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【感想】『怪談のシーハナ聞かせてよ』シーズン1、#1

ゲスト語り手(敬称略):朱雀門出(大学講師も勤める怪談師)、吉田悠軌(怪談サークル“とうもろこしの会”代表)

初回なので関口愛美ちゃんと高田のぞみちゃんが初々しい。
紗那さんも紙舞さんもまだまだ泥臭いというか胡散臭さが強かった頃(笑)

初めて見た時も思ったけど、あいみちゃんは出演者の事前リサーチはするし、割とグイグイと出演者に絡んでいって場を盛り上げようって気合を感じられる。
そんなあいみちゃんの隣で、微笑んで座ってるのぞみちゃんが良い感じに緩衝材というかバランスが取れてる。この2人を起用した人、そこも分かった上でやってるなら相当優秀では?(←何様目線だ?)

改めて冒頭の映像を見たら、シーズン2になると怪談師として活躍してる人しか出てこなくなった感じだけど、当初のシーハナのコンセプトってガッツリ怪談師ではなくて色んな職業の色んな立場の人が、日常に転がってる怪異体験談を話すものっぽかったよなぁ。

1、ドアスコープ(語り手:紙舞)
他人の日常の一コマを覗きたくなる。と言う割と多くの人が持つ願望と言うか衝動に動かされた結果、非日常を見てしまった。と言う内容。

2、ペディキュア(語り手:吉田悠軌)
月並みな言い方だけど、人間の本能とか裏側や社会の闇の部分が集約されたような場所で起こった怪異。ペディキュアと言う明確なキーワードが、映像をイメージし易くなって効いている。

3、呪殺寺(語り手:朱雀門出)
この話、呪殺寺そのものの話あ怖いのは勿論なんだけど『孫の片方だけを可愛がり、片方だけを異常に邪険にする』と言う感情が理解できなさすぎて、その冒頭だけで気持ち悪いなと感じた事が一番印象的な話だった。
それと恐らく冒頭の行動でバーサンに対して嫌悪感があるので『他人を呪うのは勝手だけど、自分の安全を確保して(生贄を用意して)やろうとするような覚悟でやんな!』って変な感情移入してしまった。
ところで、この話の後のトークで言ってた狩野さんの呪いたい相手と、吉田さんの岡山にあると言う呪いをかけられる?場所が気になる(笑)

4、鼠(語り手:吉田悠軌)
正直、感想も解釈もほぼないけど、この話の気持ち悪さはThe!実話怪談!という感じで好き。因果関係もオチも分からない。分からないから感想も文章化出来ないし、起こった事実しかないから解釈もできない。まぁ、逆に無限に出来るとも言えるけれど。
話に後のトークで柳原可奈子さんが『小さいおじさん』を見たって話は興味深かった

5、オーグリーンは死にました(語り手:朱雀門出)
なんかよく覚えてないけど幼少期の心に残ってる記憶なんだけど、その記憶を共有している人が複数人いると言う事で怪異になったような話。
私はこの回で、この話を知ったけど2〜3年後にYoutubeやSNSで都市伝説になっていたのは興味深かった。

雑談トーク
幽霊を信じているかどうかと言う質問に対し、紙舞さんは信じてる派。吉田さんは『居るとも言い切れないし、居ないとも言い切れない』派。紗那さんと朱雀門先生は信じてない派。
私の認識は吉田さんに近い。
幽霊を信じてない人が怪異体験談を聞いても気持ちが乗らないのでは?と言う狩野さんの質問に対し、紗那さんの「幽霊の存在は信じてないけど、話す相手の臨場感などで『原因が幽霊にしろ気にせいにしろ、その他の要因にしろその人が本当に怖い体験をした』と言う事は信じられる」と言う言葉には物凄く納得した。


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