見出し画像

ゲーム「風の旅ビト」感想

 一時期PS4で無料配信していた風の旅ビト。ジャンルはアドベンチャーゲームですが、前知識なしの方が断然楽しめるので、もしこれからやる方はこのまま画面を閉じてさっさとプレイすることをオススメします。
ゲームシステムを語ろうとするとネタバレというか面白さの半減になりかねないので。ゲームシステム語れないと感想の意味ないので。なのでプレイ予定の方は画面そっ閉じして!!

ジャンル:アドベンチャー
プレイ時間:1.5時間
媒体:PS4

■ グラフィックがめちゃくちゃ綺麗

 リアル志向ではないのですが、グラフィックが本当に綺麗です。無駄にうろうろしてしまいます。このゲームは言葉が一切ないので、BGMやグラフィックでこの世界に没入できるような作りになっています。

画像1
画像2


■ 言葉が一切ないアドベンチャーゲーム

 プレイして驚いたのは言葉が一切ないことです。言葉ってこの世界の言語がないとかそういうことじゃなくて、「プレイヤーに説明するような言葉が一切ない」んです。
チュートリアルはあるだろうって?画面にコントローラーを映されて「ここをこうするんだ!」というアピールだけはありますが、本当に何もありません。

 さらに、最初は何をすればいいのかすら分かりません。ただ砂漠の真っ只中にいるだけです。マップもありません。見える範囲がすべてです。
最初は移動しなきゃいけない場所をクローズアップしてくるので、その場所に向かって移動して、何やら建物っぽいものがあるのでそこを目指して、お、その先にもなんかあるぞ……みたいに、自身で探索するゲームです。
 そのため、コントローラーで「何かのやり方」を教わっても、「そのやり方で何を成せるのか」が分からず、進めていく内に段々と理解していくのが面白いです。この「何をするか進める内に理解する」感覚が非常に面白いので、プレイしたことない人で、これからプレイしようと思ってる人は、マジでこの画面を閉じてゲームを開始することをオススメします。クリア時間少ないので。私は1.5時間でクリアしたので。


■ アクションについて

 このアクションゲームの肝は「ジャンプ」です。主人公のマフラーがジャンプの飛距離を示しており、光ってる長さが「今ジャンプ可能な飛距離」です。

画像3

 マフラーは道中色々な場所にある謎の光を取得することで伸びます。なので「先に進むこと」と「探索してたくさん光をゲットする」のが目的な訳です。

画像4


■ ステージについて

 このゲームではいくつかのステージがあります。ステージの終わりには三角のオブジェと細長い棒のようなオブジェが存在します。これを起動すると、ステージ終了になります。

画像5
画像6

三角のオブジェの前が少し光っているのが分かるでしょうか。
これが「このステージにいくつ謎の光があるか」を示しており、ゲットできた光の数だけ三角のオブジェの前が光る仕組みです。


■ 複数人プレイができる

 プレイして知ったのですが、ネットワークを通じて同じ時間にプレイしてる人が自分のプレイ画面に出てきます。名前も何も知らない人が横にいるわけです。つまり、オンラインゲームだったんですよこのゲーム!!!!知らなかったぞ!!!すごい!!!めちゃくちゃ興奮する!!目次にオンラインって文字いれたくないから複数人プレイって書いたんですけど誤魔化せてるかな!?大丈夫!?

 画面の四隅にたまに白い光のようなものが出てきていて、ものすごく謎だったんですが、これが他プレイヤーを示しているようです。ようやく認識出来た頃、同じ画面にたしかに他のプレイヤーが存在しているのを理解できた頃、なんというか、いつのまにか一人のプレイヤーと一緒に旅するようになってました。
 このゲームには言葉がなくコミュニケーションするものもないので、アクションの1つをコミュニケーションの代替としていた訳なのですが、なんか、なんかねえ、全然知らない人と一緒に旅するのめっっっっちゃ面白いよ!!!
お互いがお互いに「ここにいるぞ」とアピールしたり、相手が遅いとちょっと待ってたり、アクションをして「ここが行き先だよ」と教えたり、道中敵に見つかった時は敵がいなくなってから慰めるようにそばに行ったり、囮にしたりされたり、いやもう、本当に面白かった!!
 まさか自分がプレイしようと思い至ったタイミングと全く同じ時期でプレイしてる人がいたのかと感慨深くなりました。いや~~~これ本当に楽しい。
一緒に旅してくれてありがとう、名も知らぬ人!!

画像7

 ただ、同じ進捗でやると、片方が謎解き?を進めてしまうと強制的にもう片方も進んでしまうので、そこがちょっともったいないなーと思いました。
逆に、知り合い同士でボイスチャットしながら進めるのも面白いかもしれません。


■ ストーリーの解釈はプレイヤー次第

 本作はストーリーがあるのですが、全部ムービーやBGMで語られます。細かいニュアンスや、このムービーはこういう意味なのだろうという解釈に正解がありません。なにせ語られてないので。
プレイヤー次第で解釈が変わるゲームというのも面白いなあと思いました。
そういうのもいいよね!


■ まとめ

 道中一緒に旅をした人とまっすぐ進んだので、途中からあまり探索はせずにプレイした結果、クリア時間は1.5時間くらい。さくっとプレイできます。
でも「何をするか理解する」アプローチが斬新だったし、グラフィックも良かったし、すごく楽しかったです!!おすすめ!

画像8


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?