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「拒絶のつらさ」を乗りこえよう!10時間かけて執筆した当たり前のこと。

はじめに

どうも、はざぶーです。
この記事を書いた時点では「逃げのプロ」を自称しています。ちなみに昨日までは占い師でした。

さて、先日「みんなと仲良くなりたいけど、何故か拒絶されてしまう辛さ」についてツイートをしたら、こんなリプをもらいました。

「自分は相手を許せるのに、相手はこちらを許してくれない。」「どう乗り越えればいい?」

皆さんはどうでしょうか。同じようなことを考えたことはありますか?
意外と答えって見つからないんですよね。というかこういう悩みを持つ人は、どうしたらいいか聞けない。「相手の許容範囲外」かもしれないので。

というわけで、自分なりのアンサーを考える良い機会と思って、「拒絶の乗り越え方」について記事を書くことにしました。唯一の正解はないです。ぜひ皆さんのアンサーも聞かせてください。ちなみにこの悩み、最近アイドルオタ界隈でよく耳にします。グッズ取引についての注意喚起ツイートとか。

そもそも拒絶とは何か?

そもそも拒絶ってなんすか。美味しくなさそう。トラウマ想起ワードTOP3。僕は拒絶を拒絶する。ATフィールド。

拒絶とは「不快の意思表示」

拒絶とは「自分が触れたいこと、触れたくないことを自らの行為によって他者へ示すこと。」だと思います。それは言葉や、時に肉体言語であったり。

しかしそれは、リスクを伴う行為であると、我々は経験上知っている。ではわざわざそのリスクを犯す「ホワイダニット(Why done it?:動機)」は何か?

先に答えを述べると「それをすると良いこと(利益)がある」から。当たり前じゃん、と思った人がいたなら、ぜひ最後まで読んでいただきたい。「みんなが思う当たり前」にいかに迫れるかが、この問いの本質なので。当たり前をたくさん見つけていただきたい。

さて、人は良いことを求める。お坊さんだって、死んだ後の良いこと(来世)を求めている。摂取したカロリーはすべて「何か良いこと」のために消費されているものだ。そして、何か良いこと(利益)の求め方は2種類ある。「奪う」か「交換」である。ここでは現代日本において多数を占めるであろう「交換」について話をしたい。

人が誰かと一緒にいるのは「お互いに利益ある何かを交換できるから」だと思う。利益ある何かのことを人は「好き」と区別するし、それと同時に好きじゃないものを「嫌い」という区別する。そのエリアが重複するものを「好きでも嫌いでもない」と表現するのだろう。

だとすると「嫌い」は「好き」を補足するものという捉え方ができる。嫌いを示すことで、好きの部分がよりはっきりした線で区切られる。自分が欲しいものが明確になる。それは交換対象を具体的にするための補足説明なのだ。

それは僕らが柿ピーを買った後に、ピーナッツがそれほど好きじゃないと気づき、メーカーに対して「柿だけ売ってくれ」と意見を送ることに似ている。メーカーも商品を買ってもらうことが利益なので、「柿ピーの良さが分からんやつはどっか行け!」とはならない。利益を得られるのであれば、時に「柿だけ」を販売し、win-winになることを選択するのだ。

ということから、嫌いを示す「拒絶という行為」は「お互いの欲しいものを効率的に交換するための、前向きな行為」と捉えられる。だから、リスクがあるのに拒絶をするのだ。

拒絶が失敗する時

相手を感情的にさせてしまった時

上記のように解説したけれど、実際そこまで意識できている人はどの程度いるのだろうか。個人的な経験則から言うと、説明が下手だったり、態度で相手を感情的にさせやすい人はちょっと注意した方が良いかもしれない。労働組合役員など、交渉ノウハウを学ぶ機会が少ないのに「やらされている人」は自爆しないように。

ちなみに感情的にさせるというのは「キモい、生理的に無理。」「イヤ!」などである。言われた側は自殺まで考えるかもしれない。そのくらいの破壊力がある。破壊光線の正体は「お前キモいよ」と言う言霊かもしれない。そして破壊光線で仕留めきれなかった時、次のターンに恐ろしい反撃を受けるのかもしれない。「撃っていいのは撃たれる覚悟のある奴だけだ!」

ちょっと極端だったかもしれないけど、まぁそれなりのショックはある。何かを伝えるときには「相手を全否定しないような言い方」はすごく大切で、それがないと人は「念のため、好きと言われたもの以外は否定されたことにしておこう」というリスク回避の行動を取ってしまう。要するに事前に「あなたの9割が好き」と言われていない限り、逆に9割嫌いと捉えてしまう。つまり、好きと嫌いの線引きをうまく説明できなかった時に、相手を感情的にさせてしまうのだ。

win-winの関係にならなかった時

さっきの柿ピーの話じゃないけど、拒絶は「柿とピーナッツを同じ袋に入れて売る」という相手の行動を改めさせることに繋がる。これは今まで自分と相手の間にあった暗黙のルールに対して変更を求める行為とも取れる。「契約書に疑義が生まれました!更新しましょう!」である。

