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寝っ転がりながら見れるプラネタリウム行ってきた

 プラネタリウムを見るなんて小学生の時に学校の行事で行ったような行ってないような……そんなあやふや知識のまま、娯楽作品に出てくるプラネタリウムの印象しかない。しかし調べてみると、昨今のプラネタリウムは寝っ転がりながら見れるらしい!という訳で行ってみた時の日記です。

行ったところはここ。

この記事の写真がイメージしやすいかもしれません。


寝っ転がれる席とは

 文字通り寝っ転がりながら上映された星空を見れます。つまりベッドに乗ります。これがまたいいんだ~!こう、外で草の上で寝っ転がりながら星空を眺めるあの感覚なんですよね。実際外でそんなことをすると虫やらなにやらを気にしなきゃいけないので絶対しませんが、ここだと安全に、快適に寝っ転がれます。
 また、プラネタリウムって首が疲れがち(というイメージ)ですがこの寝っ転がれる席(プラネットシート)はゴロゴロしながら楽しめます。身じろぎしようが迷惑かけない。やったね!
ただし席数が少なめなので予約必須でした。そもそもシート自体は二人掛け想定で、価格も1シート4200円なので高めです。けど二人で2100円ならそんなもんかなって感じ。

演目

 私が観たものは「星日和 上を向いて歩こう」です。最近のプラネタリウムは有名声優を使ってるから思わず選んだ演目。大体40分くらいで終了します。

名曲「上を向いて歩こう」になぞらえて春夏秋冬の季節ごとの話があるのですが、これが世の中に疲れてる人の話で笑ってしまいました。内容自体は星を丁寧に解説されてて良かったんです!
でもね、限界な人たちをかき集めるなよ。あまりに面白すぎたので個別に紹介します。

前説、上を向いて歩こうについて

 「上を向いて歩こう」の解説が入ります。歌をもとに春夏秋冬のサブタイも決定されているようだったので、それが良かったな。この時の解説で「激動の時代で上を向いて歩くこの歌詞が人々の癒しを云々」という語り口調でおや……?と思った。

春、限界OL

 都会に出たはいいものの、仕事が忙しくて心のゆとりが全くなくなったOLが駅で見たパンフレットに導かれて星空を眺め、明日からまた頑張ろうと意気込む話。

夏、彼女と喧嘩し落ち込み会社員

 喧嘩だったか降られたかうろ覚え。落ち込んでたけどこちらもパンフレットに導かれて星空を眺め、もう一回彼女に連絡してみようかな……と少し前向きになる話。

秋、趣味に疲れた女

 趣味の旅行に疲れてどこに行ってもときめかなくなったけど、同じくパンフレットに導かれて星空を見て、心にゆとりを取り戻しまた趣味を再開する話。

冬、落ち込んでる人は出てこない

 冬の回は落ち込んでる人は出てきません。というか、ナレーションのみです。

どれもこれも子供……楽しいか!?となる人物設定。日常に疲れた社会人が観たら共感すること間違いなし。世に疲れてる人は上を向いて星を見ろというメッセージを受け取りました。

映像技術が謎に本格的

 映像を見せるのがプラネタリウムの目的なので本格的になるとは思うのですが、星が綺麗なのは当然として、イラストも多めに使って表現されています。写真&イラスト、みたいな感じ。毎度電車のシーンが差し込まれていて、そこは毎回実写でした。
駅舎の描写が妙に細かくて、駅舎の電灯に群がる虫が細かく表現されていることにビビりました。そのブンブン飛んでる虫の軌道、そんな細かく何パターンも設定する必要あった?笑っちゃったよ。
電車内の映像は自分が子供になったような印象を受けます。わ~!巨大電車!!


おわり

 この演目以外にも他の演目はたくさんありました。演目自体もそうですし、そもそも「寝るために入る」というテーマで開催されてた時もあったのでプラネタリウムって面白いカモ!と思いました。大人になってから初めて行ったけど、良いもんだったな~!また行ってもいいな。


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