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今年(2022年)の社労士試験を振り返る

2022年8月28日(日)に社労士試験がありました。
社労士試験は毎年大体37,000人が受験し、そのうち合格するのは7%前後です。
申込者自体は大体50,000人いるのですが、その内の25%が受験会場まで行っていないということになります。

かくいう私も2019年の受験1年目は「このままじゃ合格なんてできない!」と思い会場に行かなかった人間です。
Twitterを見ると私と同じように勉強が間に合わず行かなかった人もいれば、自分がコロナに感染して行けなくなったり、家族がコロナになって追い込みの勉強ができず諦めた人もいました。
私自身も8月の上旬にコロナに感染して自宅療養をしたので、ラッキーだったと思います。

「会場までたどり着く」ということがどれだけすごいことなのか、1年、2年と勉強してきた人たちの思いを汲み取れるようになったからこそ、今年は会場で「みんなよくここまで…」と少し胸が熱くなってしまいました。
さて今回は私の今年の受験を振り返ってみたいと思います。
来年以降受験する人の参考になるといいなと思います。

会場につくまでの雰囲気


さて、私の今年の受験会場は東京ビッグサイトでした。
同じ日に隣の会場でオタクイベントをやっていたようで、行きの電車はオタク独特のキャリーバックをもった集団とごっちゃになりました(笑)
オタクの人のツイッターを見たら、「タクシーで『東京ビッグサイトに行ってください』と言ったら『社労士試験だよね、頑張ってね』と言われた笑」という話があったので、向こうの人も思うところはあったでしょうね(笑)

というわけで国際展示場前駅から東京ビッグサイトに行くまでの道は、受験者とオタクのチャンプルーだったのですが、予備校の人はうまいこと見分けて受験者にチラシを配っていました。
私はこのカオスな空気で良かったと思っています。
昨年は日大で受験をしたのですが、駅から大学まで受験者しか歩いておらずピリピリした雰囲気でした。

今年は少しお祭り騒ぎのような雰囲気の中会場へ向かうことができて、過度に緊張せずに済んだと思っています。
また昨年は大学の門の外まで整列が伸びてしまい、横断歩道にまで人が並んでいるという異常な事態だったのですが、ビッグサイトはホールの直前で並べばいい話だったので涼しく社会マナーを守って待つことができてよかったです。

女性におすすめの持ち物:バスタオル


昨年の日大では異常な冷房の強さで生理初日の私はガクガク震えてしまったので、今年はブランケット代わりにバスタオルを持っていきました。
膝にかけてよし、羽織ってよし、あとなんだか落ち着くので女性の受験者さんにはおすすめです。
他の受験者さんは「ハンドタオルしまってください」と注意されていたのですが、バスタオルだとひざ掛けになるのか注意されることはありませんでした。

遅く申し込んだほうが、余裕のある席を確保できる?


先程書いた通り、社労士試験は4分の1が欠席する試験です。
私の横はきれいに縦1列4席連続で空いていました。
そのせいなのか、試験中試験官がよく気がついてくれたので、水をこまめに飲むことができました。

違う会場で受験した子は「トイレに行きたくて手を上げたのに、受験生が多すぎて『あと二人待ってください』と言われた。隣の人は忘れられていた」と言っていたので、受験する部屋によって密度はだいぶ違うようです。
その子と話になったのが「遅くに申し込んだほうが余裕のある席なんじゃないか」という話です。
彼女は申込みが開始してすぐに申し込みをしたのですが、私は10日ほど経ってから申込みをしました。

4分1は欠席する試験でどういった人のほうが欠席しやすいかというと、あとから申し込んだ人のほうではないか?そうすると遅くに申し込んだほうが空席率が高く、余裕を持って試験を受けられるのではないか?という話になりました。
もちろんこれは憶測の域を出ませんので、ご参考程度にしてください。
受験申込を遅くして、受験に間に合わなかったらどうしようもないので。

あとこれは私の感覚なのですが、社労士は受験者がそれほど多くないので、遅くに申し込んでも不利な会場になることはないのではないか?と感じています。
数年前宅建に合格したのですが、令和3年の宅建受験者は19万人と社労士の約5倍です。
宅建は「早めに申し込んだほうが都心の会場に割り当てられる」と言われており、実際私もそれは体感しました。
ただ社労士は東京に限っては東京ビッグサイトと立教大学の2箇所だったので、いつ申し込んでも住所地の近い方に割り当てられる可能性が高いと思います。(あくまで個人の感想です)

模試は受けたほうがいいのか?


さて、試験内容ですが今年は大きく試験の傾向が変わったと言われています。
…私自身は試験に手応えも歯ごたえもなく、怖くてまだ自己採点をやっていない身なので偉そうなことは言えない立場なのですが、某予備校の名物先生が「過去20年間で一番疲れた」と言っていたので、やはり難しかったのでしょう。
昨年はTACの総合本科生だったのですが、直前期はLECの模試を受けに行ったりしました。

ただ私自身は模試を受けたあと、復習に1週間ぐらいかかってしまうのと、LECの模試は試験官が常駐しておらずいい加減な感じがしたので、今年は講座も模試もTACだけにしました。
労災とか過去問とは違う出方をしたのが今年の本試験でしたが、TACの問題演習でみたことがあるやつだったので、焦ることなく着手できました(あっていたかはわからん)。やっぱりレベル高いなと感じました。
ただ模試は基本的に複数の予備校のものを受けたほうがいいと言われているので、来年は他校のものも受けるかもしれません。

TACのオプション講座で良かったもの


今年もTACの総合本科生+直前でオプションをいくつか受けました。
横断セミナーと統計・白書セミナーは必ず受けた方がいいと言われていたので昨年も今年も受けたのですが、今年はもう2つ計算事例セミナーと年金セミナーも受けてみました。
結果的に一番どれがためになったかというと計算事例セミナーです。

法律の文章をただ読むよりも、実際に計算して失敗することのほうが私は体に身につきました。
また今年の本試験は実際に計算する問題が多く出たので、この計算事例セミナーの重要性は今後増していくのではないでしょうか。

TACびいきの文章ですみません


なぜ私がここまでTACのことを書いているかというと、良い授業をしているのにTwitterで全く話題にならないからです。
他校の先生がTwitterやYou Tubeでわかりやすいツイートや動画を流しているので、「私もこっちのスクールに行ってみようかな」とついつい思ってしまいます。
ただ2年間テキストで覚えたページが脳裏に焼き付いていますし、スクールはあくまでツール、受かる人は独学でも受かるので、やはり最後は自分自身だと思います。

TACいいよ、先生面白いし、フォロー手厚いし。

ラスト一ヶ月は本当に伸びる一方で、本当につらい時期だった


今年は直前1週間で「もうダメだ」とくじけてしまいました。
昨年くじけなかったのは直前の模試で60%正解して「もしかしたらいけるかも」と思ったからでした。
ラスト一ヶ月は「心をくじかないこと」というのが今回身にしみてわかったので、来年は活かしたいと思います。

自己採点まだやっていないのですが、来年も受けるつもりでいます(笑)
このNOTEもどういうふうに更新していくかわからないのですが、受験生としてなにか発信できればいいかなーと思います。






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