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【diary #7】転院しました。

最近ちっとも更新できずでごめんなさい。仕事忙しいです…夜は疲れて寝落ちしたり、居心地の良い発達界隈のお友達のzoom会に入っていたり…。しかし!書くことはたくさんあるので、すこしずつ公開していきますね。

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昨年はじめ長男と次男が発達検査(WISC-Ⅳ)を受け、それ以降ずっと通っていた市内の心療内科のあるクリニックから、都内の児童精神科のあるクリニックに転院しました。なんで転院したかについては下記の日記をご覧くださいまし。最初の方に書いてあります。

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病院に行く前から戦いは始まっていた。<次男編>

受診は午後だったため、次男は1時間だけ学校に行くことに。支援級はたいてい1時間目が体育。体育大好きなので体育だけやって帰る…はずだったのに、昼休みの「グループ遊び(縦割りグループで公園に行って遊ぶ行事)」をやりたいと登校直前にゴネて大騒ぎする羽目に…。

どうにもならなくて支援級に電話すると、担任の先生からは<12月にもグループ遊びはある><今日やった遊びを支援級でやることもできる>と伝えてほしいと言われる。さすが特別支援コーディネーター、切り返しと提案が早い。が、なかなか次男の心は変わらず、何度も伝えてエサで釣って、遊びをあきらめ、ようやく登校したのでした。

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戦いは続いていたのだった。<長男編>

そして病院へ向かっている時、今度は長男が荒れた。最近の長男は「髪の毛サラサラにしたいからヘアアイロン買って」「スマホの調子悪いからiPhone買って」などと口を開けば「買って」の嵐。ストレスが溜まっているのは分かる。しかしそんなにホイホイ買うわけにもいかない。

無理なもんは無理なので「無理」と伝えたら、乗換の途中で立ち止まり泣き出す長男。乗り換えようとしても泣いてるし、駅の階段登れば泣いてるし。さらに、受診前日「iPhone買ってもらえないから」ホームから降りようとした、というショッキングな報告もしてくるし…。

クリニックは駅チカだったため予定の時間になんとか間に合ったのでした。母、既にHP使い切ってます…。

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いよいよドキドキの初診察。

診察で呼ばれるまで少し時間があったので、2人は動画やらゲームやら。「無音ならゲームOK」と待合室に書かれているのがありがたい♡

ゲームを始めて少しして、次男がやっていた某野球ゲームで菊池雄星と大谷翔平がいるやつを課金したいと言われ(しかも5,000円だってよ奥様!)無理!と言っているなか、ようやく呼ばれる。地獄の待ち時間から開放…。

とってもドキドキしながら診察室に入る。なんでドキドキしていたかというと、このクリニック、なにかと約束事がすごく多くて、HP見ると多くの人は引く(ビビる)レベル。厳しい先生なのかなぁ、けどあの有名作業療法士さん(関西人を地で行く関西人)の紹介だから大丈夫なはず…と自分を信じて先生を見る。あ…たぶん大丈夫だ。この人気さくだ。声も高めでやわらかいし。診察室がやたらと広く、息子たちも安心している様子。

事前に書いたA4×4枚の問診票2人分と発達検査の書類を見ながら、長男→次男の順番で診察をして頂いた。先生は最初に2人の名前と年齢を言わせる。そして、そのあと「ありがとう。じゃあ僕も自己紹介させてもらうね」と先生の自己紹介。このあたりから先生のフランクさはさらに増してくる。

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長男、実はしっかり将来を見据えていたのだった。

自己紹介を終えたあとは1人ずつ診察をしていく。まずは長男から。先生からは「なんで今日ここに来たか知ってる?お母さんから聞いた?」と聞かれる。長男は「なんかママに病院変えるから行くよ、って言われた気がする」と。。。言いましたよ何度も!!!1週間くらい前からさぁ〜。

次に「今、何に困っているかな?」と聞かれ、長男は現状を先生に伝えた。

とにかく学校が嫌。行きたくない。理由は去年の担任の言葉とか嫌だった思い出がフラッシュバックするから。ちょっと教室の壁叩いただけでも注意してくるんだよヽ(`Д´)ノ
だから今、学校に行ってないんだ。フリースクール体験してるとこ。フリースクールは楽しいよ♪

