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テスト前に「あんま勉強しなかったんだよねー。」
彼女が出来なくて「仕事が忙しくてさー。」
プレゼン発表に「上司がやれって言うからさー。」

と“いいわけ”してしまう かじ です。

言いたくなくてもつい口にしたくなる“いいわけ”
なんとかならないんでしょうかねぇ。

今回は“いいわけ”について説明していこうと思います。


なぜいいわけをするのか

“いいわけ”は『セルフ・ハンディキャッピング』と言われています。
自分自身にハンデをつけることです。

ではなぜわざわざ自分にハンデをつけるのでしょうか。

・失敗して恥をかきたくない
・他の人からの評価を下げたくない
・自信を失いたくない

といった不安な気持ちが原因して“いいわけ”を言ってしまうと考えられています。

その不安から無意識のうちに、失敗しても大丈夫なように保険をかけているのです。
つまり自分の責任を少しでも和らげるために“いいわけ”を言っているのです。

事前にハンデという保険を用意しておくことで、失敗した時に「ハンデがあったから失敗しても当然か。」と捉えるため自己評価は下がらずにすみます。
また成功したときには「ハンデがあったのにすごいな。」と自信をつけることも出来ます。

“いいわけ”(セルフ・ハンディキャッピング)を活用することで、成功すれば自分の自信に繋がり、失敗しても自分を守ることが出来るのです。都合の良過ぎるが故に人は“いいわけ”したくなるんです。

“いいわけ”は確かに都合が良いものです。ですがメリットだけでなくデメリットもあることを理解していないと後悔するかもしれません。



いいわけ(セルフ・ハンディキャッピング)のメリット

自己評価を下げない(自己評価を上げる)

先程も説明しましたが、試験の結果が悪くても、その理由を「あんまり勉強しなかったからな。」「試験勉強しないで遊んでたからだな。」と自分に言い聞かせることで自己評価を下げずにすみます。失敗の要因を外的(自分以外)に向けることで自分を傷つけずにすみます。また「やる気になれば自分は出来る。」と希望を残すことで、自己評価を保つことが出来ます。
成功すれば「勉強してないのに良い点とるなんて、おれってすごいな。」と自己評価を上げることが出来ます。


いいわけ(セルフ・ハンディキャッピング)のデメリット

自分の持っている能力を生かせない

成功や失敗の原因を、自分の努力や能力以外に求めるため、成功しても失敗してもそこから得られるものがほとんどありません。

また繰り返すことで“いいわけ”が習慣化され、無意識的に真剣な取り組みを避け、挑戦することや努力しないようになってしまいます。この状態になると“いいわけ”が反射的に出てしまっていると考えていいでしょう。

また人間関係にも影響が現れます。“いいわけ”ばかり言う人は他の人から見ると「人のせいにしている。」「自分の非を認めない。」など良い印象を受けない傾向にあります。自分には都合が良いが、人間関係には悪影響を与えてしまう可能性は高いです。


改善方法

習慣化している“いいわけ”を改善するには、
新しい習慣に変えることです。
習慣をなくすことは難しいので習慣の上書きをすることです。

以下のように考え方を変える意識をしてみてください。

◼️失敗は恥ずかしい
➡ 『失敗は成功のもと』に考え方を変える。
◼️失敗したら言い訳をする 
➡ 言い訳せずに失敗した理由が何か振り返る。
◼️ハンデを考える 
➡ ハンデと共にアドバンテージも考える。
◼️いいわけを言う 
➡ 大口をたたく。

また習慣化したものを個人で変えることは、なかなかに難しいことだと思います。他の人にも協力を依頼し“いいわけ”したら教えてもらうなどの工夫も効果的です。


“いいわけ”(セルフ・ハンディキャッピング)は誰でも言ってしまうもので、自分が傷付くことを守るための大切な機能の一つです。
ですが自分を守り過ぎて、他の人との関係を壊してしまうようでしたら、改善を心掛けていいと思います。

“いいわけ”することばかりに偏ってしまうと意欲をなくし、本来持っている能力を発揮できなくなってしまいます。
唯一無二のあなたの能力を活用しないなんてもったいないです。
“いいわけ”したい気持ちをグッと抑えて、自分の力を信じてみてはいかがでしょうか。
あなたが思っている以上に、あなたの潜在している力は大きいですよ。



最後までお付き合いいただきありがとうございました(^^♪ このnoteが少しでも貴方の役に立てれば幸いです。