人間関係の数ではなく、幅の自体



この記事を読んで改めて思ったことです。

"家族と地域への共同体意識が強い個人ほど「認知的幸福感」をより強く感じている。

主観的幸福感が高いのは組織や地域,国家への共同体意識が高い人々で自身の「家族」、自身が居住する「地域」、自身が属する職場・学校等の「組織」,もっとも大きな共同体の一つである「国家」への共同体意識が高い人々は、幸福である。"

とされています。元論文↓
http://trans.kuciv.kyoto-u.ac.jp/tba/wp-content/uploads/paper/planning/46/well-being.pdf

若者に限らず、中年以降の男性は、家族内においても、家族能力においてしか評価されず、家庭内の居場所がないと主観的に感じている人も多いのではないでしょうか。

どちらにおいても大事なのは、自分自身が主観的に受け入れられている。と言う場を複数持つことだと僕は思っています。

それは個人のつながり、例えばコーチやカウンセラーといった利害関係のない会話をすることができる。他者との時間。

他にも趣味のグループや古くからの友人などを、価値の判断基準が違うグループに複数所属をすることが、自分自身の価値を1つに留めないために必要なことではないでしょうか?

我々ビジネスマンにとって多くの場合、1つの評価基準になるのがいかに売り上げを作ってきたか。あるいは功績を残してきたかと言う実力主義的な考え方です。

しかし、例えば、趣味のグループでは、あなたがどれくらい稼いでいるか?という事は、価値判断の基準には当てはまりません。

どれくらい楽しめているか?どれくらい本気でやっているかetc...

これからの時代に必要になってくるのは、人間関係の数ではなく、人間関係の"幅"です。

自分自身が経営者となると、なかなか本音でフィードバックをしてくれるような人はいません。

図らずともお山の大将になっている自分自身を発見し、他の山では自分は小猿になっていることを認識しつつ、様々な自分がいても良いということを自分自身が認めてあげることが、大きな成長の一歩になるのではないでしょうか?

そしてそれは自分自身を殺す。マイナスな意味での自死を防ぐことにもなると僕は信じています。

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