ここで、先生は「学校行ってないんだ!いいじゃん、体験が楽しいんだったら、学校なんか行かなくてフリースクール行けばいいよ」と断言。今までの先生なら絶対言わないだろうなー。教育委員会とのパイプあるところだったからなぁ前のクリニック。

このあともドクターとのやりとりが進んでいく。その中で一番驚いた長男の発言は

勉強しなくても就職はできる。もし勉強が必要な仕事なら勉強すればいい。

先生には「すごいなぁ、就職はできるって自信があるんだな」と言われてた。私もびっくりしたし、そのあとも「勉強が必要な仕事なら勉強する」と言い切ったことには感動してしまった母なのだった^^;

長男の話をひととおり聞いてからは、今後の治療の見立てについてお話。先生、苦笑いしながらこう言った。

前のクリニックではADHDとの診断だったが、こだわりの強さ、切り替えの苦手さからして<ASD(自閉症スペクトラム)優位+ADHD>ではないか。

そして、薬については大幅に方針が変わることに。

朝…昼食を取れなくなるので、1学期まで毎朝飲んでいたコンサータは飲まなくてOK

夜…今飲んでいるレクサプロに加えエビリファイを追加。エビリファイは抑制効果があるので、チックにも効くし、物欲などの「欲しい」が減るはず。

毎週通院しながら、エビリファイは最大15mgまで増やすとのことでした。


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次男はADHDとASDの「混合型」だった!!!

長男の問診が終わり、次は次男の番。長男同様、まずは<今の不満>を聞かれる。

Aくんは紙マスクを食べていて気持ち悪い。Bくんは学校のルールを守れないから嫌だ。

対自分ではなく、まさかの対他人…次男の不満だけだと見立てもへったくりもないので、このあと私が今の本人の困りごとを補足した。すると先生は…

前のクリニックではASDとの診断だったが、今見ている感じだと<ADHDとASDの混合型>ではないだろうか

と。えええええ?次男も今までの診断と違うのかいっ!!!確かに最近、次男の落ち着きのなさは気になっていたけどさぁ。先生が言うには「見事な混合型ですよ」とのこと。

なので当然、次男も薬の処方が変わります。。。

朝…コンサータの副作用が一番顕著に出る給食が食べられているのなら増量可能。コンサータを段階的に追加していく。今までの27mg→18mg×2=36mgに増量。コンサータの増量により「過集中による便のお漏らし」が減るはず。

夜…インチュニブ(1mg)とエビリファイ(6mg)は今の量のまま継続。

なお、「なかなか寝ようとしない」は「寝ることに集中できないADHDの症状」とのこと。これ、この日驚いたことの3本の指に入りました。前の先生、そんなことちっとも言ってなかったよ( ;∀;)


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薬は効果が出ないと処方している意味がない!!!

診察の最後は、2人に共通している言える見解と、今後の治療についての説明があった。

<今やるべきこと>

まずは2人とも家にひきこもらず、長男はフリースクール、次男は学校へ行く。それぞれの「居場所」へ行き続けることが大事。

特に次男は上手に模倣する特性があるので、長男の不登校を真似しないよう、学校へ行き続ける働きかけをする必要がある。(今のところトラブルはあっても学校に馴染めているので)

また、学校や習い事での対人トラブルについて謝罪をするときは「薬を飲んで日常生活で困る特性を抑えようと努力している」ことも伝えたほうが◎。

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<今後の治療について>

薬は効果が出ないと意味がない。毎週通院しながら効果を見ていくことで、1ヶ月半もあればだいぶ落ち着くはず。もし「気持ち悪い」と言われたとしても、効果が出ているのなら3〜4日は頑張って飲み続けてほしい。

発達検査は何度もするものではない、一度受けていれば大丈夫。

障害者手帳・精神障害者手帳、取れるものは取ったほうがいい。療育手帳ももし取れそうなら取ってみて。

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という密度の濃〜〜〜〜〜〜〜い1時間でした。診察後、息子たちに「今度の先生どうだった?」と聞いたら「すごく良い!また行きたい」というので転院は成功した模様。あとは薬を変えることでどれだけ効果が出るかかなぁー。実は今日の夕方から2回めの診察。またここで報告しますね!

<今回のまとめ>効果が出ないときは早めに転院を考えるべきだった…児童精神科の先生オススメ◎薬を飲むなら効果が出なきゃ意味がない!!!

では、今日も読んでいただきありがとうございました☆


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