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私と過敏性腸症候群 ガス型⑴


12歳の9月末、私は過敏性腸症候群を発症した



"過敏性腸症候群とは" 

"ガス型とは"




ある日、ガス(オナラ)が止まらなくなった

ガスを我慢出来ないほど、お腹が張っていた

数ヶ月後には、ガスを出していないのに

無意識のうちに体から臭いが漏れ出した

だが、私には自分の臭いが分からない

周りの人達からは

臭い、オナラ臭い、ウンコ臭い など

と言われる事が増えていった

その言葉を聞いていくうちに

私が無意識のうちに臭いが漏れ出している事に

気付いた

(この時点で、自己臭症にもなっていた

下に自己臭症についてのサイトを貼っておく)


だが、自分では臭いが分からない

気を付けても対策をしても何をしても

臭いが漏れ出してしまう

腸の調子が悪い日は、

自分で意識出来る方のガスも止まらない止められない

私の周りに居る人達に臭いのせいで

不快な思いをさせてしまっている事には

早い段階から気付いていた

臭いのせいで周りに居る人達が

苛々したり不快な気分になっている事も

知っていたが、心の中で謝る事しか出来なかった

(今でも不快な思いを何度も何度もさせてしまって申し訳ないと思っている)

次第に症状が悪くなるにつれて

明らかに人から避けられるようになったり

仲の良い友達が少しずつ離れていった

この頃から授業をサボって、

保健室へ逃げ込む事が増えていった

教室に居ると過度の緊張や不安感から

症状が悪化していたからだ

保健室に行くと少しでも症状が和らいだ

だが、周りから見たら熱も無ければ

元気そうに見える

何でサボるんだ と

よく家族、学校から言われていた

家族にも勇気を振り絞って

話したことはあったが、全く理解されなかった


今でもそうだが、

自分がホッと安心出来る場所では

全く症状が出ない、和らぐので

余計に理解がされにくいのだ


12歳の思春期の私には

精神的にも追い詰められる辛い日々だった

孤独だった

毎日毎日が苦しかった、辛かった

普通の日常生活を送れる日々に戻りたかった

治ることだけをただ毎日願っていた


このガス型の症状は

12歳から20歳までが1番強く出ていた

ただ、この症状の話を消化器内科の医師に話すと

ガス型はない

ましては、ガスの臭いが漏れるなんてあり得ない

ある消化器内科の医師は、

過敏性腸症候群なんて病気は知らないと言った

今なら、名前を知っている人も多いが、

10年以上前は、本当に少なかった

そんなことも何度かあったので、

消化器内科の医師を信用出来ず、

10代の頃は、病院を転々としていた

病院から処方される薬は、

自分の体に合う物に出会えなかった

出会えたと思っても1ヶ月もすると

薬が効かなくなった

薬は、気休めみたいなものだった




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