新しい契約書(相手との交換ルール)に「交換対象にならないもの(やって欲しくないこと)」を新しく追記したいのなら、自分だけじゃなく相手にも権利がある。

その意識が欠落して自分ルールだけを主張することは、相手の損を強制することなので、交換相手にふさわしくないと見なされ、いわゆる「精神が子供っぽい人」「嫌われ者」の烙印を押されてしまう。

一方で、互いにルールの変更を協議した結果、win-winにならないこともある。いわゆる「音楽性の違い」など。人柄は好きなのだけど演奏したいジャンルにおいて合わない、などである。お互いに「欲しいものリスト(やりたいことリスト)」を見せ合った結果、マッチングできなかったパターン。前者と違って理性的な行動の結果だと思うので、下手に我慢し続けるよりはよほど良いのではなかろうか。

拒絶のコツ

ここで少し「僕の場合」はという前置きで例をあげてみます。
誰しも嫌われ者にはなりたくないと思うので、生活の知恵を共有したいと思います。その他のコツも知ってたら教えてください。

僕の場合「言い方」の工夫は最初に押さえておきたい。「洗い物やってよ!」と言われることがある人はわかると思うんだけど、これは洗い物をしないことへの拒絶です。

僕にとって、洗い物は面倒だけど「絶対にやらない」ほどのものではないです。ついやらないだけ。当然やっておいた方が良い。でも「洗い物やってよ!」の言葉には、相手の「お願い」を「うるせぇ!誰がやるもんか!」とつい逆らってしまうほどの何かが宿っている。

この現象を僕的に分析すると。
まず「洗い物やってよ」という命令形(と捉えてしまう)から発せられるネガティブなパワー。

加えて「!」という感嘆符が時空を超えて「過去のトラウマ」パワーを呼び起こす。もちろんネガティブ。

その結果、「そうだよな。やった方がいいよな。」という理性によるポジティブな思考をネガティブなパワーが上回り、結果「今やろうと思ったんだよ!」という自己の暴走が始まる。

こういう不幸が起こらないように、感情が暴走するポイントはどこか?をお互いに意識すると良いと思います。

拒絶をどう乗り越えるか?

さて、ここまで拒絶という行為を考えてきた。ようやく最初の問いである「拒絶の乗り越え方」についてアンサーするターンでしょう。早々に結論をいうと「どうもしない」のが良いんじゃないかな。と思います。元も子もない?いやいやそんなこともないよ。多分。

人がみんな違う以上、欲しいものも異なる。欲しいものを説明するために拒絶という行為があるのであれば、それは人が人と関係を持つ上で必然的に発生する現象でしかない。だとすると考えるべきは、交換したいもの、したくないものを上手に他人へ説明できる方法である。それを考えられる自分と相手がいれば、ただそれだけで「拒絶という行為にまつわる負の感情」が見えない、遥か遠くの安住の地まで逃げおおせるのではないだろうか。

人と人が関係を結ぶのはお互いに利益があるから、と述べてみたけれど、これは「お互いを高めあえる関係」とも呼べるかもしれない。そしてやはりこの関係を持てる相手は人によって違う。だからこそ僕たちは幾多の出会いを繰り返し、それでもなお「友達が少ない」と悩むのだと思うよ。

余談

「自分は相手のダメなところを許せるのに、相手がそうしてくれない」理由は相手のダメなところに「分かりみがあるかどうか」だと思います。

0点をとったことがある人は、0点の人に「わかる〜」と言えるし、100点の人に「やばい〜」と言える。それはどこかの世界で0点をとる自分への「許し」であり、100点をとる自分への「賞賛」だと思う。

50点以下をとったことがなく、そういう可能性も全くない、と言い切れる人は100点の人にすごい〜と言えるけど、0点の人に分かりみはもてない。分かりみは50〜100点の間であり、それ以外は知識や別の経験から間接的に判断するのではないだろうか。

というわけで、ダメな過去やダメな可能性を持つ人は、他者を許容できる。あなたよく周りから「優しい人」って言われませんか?(占い)

おわりに

ここまで読んでくれた皆さん。どうでしょうか。当たり前のことばかりだったでしょうか?でも当たり前を言語して共有するのってすごく難しくて、ぶっちゃけここまで書くのに10時間ほどかかっています。

とはいえ、背中が痛いことと収入がなくなったこと以外は特に負担もなく、こうやって思ったことを綴ったり、誰かを占ったり、家族の就活を成功させたりしています。ほんとほんと、収入がないこと以外は苦ではないです。執筆場所もドトールから近所の図書館に変えました。ブックオフの投げ売りの本程度に役立ったと思ったら、ぜひサポートください。そういう人が僕の交換相手です。搾取するな!やめろ!やめてくれ!!

話がそれたので戻します。
今回みたいに誰かのツイートから自分なりの考えを示すのは、意外と性に合っているのかな、と。だから、またこういう問いがあればやっていきたいし、役立ててもらえれば良いな、とそう思います。もちろん記憶と感情はセットなので、内容によってはごっそり疲れることもあるけれど、その時はやらなければいいだけなので。そうやって「逃げる」コマンドも活用しつつ、やっていくので今後もよろしくね。

またね。


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