発の記事・ネットの書き込みなどを見つけたら、追加で書きます。

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