結婚するって、なんですか?

友人たちの結婚式ラッシュは既に2回くらい収束し、第1子出産ブームもひと段落。
お祝い役に徹してきた私にも、「そろそろ結婚しないの?」という有難いお言葉が飛んでくるようになりました。

私は、結婚することの意味が、わからない。

人はどうして結婚するのか?
疑問に思った私は、友人や先輩たちに幾度となく質問してきた。
納得できる答えは、まだない。

特に解せないのは、
「責任をとるため」。

責任をとるってどういうこと?
誰が、何に、どんな責任を負うのだろう。

自分の人生の責任者は、自分自身ではないのだろうか。
たとえば私が、誰かの人生にも責任をとりたいと思うとき、私の目的達成のために誰かを巻き込んでいいのだろうか。
結婚をした責任として、相手のために何ができるのだろうか。
それは、本当に結婚しないとできないことなのか。

この“わからなさ”は、私が持つ孤独の感覚に起因するのかもしれない。

「人間はどう足掻いたってひとりで、孤独はなくならないけれど、他人と響き合うことができる。」
私がイメージするパートナーとの関係性は、こんな感覚である。
だから、年を取ったときに、縁側でお茶を飲んで、ふたりの時間を過ごしたいなぁとか、そんな夢はある。
「もっと情熱的にさぁ、相手に陶酔するような恋愛を一度してみたらいいんじゃないの?」との無駄に熱いアドバイスもいただくけれど、パートナーがいても孤独だと思うし、いなければいないで、やっぱり孤独だと思う。

それでいて、
結婚することの意味とは、なんですか?

「そんなだから結婚できないんだよ」っていう、有難いお言葉が飛んできそうだなぁ。

#エッセイ #結婚

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